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大船 寿司居酒屋 大寿

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自分がよく通った大船の「寿司居酒屋 大寿」は、今日をもって閉店となる。
思い起こせば、初めての訪問は2012年の5月。
自分がブログを始めたのがその半年前と言うことになるわけだが、このブログの中に散りばめられた「大寿」に関する記事は、およそ90件弱。
最近になって「大船 寿司居酒屋 大寿」などと言う書庫も作った。
書庫にしたのは、恐らくは書き足す件数は限られるとわかったからで、今こうして書いている記事が書庫に入れる最後のものとなることは、なんとも寂しい。

自分が「大寿」を知ったのは、あるブロガーさんの記事による。
鎌倉辺りにお住いの主婦の方の記事だったのだが、大船に好い寿司屋ができて、そこのランチがお得で、美味しいと書かれていた。
大船と言う土地は、寿司の激戦区ではないが、需要もたいしてないのに回転寿司を含めて店の数だけはあった。
そこに新しく寿司屋を出すと言うのは大変なことだな、そう思った。
ある晩、自分は「大寿」を覗いてみたくなって、大船の駅に降り立った。
この時の第一印象が好く、以降は通うことになる。
「大寿」は小さな店で、決して高くはないが、たまに珍しいものが入って愉しませてくれた。
穴子の稚魚である「のれそれ」があったり、初夏の頃には生のとり貝、秋口ともなると新子、びっくりするほどに旨い海鞘。
カワハギの肝などは、大盤振る舞いのようにたっぷりと出してくれ、シーズン中は人の一生分を食べきってしまうようだった。
派手な演出は何もない、朴訥として旨いものを仕入れ、それを飾らずに出す、それが「大寿」と言う店だった。
自分のPCに残った写真は1,043枚。
よくも食べたものよな、そう思うわけだが、いよいよ最後の記事を書かなければならなくなってしまったな。

一昨日のことだ。
自分は、この日を最後と決めていた。
本来は、もっと早く、店が混む前にそれまで通りの姿を記憶に留めるために最後の訪問にしようと思っていたのだが、今日が最後と思ってもどうも名残惜しい、だからまた行く。
これの繰り返しだった。
こちらでは何度かご一緒をさせていただいた「自走式移動胃袋」のとも2様と店を訪ねる。
注文は、いつも通りかな。
旨そうなところを見繕って、いただいて行くことにしよう。

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先に到着をした自分はビールからスタート。
そう、このジョッキでいただく「一番搾り」は旨いのだ。
それも、これが最後か。
ぐぐっと呑らせていただく。
この晩、「一番搾り」は2杯呑った。
とも2様の到着前に酔ってしまっては申し訳がないので、ゆっくりとね。

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当夜の通し、右奥から時計回りに魚の血合い、鰤か何かの漬け、ホタルイカに山葵マヨを添えたもの、メカブだな。
ふふふ、この山葵マヨは好いのですよ。
珍しいものなのかどうかは知らないが、山葵とマヨを混ぜた単純なものらしい。
この山葵マヨでホタルイカをいただくと、いよいよ「大寿に来た」と言う気持ちになる。
旨いね。

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ホタルイカの沖漬け。
そう言えば、昨年は生のホタルイカを一度も食べることができなかった。
今年は沖漬けから始まったが、いわゆる刺身を食べるチャンスがあるだろうか。
昨年のように、全く店頭に出なかったと言うことになると、今年も食べ損ないそうだな。
ホタルイカは肝の部分が旨いと思っている。
沖漬けは肝の旨味が強調されて好いね。
濃厚だな。

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小さな器に随分と入れてくれた。
口に運び、とろりとろりといただいて行く。
ふふふ、芯が濃厚なのね。
肝の風味を愉しみながら、大事にいただいて行く。

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雲丹があると仰るので、いただいてみる。
こうして出された時、まだ動いていた。
とげがむにゃむにゃと動くのを眺めながらいただくのは決して気分が好いものではないが、新鮮であることには間違いがない。
へえ、結構身が詰まっているではないか。
すくって、いただいてみよう。

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時期が早いのかどうかは知らないが、昨年の今頃に比べると身があるように思う。
パクリといただき、舌でねっとりと愉しませていただく。
雲丹など滅多にいただくこともないのだが、たまにこうしていただくと愉しめますね。
酒に替えるかな。

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いつもの「月の輪」が切れていた。
秋田の酒「雪の茅舎」と言うものをいただいてみる。
なるほど、これは好い。
口当たりが柔らかいね。
今まで呑まなかったことを、ちょっと後悔するな。
あまりに旨いので、何杯かいただいてしまった。

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いつでもメニューにあって、ずっと気になっていた「鯵のなめろう」をいただいてみる。
合わせた味噌の塩梅が好いね。
なるほどねぇ、鯵の鮮度も好いから、格別に旨い。
酒が進みますなぁ。
鯵はこれからが旬だから、もっとこうしていただいてみたかったが。

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貝を盛り合わせていただく。
手前から北寄、ツブ、赤貝。
「大寿」に通い始めた頃、よくこうして貝を盛り合わせていただいたものだ。
特に北寄は湯がくと見た目はきれいになるが、やはり旨味が抜けるように思う。
活きでいただけば、身が持つ鮮烈な甘みを愉しむことができる。
旨いねぇ、酒が進んで仕方がない。

実は、この貝が出たところで、時間はすでに20時半を回った。
この日、最後の「大寿」を愉しむためにたっぷりと眠ってきたから、タイマーの方は心配がなかったが。
それでも、そろそろ握っていただく頃合いだな。

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にぎりを2貫ずつの盛り合わせで。
手前から金目、鯖、漬けにした鰤、そして生げそ。
自分にとっては毎度にいただくものばかりだが。

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金目。
この冬の金目は格別に旨いように思っている。
深海魚と言うわけでもないが、深いところにいる魚だから旬などはないのだろうと思っていたが、やはり脂の乗りについては季節感が出るそうだ。
すると今が一番に好いのかな。
特に皮目に乗る脂が旨いね。

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最近では「大寿」と言えば鯖だ、そう言う気持ちになってきた。
自分が通い始めた頃から鯖は旨かったが、知らぬ内にどんどんと味が好くなった。
初めの頃は豊後鯖と、普通の鯖を揃えていたように思ったが、最近では豊後鯖のみを扱っているように思う。
能書きはともかくとして、相も変わらず姿からしてトロトロだな。
艶めかしく輝く鯖に醤油をちょんと付けて口へ運ぶ。
おお、おお、とろけますなぁ。
たまらんですなぁ。
これも食べ納めかい?
冗談じゃないよな。

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鰤は漬けにしてしまったと聞いた。
見ると漬けと言うよりは、たたきになっているのかな。
なるほど、脂が少し足りなかったのかもしれないね。
ま、漬けにして期待とはちがう旨さを引き出した、そう言うところだろうか。

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そして生げそ。
他の寿司屋ではなかなか出さない生のげそを、最後まで出してくれた。
コリコリとして、旨い。
ひとつは柚子胡椒で、今ひとつは摺り生姜で、これは初めからずっと変わらなかった大将の配慮だ。
生げそについて言えば、自分がこの数年で食べた店では、「大寿」がぴか一だったね。

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そして、いよいよこの寿司をもって、自分は「大寿」を〆ることになったと言えば、ちょいと大袈裟だろうか。
最後は、恒例の大人のデザート、炙り煮穴子をいただく。
柔らかく炊き上げた穴子を、更に炙って香ばしさを引き出した。
振り返れば、自分がこの寿司を初めていただいたのは2012年12月。
以来、どれだけ食べたことか。
今後に自分が訪ねるだろう寿司屋で、炙り煮穴子をいただくなどと言うことはないだろうと思っている。
ひとつの店を失うと言うことは、そこでの愉しみをセットで失うことであり、やるせないものだ。

と言うわけで、この晩をもって「大寿」での愉しみは終了。
今日は早い時間から店を開けて、最後まで握り続けるらしい。
タネの続く限り、飯を炊き、客の注文に応えるのだろう。
大将、そしてご家族の今後の健康、発展を祈るばかり。
自分のような薄給サラリーマンに旨い寿司を提供し続けてくれた「大寿」に感謝の気持ちを込めて、この記事を閉じさせていただく。



先週 土曜日のことだが…。

この日は朝から楽器の方に没入をしていた。
練習はいくらしてみても「足りている」と言う段階に到達をしない。
上手く弾けない箇所を繰り返して、何度もさらうと言うことになる。
実に残念なことは、若い頃とは違って練習の成果が維持できないことだ。
土曜日に何度も練習をしてある程度の成果を得たとしても、翌日曜日にはそれが50%にまで劣化する。
さらに月曜日、火曜日とサボるようなことをすれば、振り出しに戻るとは言わないまでも、「せっかくできたのに…」と言うことになってしまう。
腕や手の方の調子が元に戻っていない中だから、ある程度のことは覚悟をしているわけだが、これからの数日は手を抜くわけにはいかない。
とにかく、練習するしかない、そんな日々を過ごすことになる。
幸いにも日中にたっぷりと時間が取れた土曜日は、夜になって大船へ出向く。
閉店が近くなった「寿司居酒屋 大寿」にて一献、プチオフ会が予定されていたのだ。
メンバーは「爺の落書き 横浜生活」の いその爺様、Yahoo!ブログではほぼ同期生のタイコ様だ。
タイコ様には、この先日にも飛び込み参加をしていただいたが、今回は改めてと言うことになる。


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待ち合わせの17時半に3人が集合したのは、さすがは大人と言うことになる。
先ずはビールをもらい、乾杯だな。
各自に出された通しは、毎度のプレートで。
ホタルイカの酢味噌、卵焼き、魚の赤身の部分、そして細く切っためかぶ。
どれも旨い。


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ホタルイカは酢味噌で美味しくいただいたわけだが、考えてみれば昨年の初頭は山葵マヨでいただいたのだった。
すっかり忘れていたな。
ふふふ、やはりもう一度は来て、山葵マヨでいただくことにしよう。
自分は往生際が悪い方でしてね。


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続いてツブを炊いたもの、魚の赤身の部分をいただく。
通しで出していただくには、もったいないようだな。
こうした通しの2枚看板も贅沢な限りだが。


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この赤身の部分は何だったろうか。
パクパクっといただいて、ものが何なのかを聞くことさえしなかったのは、迂闊だったね。
胡麻の油と醤油でちょいと和えたのだったかな。
旨いね。


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ツブも殻から引っ張り出して、いただいてしまう。
この日も上手く抜くことができた。
抜いた身を口に運ぶ。
柔らかく炊けた身からは好い風味のエキスが滲みるね。
「今日の貝も旨い。よし、後に貝盛りでいただくことにしよう」、早々に注文の組み立てが頭の中で決まっていく。


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海鮮が旨いから、ビールはもう好い。
酒を「月の輪」に替える。
「大寿」に通い始めた頃には「獺祭」だ、「あさ開」だといただいたものだが、後に「月の輪」を知ってからは酒で迷うことがなくなった。
元々、飲食一般については気が多い方ではないから、一度 これと決めると変えない方だ。
人からは「佐藤さんはぶれませんね」と言われるが、ただあれこれ考えるのが面倒くさいだけのことなのだが。


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ツブが旨かったから、貝を盛り合わせでいただいてみる。
赤貝、ツブ、北寄、タイラ貝。
タイラ貝などはシコシコとして、風味もよろしく、格別だな。
そう言えば、やはりこちらへ顔を出し始めた頃、貝盛りを好く頼んだのだっけ。
薄給のサラリーマンにしては過ぎた遊びと思いはしたが、当時から仕入れの好かったこの店の貝類は、自分を魅了したのだ。


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刺身もいただきましょう。
手前から金目、鯖、鰤だったかな。
やはり鯖の旨さが格別だ。
もちろん金目も鰤も好いのだが、鯖の旨さは他を凌ぐ。
豊後鯖だそうだが、他所でいただく豊後鯖とも違うように思えるのだ。
甘く、とろとろと口中にて溶けていく。
素晴らしい。


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ひと通り愉しんだから、そろそろ握っていただきましょう。
ら、金目、鯖、鰯、胡瓜巻。
最近は巻きものと言うものをいただいていなかったな。
胡瓜の細切りを巻いたそれを河童と呼ぶのがふさわしいのかわからないが、自分はいつも胡瓜巻と呼んでお願いをしてきた。
どれも旨いね。
やはり鯖が素晴らしい。


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追加で生げそ、そして雲丹。
この日、実は大将が雲丹を仕込もうとしてくれていたのだが、残念ながらそのつもりでいた産地が時化てしまったのだそうだ。
それで獲れたての雲丹がないと言うことで、残念だった。
ものは多少違うことになったが、こちらの気持ちが雲丹になってしまっていたので、軍艦でいただく。
そして伴にいただくものは生げそ。
他の店ではあまり見られないが、こちらに来るといただくことができる。
自分の好物のひとつ。
ひとつは摺り生姜で、今ひとつは柚子胡椒でいただく。
相変わらずに、コリコリと旨い。


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そして、仕上げは大人のデザートを。
我儘を言って、煮穴子を炙っていただくことを初めてお願いしたのはいつのことだったか。
散々に旨い海鮮をやらかした後に、ほろりと溶ける煮穴子の握りを「大人のデザート」などと称していただいて来たわけだが、先ず他の店でそのように表現をすることはあるまいね。
間もなく食べ納めか。

と言うわけで、この晩はこれにて終了。
いその爺様、タイコ様にもお愉しみをいただいたことと思う。
これから何度来られるかな。
もう一度くらいは、訪ねたいと思っているところだ。


自分が頻繁に訪ねる大船の「寿司居酒屋 大寿」が、間もなく閉店してしまうことになった。
理由などは聞いても仕方がないので、自分は知らない。
例えば移転するのか、あるいはどこかで雇われるのか、これも聞いてみないから知らない。
話を聞いたのはしばらく前のことだから、夜逃げと言うわけでもないらしい。
閉めるのは、間もなくのことと聞いている。
すると、今年のカワハギの肝、白子などはきちんといただいたから好として、これからシーズンを迎えるだろ食材を自分はどこで愉しめばよいのか、これが大問題だと言うことになる。
本来ならば、4月以降はどこそこへ来てくれれば出す、そう言って欲しいのだが、そんなことは言えるものでもないらしい。
自分はすでに、「新子は、もう食べられないな」、そう思ってはるか先の話について、すでにがっかりとしている。
考えてみれば、薄給の身でありながら寿司屋に馴染むなど、分不相応の愉しみをしてきたのだから、もう充分だろうと思えないこともない。
ま、残された数日、せいぜい旨いものでも食べさせていただくことにしよう。

さて、先々週 日曜日のことだ。
日中の自分は調布にいた。
ちょっとした音楽仲間の集まりがあって行ったわけだが。
終わって皆で食事でもと言うのを失礼して、大船へ向かった。
間もなく閉店すると言うから、食べ損なったものはないよな、そんな思いで向かったわけだ。
この日は、普段よりも贅沢をしても好いかな、そんなつもりだった。
まあ、贅沢と言っても、いつもよりもひと品多く頼むか、せいぜいその程度のことだが。

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毎度のキリン「一番搾り」を美味しくいただくことができる店だったのだが、ここがなくなると困るな。
本来、「一番搾り」が好きなわけではない、このジョッキで呑むと不思議に旨いから呑んでいるだけのことだ。
同様に「一番搾り」を旨く出す店は、自分にとっては関内の「たらふくちゃん」と言うことになるのだが。
一昨年に転居をしてから、遠いのよね。
これまた困ったな。

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この日は、ツブが通しででた。
へぇ、2個かい。
サービスが好いな。
下手なのだが、何とか引っ張り出していただいてみる。
うん、旨いね。
貝の中に残る出汁も、くるくると回していただいてしまう。
もったいなくて、残せないからね。

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もうひとつ通しが出た。
何かの魚の血合いの部分。
さすがは寿司屋で、血合いと言えども旨く出す。
レシピを聞いておけば好かったな。
醤油と胡麻の油が入っていることくらいしか自分にはわからない。

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血合いがねっとりと旨いので、ビールを酒に替えた。
岩手の「月の輪」は、この店で覚えた。
海鮮との相性が最高だな。
これでいただくと血合いのねっとり感があっさり感へと変わるような気がする。
この晩、自分は「月の輪」を相当に重ねることになったのだが、不思議と酩酊をしなかったし、例のタイマーも点滅することがなかった。
そんな晩もあるのよね。

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「今日は鰹が入ったのですが、あまり好くなかったんです」、そう仰りながら、漬けにしたものを出してくれた。
大将が仰る「好くない」がどう好くなかったのかは自分にはわからなかったが、確かに少し身が柔らかかったようには思った。
もしかすると身がぐずぐずだったのかも知れない。
こうして切り身にして、漬けにされた後では自分のような者が判定することはできないが。
では、旨くなかったのかと言うと、決してそんなことはない。
旨いじゃないとパクパクやらかしてしまう。
それにつられて「月の輪」も重ねる。

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ガラスケースの中で鰯がお出でお出でをしているな。
まだ握ってもらうには早いなと思ったから、ちょいと炙ってもらうことにした。
寿司で使う鰯を炙ってくれと言うのだから、贅沢な話だよなとは思う。
こう言う骨の多い魚をいただくのは苦手ではない。
ゆっくりといただいたのでは冷めてしまうなと思いながら、ほじくっていく。
旨いね。

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「今日は金目が美味しと思います」と仰るので、切ってもらうことにした。
金目だけではつまらないので、赤貝、北寄貝と合わせてもらう。
この金目、確かに旨かった。
風味も好いし、上品な脂がねとりと乗って、唸らせてくれましたね。

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せっかくなので金目のアップを。
こうして見ても、脂が身の中まで入っているのがわかる。
さぞかしメタボな金目だっただろうね。
山葵をちょんと乗せ、端に醤油をちょいと付けて口へ放り込んだら、溶けるようだった。
なるほどねぇ、店を閉めると言うことは、こう言う金目も食べられなくなると言うことなのね。
ふん、ひどい話だよな。

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赤貝も好物なのだが、最近ではいただいていなかった。
ひもの部分をこりこりといただく。
濃厚な風味が実に好い。
飲み下しては鼻に息を抜き、愉しんでいく。
こんなに旨いなら、もっと愉しんでおくべきだったぜ。
惜しいね。

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さらに「月の輪」を。
この晩は好く呑めた。
こうして21時近くまでいたのだから、自分にしてみれば珍しいことだった。

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そろそろ握っていただきましょうというわけで、右から金目、鯖、小肌。
鯖は裏切られたことがない。
そして今シーズンの小肌は格別に旨いように感じている。

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全くねぇ、この鯖はどうしてこんなに旨いのだろうか。
正に口中にて溶ける。
少なくとも自分が知る限りにおいては、いつでもこれだけの鯖を出す店は他にない。
これも食べられなくなるのか…。
嫌になっちゃうよね。

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最後は大人のデザートできっちりと〆た。
食べて店を出たのは21時頃だったかなぁ。
不思議とタイマーも切れず、自分の後から来たお客さんも先に帰ったほどだから、相当に呑んびりとさせてもらいました。
閉店までに何度こられるだろうか。
実は一昨日にも行ったのだが、今週はもう行かれない。
来週にもう一度行かれるだろうか、鯖の食べ納めをしなきゃならんなと思っているところ。



先週 木曜日のことだが…。

この日は、西東京の事務所でちょっとした打ち合わせが昼からあったのだが、自分は朝からそちらへ出向いていた。
本来ならば一度は川崎へ出て所用をこなし、旨いランチでも探しながら西東京へと移動したい、そう考えるのだが、打ち合わせとは言わないまでも簡単な相談事などあり、朝から西東京で待機をしていた方が好いなどと言うこともある。
この日が、そうだった。
その代わりと言うわけではないが、用事が済めばさっさとずらかってしまうつもりでいたから、気分的には楽なのだ。
昼を過ぎて、来客2件。
話の内容な面倒でもなく、極めて事務的に打ち合わせをこなす。
終わって15時を過ぎた頃だったろうか、自分は事務所を後にした。
この日は、「夜は『大寿』」、そう決めていた。
日曜日に真鶴の「湊原忠」にて鱈腹に海鮮を詰め込んだばかりではあるが、あまり肉を好まない昨今は頻繁に魚介を食べたくなる。
朝から西東京へ来る途中、朝食は例の「いろり庵きらく」で済ませたから、ランチはスキップをしてしまう。
昼の休憩時間は、事務所で惰眠に引き込まれながらも、夜はどうするかと考えるわけだが、意外に早く店は決まった。

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実はこの日、「大寿」へ来たのにはもうひとつの理由があった。
少し先のことになるのだが、「大寿」であるオフ会が開催される。
その予約もあって、店に来た次第。
電話で済む話ではあるが、切っ掛けがあるならば訪ねたくなる店でもあるからね。
入り口の引き戸をからりと開けてみたら、カウンターの端に楽団の同僚が座っていた。
自分も隣に座らせてもらい、先ずは乾杯。
毎度の一番搾りは、この日も旨いね。

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この宵の通しは、海鼠。
コリコリとしたところを、うんぎゅ、うんぎゅと噛みしめながらいただいていく。
次第に口中にてとろけていくがごとしだな。
いつの間にか消えてなくなるから、海鼠と言う食材も不思議なものだと思う。
基本的には好きな食べものなのだ。

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間もなくシーズンも終わりだろうから、今の内にいただいておこうとお願いをした真鱈の白子。
今年も結構 いただいたようだ。
こうしてポン酢でいただくも好し、寿司の軍艦巻きでいただくも好し、国産が手に入る内は愉しませてもらう。
やがてアメリカ産に切り替わるわけだが、やはり味の鮮烈さでは比較にならない。
アメリカ産がもっさりと感じるのは、鮮度の違いなのか、白子の出来そのものなのか。
自分にとっては、国産でないと食べた気がしない。

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冷たく冷えている内に、ちゅるんといただく。
ふえー、旨いねぇ。
間もなくシーズンが終わるとはとても思えないのだが。
これはポン酢でいただくだけでは済まないかな。
後ほどに、少し遊ばせてもらおうかな。

ここで、ブログの方で仲良くさせていただいているタイコ様へ連絡をする。
「ただいま『大寿』に来ていますが、オフ会の予約をいたしますよ」と言う内容なのだが。
すると、すぐに返事が来て、これからお出でになると仰る。
へ? 承知をいたしましたと言うわけだが、すごい行動力ですね。
以前から「案内をしろ」と言われていたのを放り出していた自分に、痺れを切らされたらしい。

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続いて大将が出してくれたものがこちら、アワビツブと言う巻貝だ。
そう言えば、以前にもいただいた記憶がある。
正式にはモスソガイと言うらしいが、大将の故郷ではアワビツブと呼ぶと聞いた。
海の砂地に住む貝らしい。
食感がアワビににているから、この名前が付いたと言う。
ツブ貝と同様に、煮て食す。
黄色い部分は卵、ぎゅっと詰まってかなり旨い。

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アワビツブが旨いので、酒を「月の輪」に替えてもらう。
岩手で女性の杜氏が作るこの酒は、海鮮に好く合うと思っている。
「大寿」は「獺祭」や「水神」など好い酒を置くが、自分は「ここでは『月の輪』」と決めている。

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続いてはツブ貝を。
身は少し小振りだが、煮付けたところをいただいてみる。
この晩のツブ貝は強情な連中が多くてね、引っ張り出すのに苦労をした。
なるほど、アワビツブも旨かったが、ツブ貝も好しですな。

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この宵もくり蟹をいただく。
もう終わりと聞いてから、何度かいただく機会があった。
自分の分をほぐしていただき、間もなく到着するだろうタイコ様の分も用意をしていただく。
相変わらずに旨いね。
これが3度目だったかな。
随分と贅沢をさせていただきました。

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前回は焼酎だったからやらなかったが、この宵には燗酒をもらって甲羅酒をさせてもらう。
熱い酒を甲羅に注ぎ、少し待って蟹の風味が酒に溶け出すだろう時間をイメージする。
甲羅を手に持ち、少しゆすってやったりしながら気分を乗せて、やがて口元へと運び、ちゅうと啜る。
うん、うん、うん、旨いね。
ははは、贅沢だな。

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タイコ様が来られたのは、このタイミングだったろうか。
大船「大寿」への初訪問を、お楽しみいただく。
海鼠から始まって、白子、アワビツブ、ツブ貝と組み立てて来たわけだが、この辺りで好いところを切ってもらうことにした。
鯖に鰹。
鯖は毎度に間違いのないところだ。

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この晩の鯖、美しいね。
酢で〆たと言うよりは、洗った程度なのではないかと思ってしまう。
腹身に脂がとろりと乗りましたな。
さすがに旨い。
後に寿司でもいただくことにしよう。

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後に遊ぶと言った白子は、こうしていただいた。
大将にお願いをしたものは、「こぼれ白子なんてお願いできますか?」と言うわけだが、「できます」と請け合って出されたものがこれ。
軍艦巻でいただいたことは何度もあるが、寄せ集めた白子をにぎりにしていただいた。
まだ冷たい白子を飯とともに頬張る。
うーん、これはかなり旨いですね。
シーズンが終わるまでに、もう1度くらいいただけるだろうか。

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この晩はえらくいただいてしまったわけだが、そろそろ終宴に向けてにぎっていただく。
手前から、鰤、鯖、サーモン。
今年は鰤を随分といただいたので豊漁なのかと思っていたら、王子の狐様から「氷見の方では思わしくなかったらしい」と教えていただいた。
越前クラゲの話を聞かなかったからそう思ったのだが、どうやら簡単な話ではなかったらしいね。
その割には旨い鰤を何度もいただくことができ、それは幸運な話ではあった。

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そして〆には毎度の大人のデザート、炙り煮穴子を握っていただく。
炙って、未だ温かみの残る穴子をいただけば、この晩も幸せになれてしまう。
自分などは単純にできているので、旨いものを与えておけば昼間のことなどはすべて忘れて、翌日に向けてリセットができてしまうのだ。

と言うわけで、この晩も終了。
タイコ様にはゆっくりとされる時間もなかったわけだが、それは次回に。
その頃には、また新しい季節の食材があるかな。



それは、東大島の「玉川屋」にて天重をやらかした先々週の日曜日、その晩のことだが…。

楽団の練習を終えた自分は、真っ直ぐに大船を目指す。
3月末の公演に向けて練習が混んで来た自分は、夜の外呑みを減らしているので、「呑む時は、好きな場所で」、そう思っているのだ。
野毛でも好いのだが、この日は東大島から帰るために、総武線快速を使う。
横浜で乗り換えるひと駅が面倒で仕方がない。
それで、野毛は後日にと言うことにして、この日は大船へ向かった。
疲れた体をほっと休めるには、早い時間の「大寿」は打ってつけなのだ。
自分が「大寿」に着いたのは18時を20分ほども回った頃だったと思う。
先客には顔馴染みの女性がお独り、自分は1席空けて隣に座らせていただく。

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昼の天重が、決して重かったわけではないので、ビールから始めさせていただく。
こいつをくっくっと呑って、ほおとため息をつく瞬間が好きだ。
練習後は、ゆっくりと呑り、声にこそ出さないが疲れを吐き出すがごときに深い息を抜いてやる。
10年くらい前は、ジョッキを初めからふたつもらって、1杯目はひと息に呑み、
「あ゙ーっ、うまいぞぉ!」なんて真似もしてみたものだが、最近ではそのような子供じみたことはできなくなってしまった。
とは言いながらも、結構なペースで呑み、あっという間にジョッキを替えてもらったのだから、相変わらずに呑み方が乱暴だなとは思う。

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この日の通しには、烏賊を炊いたものが出た。
何だろう、味噌で炊いた? いや、烏賊の肝も入ったようだな。
ふうん、味わい深いのね。
かなり柔らかいから、相当に炊き込んだな。
これじゃ、ビールが進んで仕方がないね。

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続いて、通しがもうひとつ出た。
小ぶりのカレイを炊いたもの。
おや、腹子が付いている。
へえ、贅沢だよな、カレイの腹子は大好物だ。
こんなものが出たのじゃ、ビールばかりを続けているわけにはいかないね。

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と言うわけで、酒は「一刻者」のロックにする。
この日は確か、日中がかなり暖かだったのだ。
「花粉が飛び始めたな」、そう思うほどに目にも痒みを覚えた。
それで燗酒も好いが、芋焼酎のロックにした。
久しぶりだなとも思うが、いよいよ春が近づいてきたらしいと言う感覚に、少しワクワクとする。

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何をいただこうかと思ったが、「カワハギが間もなく終わると思います」と大将が仰るので、造りでいただいてみる。
薄造りの1枚で肝を巻いて、醤油にちょんと付け、ぱくりといただく。
そうか、これが食べ納めかなと思うと、一層に旨いね。
今シーズンは、よくいただいたな。
肝軍艦などと罰当たりないただき方を随分としたものだが。

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くり蟹が未だあると仰るので、この晩もいただいた。
客が少ない時間だったのでこうして頼めるのは、大将がほぐしてくれるからだ。
店が混んだら、とても頼めぬ。
自分でやってくれと言われたら、このように丁寧にほぐす根気は自分にはない。
相変わらずに旨いな。
この晩は甲羅酒は呑らなかった。

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くり蟹でかなり満足をしたのだが、腹が満たされたわけでもないので、ガラスケースの中を覗いてみる。
海老の横に頭だけ転がっていたので、「どうするの?」と聞いてみたら、「味噌汁にでもしようかと」と仰る。
ちょいと我儘を言って、炙ってもらった。
ほう、こんがりと出てきましたね。

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脚だけ外したら、味噌が結構入っていた。
これをほじくり出すなどと言う面倒は自分にはできないから、がぶりとやらせていただく。
焼けた甲羅も、香ばしくて旨いものだ。
大将の味噌汁の計画は壊してしまったが、美味しくいただいたのでご勘弁をお願いする。

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腹は膨らんでいないが、酩酊は進んで来た。
そろそろ握っていただきましょうかと言うわけで、お願いをした。
自分のスタイルは、好きなたねで2貫ずつ。
この店は1貫ずつから請けてくれるが、自分は好みを2貫ずついただくのが好きだ。

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そう言えば、鯵をしばらかくいただいていなかったかな。
この日は身の厚い奴が旨そうに見えたので、お願いをした。
口に入れてみると思った通り、風味よろしく、ねっとりと歯に絡み付いてくるようだ。
わずかにつける醤油が、身の甘みを引き立てたね。
旨い、旨い。

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鰤はすごい脂だな。
今年は漁に問題があったとは聞いた記憶がないから、豊漁だったのだろう。
数年前までは越前クラゲの被害で定置網がどうしたとか聞いたものだが、今年辺りはそう言うニュースに触れなかったような気がする。
この鰤もねっとりと旨かったね。

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まぐろもいただきたいのだが、鯵や鰤と並べてみてポジションが決まらないなと悩んでいた。
「漬けがありますが」と仰っていただき、そりゃぁ好いね、お願いしますと言って出て来たのがこちら。
自分もよく自宅でわざと刺身を余らせて、前夜から醤油と酒を使ったタレに漬け込んだりする。
だが、このように見事に使ったことはない。
なるほどねぇ、職人の仕事はこう言うものか。
身はしっかりとして、歯応えすらありそうに見える。
実際に口に入れると、刺身よりは食感がしっかりとしているかな。
えらく旨いものだな。
こちらでこれまでに漬けをいただかなかったのは、失敗だったな。

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「大寿」の鯖については、これまでに何度も触れて来た。
まず間違いのないところで、この晩も期待通りだ。
とろりと乗った脂が、口中で温められて溶けてくる。
鯖の身も飯も、口中で噛みほぐしていきながら、舌でもてあそぶ。
幸せだねぇ。

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〆の大人のデザート。
ふふふ、これまでに何貫をいただいてきたことか。
このふっくら、ほわほわの炙り煮穴子をやらないと、どうも「大寿」へ来て〆た気がしないのだ。
この晩も変わらず、期待に応えてくれましたね。

と言うわけで、この晩も満足をして勘定にしてもらう。
次に来る時には、くり蟹もなく、カワハギもないのだろうね。
さてさて、何をいただきますかねぇ。
今から愉しみだな。


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