無題
詩による自分史 13
目覚めの季節
中学二年生になった頃から
何故かクラスの女の子のことが
気になりだした
その中でも特にS子の存在を
意識するようになった
S子はおさげ髪をした
こけしのような顔立ちの
成績優秀な女の子で
クラスで彼女に関心のない子は
一人もいなかった
男の子にとってS子はマドンナだった
そのS子の父親が朝鮮人だという
根も葉もないうわさが広がったのは
M男とS子の仲が
うわさされるようになってからだ
M男とS子に嫉妬しながら
性の匂いのする感情を抱きながら
私は二学期末の試験に臨んだ
英・数・理・国の試験はいつも
百点に近い成績であったが
社会科だけは平均八十点位しか取れなかった
社会科のY先生は
まだ二十代の若い女の先
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