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この日を振り返ってみよう。 ジムへはいつも通り1時前に行った。 世界戦に集中するため練習は休みとなっていたので忘れ物がないようにチェックし待機した。 そして2時30分、会長の車で大会長、大会長夫人、事務員の池松さん、柴田さんらと共に日本武道館へ向かった。 清水はマネージャーの車で30分後に出発することになっていた。 正確な時間は忘れたが1時間前後で日本武道館に着いた。 内海トレーナーと合流しまずは控え室に向かった。 セコンド着に着替え内海トレーナーと横断幕を貼った。 そして会場とリングのチェック。 清水やマネージャーも到着しリングに上がってみる。 控え室に戻りバケツの準備をする。今回はウォーターマンだ。製氷機があって氷が貰えると聞いていたので場所を聞いてバケツ2つにたっぷり入れて戻った。 まだ時間があったので他の雑用をして戻ると金子マネージャーと内海トレーナーが氷嚢に氷を入れていてほぼ終わりかていた。 だいぶ氷が減ったのでさらに追加を取りに行きボトルの水やエンスウェルを入れて冷やしておいた。 事前の打ち合わせであまりあちこち動きまわらないで控え室で待機し何かあったらすぐ対応するとの事だったので動きまわらずにいた。 しかしヴァンテージを巻く際のヴァンテージチェックの役目を担っていたのでカサレスが巻き始めるという4時20分頃、カサレスの控え室を訪れた。しかしJBCの役員からトイレに行きたいので10分後に来てほしいと言われ一旦引き上げた。 10分後、控え室のドアを開けるとモンティエルファミリーがいて(フェルナンドも)奥でカサレスが椅子に座っていた。計量時にはげっそりしていたと聞いたが、その彫りの深い顔はもとに戻っていた。 エキサイトマッチで見るような選手が目の前にいるので写メを撮りたいと思ったが仕事に徹しようと自重した。フェルナンドは試合前ではないせいかやや腹が出ている。しかし足は細く、三角筋から上腕にかけてはガッシリとしていた。 JBCの役員が清水側へは誰がヴァンテージチェックに行くのか訪ね通訳の女性が「モンティエル?」と問いかけると「みんなモンティエルだよ!」といった風に笑った。結局、清水側にはフェルナンドが行くようだったが清水は4時45分から巻くとのことだった。それを聞いたカサレスは同じ時間に巻き始めたいと言い出した。そのためまた出直しとなった。 そして15分後、カサレスの控え室に向かった。するとフェルナンドが向こう側から歩いてきた。 すれ違う時、お互い「ご苦労様」といったふうなアイコンタクトを交わした。 カサレスの控え室に行くと陣営は準備を始めた。カサレスはオフィシャルが用意したものではなく持参したテーピングと包帯を使うという。もちろん事前に申請し認可を受けたものである。しかし念のため私も触って確認した。 一人が椅子に足を乗せて膝を立てその大腿部にカサレスが腕を乗せてもう一人がその手にテーピングを巻き始めた。二人がかりだ。通常ボクサーは椅子に後ろ向きに座り背もたれにタオルを掛けその上に手を乗せてトレーナーが巻いていく。 初めて見るやり方にちょっと驚いた。 モンティエル兄は手際よく巻いていく。私は少しでもプレッシャーを与えようと間近でテーピングがナックルにかかっていないかチェックする。 カサレスはスペイン語で何かブツブツ言っていたが意味が分からなかったので無視した。 巻き終わり、その拳を確認しJBCの役員がサインをした。 グロービングチェックもすることになっていたのでグロービングの時間を確認し戻った。グロービングは5時30分にするとのことだった。 清水はすでにヴァンテージを巻き終えていた。グロービングは5時20分からするとのことだった。 ベネズエラからの特別セコンド、メミン氏も来室し臨戦態勢は整った。 フェルナンドがグロービングチェックに来た。 もう5時20分だ。私も時間を見ながら28分頃、カサレスの控え室に向かった。 カサレスが役員立ち会いのもとグロービングを始めた。 私もグローブの絞り具合などにチェックを入れながら確認しテーピングを巻いた上にJBC役員がサインをした。私はカサレスとグローブタッチをして控え室を後にした。 戻ると清水はグロービングを終えていた。 入場は5時50分。あとわずかだ。 金子マネージャーがミットを受けアップする。調子はいいように見えた。 時間いっぱい。清水、スタッフで円陣を組む。マネージャーの号令で黙祷!それぞれいろいろな思いが頭を駆け巡ったであろう。黙祷を終えて清水がガウンを着た。いよいよだ。 テレビ局員の合図で廊下に出る。 入場曲の『スカイハイ』が鳴り響く。しかしタイミングを計るテレビ局員が制止をかける。 頃合いを見てGOサインが出る。 いざ勝負のリングへ向かう! つづく… かもしれない |

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