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17日(日本時間18日)に行われたWBC世界ウェルター級タイトルマッチは挑戦者フロイド・メイウェザーがチャンピオン、ビクター・オルティスを4RKOで下した。
しかしこのKOシーンは物議を醸した。 このシーンを振り返ってみよう。 試合はメイウェザーが主導権を握りながら第4Rへ。このラウンド、メイウェザーは距離とタイミングをつかんできたか右ストレートを再三ヒットさせる。しかしラウンド終盤オルティスの右フックが当たりメイウェザーが後退しロープに詰まる。オルティスはラッシュするがメイウェザーのショルダーブロック等のディフェンスに阻まれクリーンヒットは皆無だ。両手が出なくなったところでオルティスは頭を突き出しメイウェザーの口のあたりにヒットするオルティスは左ストレートをフォローするがメイウェザーは顔をしかめて横を向きこのパンチはヒットしなかった。そこへレフェリーのジョー・コルテスが割って入った。 オルティスはすぐさまメイウェザーのところに謝罪にいった。 コルテスは両者を引き離しオルティスに減点1を与えるジェスチャーをして『let's go』と漠然とファイト再開を促した。 ここでオルティスはファイティングポーズをとる代わりに再びメイウェザーに近寄り肩に手を置いて謝罪した。メイウェザーは謝罪を受けるようにその両手を下ろした。次の瞬間、無防備のオルティスに左フックから右ストレートを見舞ったのだ。この時、コルテスはタイムを確認しているのかよそ見をしている。ノーガードでパンチを受けたオルティスは後方にもんどりうってダウン。状況を読み取れないような表情でテンカウントを聴いた。 といった顛末である。 ここでの問題点をコルテス、オルティス、メイウェザーの3人の立場から検証してみよう。 まずコルテス。ヘディングがあった後、両者の間に割って入り、メイウェザーに謝罪するオルティスの腕を掴んで減点1の指示を出す。ここまではいい。その後『let's go』と声をかけ後ずさりしながら違う方向を見る。問題があるとすればここだ。通常の慣用句『box』ではないにしろ『let's go』もよく使われる言葉のようである。これをオルティスがファイト続行の言葉であることを知らなかった訳ではないだろう。この後、コルテスはファイト続行を促しておきながら他方を見ている。ここで両者をしっかりと見ていれば再び近寄ったオルティスとメイウェザーの間に割って入り戦闘体制をとらせてから続行できたかもしれない。しかし見ていても流れのなかで謝りにいったオルティスやパンチを打ったメイウェザーを止められなかったかもしれない。 オルティスを検証しよう。ヘディングは当然いけないことだ。これに対しすぐさまメイウェザーのもとに近づき謝罪した。このヘディングは故意に行ったものでパンチが当たらずにイライラしたのだろう。これ時までにも頭をもっていくシーンはあった。頭が当たったメイウェザーの唇は切れて出血していた。かなり強く当たってオルティスの頭にも感触が残り罪悪感が残ったのかもしれない。それが再開後の余計な謝罪につながったのかもしれない。この謝罪はいらなかった。 メイウェザー側から考えよう。ヘディングを受けた怒りはあったかもしれない。しかし一度キッチリ謝罪を受け入れた。再開後もなお謝りに来たオルティスに対して『いつまでなれ合ってるんだ。もう試合は始まってるんだぜ』と言わんばかりにパンチを振るった。スポーツマンライクではなかったかもしれないがルール違反ではない。 ある人のブログによる評論家の意見には゛メイウェザーは非情なほど勝ちに徹する。グローブタッチング等しないし試合終了直後に抱き合ったりもしない。モズリー戦でもグローブタッチを拒否してパンチを打っていった゛とある。評論家が言うぐらいのことであるからオルティスのメイウェザーに対する認識、あるいは研究不足ともいえるだろう。 メイウェザーにしてみれば、そこに打つべき標的があるから打っただけの事だ。 過去の様々な試合でもクリンチ状態になり膠着した時に勝手にブレイクと思いこみ気を抜いた時や最終ラウンドではない、ラウンドはじめに無防備でグローブタッチに行ってパンチを食ってダウンしたりする例は数多くある。 誰のせいだとかいうより、この試合は教訓を残した。試合中は決して気を抜いたり相手から目を離してはいけないということだ。 私も現役時代にはよく金子名誉会長から『リングに上がったら戦争なんだから決して気を抜いてはいけない』とよく言われた。 結局のところ、試合後メイウェザーが言った『いつだって自分自身でまもらなければいけない』ということだろう。 |

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確かに、決して「絵に描いたようにクリーンな結末」ではなかったかもしれませんが、私もオルティスは気を抜き過ぎていたように見えました。
飯田さんの仰る通り、メイウェザーに対する研究不足や認識不足があったと思います。
金子名誉会長のお言葉は、「さすが!」と思わされます。
しかし、コルテスはてっきり黙認したと思ってたんですが、よそ見をしてたんですねw
これだけはちょっといただけませんねww
2011/9/23(金) 午前 5:18 [ kup*a*157 ]
コルテスのレフェリングなども問題がありましたが、やはりボクはオルティスが一番アホだと思いました。
謝罪のグローブタッチは全然構わないと思うんですが、その最中にでもリングの上では一瞬たりとも気を抜いたらダメですよ(…クリンチの離れ間際も同様です)
一流ボクサーはあんなミスを犯しません(>_<)
…リカルド・ロペスなんかはグローブタッチの時にでも、常に片方の手はオンガードの状態になってます。
オルティスは4R劣勢だったなか、やっとの反撃(…ヒットはしてませんでしたが)
その最中にヘディングで自ら水を差し中断&減点→そしてパンチをもらいカウントアウト。
簡単にいえばメイウェザーはビッグマッチを知り尽くした戦士(ウォーリア)で、オルティスは“田舎モン”だと思いました。
2011/9/24(土) 午前 7:00
本当にこんな簡単に美味しい思いができるだなんて…
夢みたいだけど、ホントの話です。独身貴族にもチャンスってあるものですね
ttp://au.i5phone.net/kzs7pu0/
2011/9/25(日) 午前 3:16 [ まさか・・・ ]
雄さん、オルティスは若さが出たんですかね。
名誉会長の言葉は重みがありました。
2011/9/26(月) 午後 0:46 [ 飯田トレーナー ]
茶人さん、オルティスの油断なんでしょうね。
あるいは拳を合わせてみてメイウェザーにはかなわないと思って自らあんな幕引きをしたのでは、とも考えてしまいます。
2011/9/26(月) 午後 0:49 [ 飯田トレーナー ]