|
ちょっと ( いや、だいぶ? ) 伸びた。 芽吹きの春、そういうこともあるわな。
|
機械式カメラ
[ リスト | 詳細 ]
|
電池は無くとも問題は無いが、 さすがに玉無しでは撮影できぬ。 というわけで、ようやくM3に付ける玉が決まった。 結局、以前にも使ったことのあるドイツ製の中望遠レンズ、 Steinheil Munchen Culminar 8.5cm / f2.8 に落ち着いたのであった。 アルミ鏡胴のせいか、このクラスのレンズにしては 271g という軽量さ。 その素材ゆえ傷が付きやすいのが難点なれど、 今回入手した玉についてはかなり綺麗だと思う。 以前使っていたやつはかなり草臥れてたからねぇ。 レンズの全長は、鏡胴をいっぱいまで伸ばした状態でフィルム2本分ってとこか。 90mm 用の L-M 変換リングを介してボディに装着すると、 このレンズをボディに付けた時の総重量が 890g 。 他の中望遠レンズなら 1kg オーヴァーは確実やろな。 ただでさえ重いM3に重いレンズなど付けたくはないから、 この程度の重量で抑えられたのはよかった。 しかし、それでもA型の約2倍の重さなんよなぁ・・・ 自分の中では 50mm レンズはA型の近接 旧エルマーで完成してるし、 広角レンズは自分の視覚に合わないから出番も買う必要もまったく無いし、 となると、M3に付けるレンズとしては 73 〜 90mm まで、 欲を言えばやはり Hektor 73mm がベストだが、 値段・重さ・大きさなどを考えた時に この Culminar 8.5cm というのはベターな選択ではなかろうか。 眼鏡を掛けてファインダーを覗いた時に、 ちょうど 90mm の視野枠が見やすい状態にあるというのはすこぶる快適。 そう、自分にとっての快適さ。
それが結果的に写真につながるなら、 やはり道具選びは軽視できない。 |
|
クリスマス前のこの時期は世の中がプレゼント・モードで、 そういえば 「 賢者の贈り物 」 なんて話があったなぁ、と。 ・・・といっても詳しい内容は覚えてないけど、 時計を売って奥さんのために櫛を買った夫と、 自分の髪の毛を打って夫の時計のベルト?を買った奥さんの話だったような。 そんな美しい話とは比べものにならない、愚者の買物の話があった。 ヘクトール 7.3cm / F1.9 ですよ、事の発端は。 そのレンズが無性に欲しくなって、でも安いものではないし、 たとえ入手したとしても、それを装着するボディが無いので意味無し。 じゃあ、ボディを買うか? いろいろ検討した結果、M3? バルナック型はA型が最高なので。 しかし、デザイン的にM3はゴチャゴチャしてるしなぁ。 で、いろいろ調べてみたら、 初期生産のM3は後期ものに比べると幾らかスッキリしてるような。 『 古いものほど作りが良い 』 という法則はここでも効いているのか、 初期型M3の作りの良さはどこでも語られているようで。 へ〜、そうなんや。 ほな、初期型のM3を。 で、14日に入手 ( 展開、早っ! ) #740***、M3発売翌年の 1955年製。 巻上げはスプリング式のダブル・ストローク。ガラス圧板。 ・・・というのは 「 それがどうした? 」 なわけであるが、 視覚的には 「 フレーム・セレクター・レバー無し 」 で、 「 巻き戻しノブの中央指標は棒線のみ 」 で、 「 距離計二重像は横長四角で、被写界深度確認用のノッチは無し 」 で、 「 フィルム感度設定ダイアルの指標が ASA 200 まで 」 のすっきり・シンプル型。 さて、そんなM3をA型と比べると、やっぱりデカイねぇ。 セルフ・タイマー、要らん。 シンクロ接点、要らん。 1/1000 の高速シャッター、要らん。 それらのことを考えると、やはりA型はスンバラシイ! 余計なものが一切無い。オマケがいっぱい付く前の完成形。 レンズ欲しさにボディを買ったまではよかったが ( いや、良くないか ) 、 ボディ買ったので、残念ながらレンズ買えません。 愚者の買物。 広角は自分の視覚にまったく合わないので、 50〜90mmまでのLマウント・レンズで、 出番の無い玉をお持ちの方は是非 1万円でご提供を! まさにカフェ 「 G 」 マスターのような気分である。 ヘクトール 73mm か、ズマレックス 85mm であれば、 頑張って3万円までなら・・・って、そりゃ無茶な話やなぁ。 とりあえず、初めて使うネオパンSSを装填して、 引き伸ばし用のフジノン 90mm/5.6 を変換リング経由でボディに装着して、 ピント合わせは自分が前後に動く!で撮影中。 半分撮り終えたら、残り 12 カットは引き伸ばし用の Leitz Varob 50mm/3.5 で。 1/50 のシャッター音がものすごく気持ち良いネ!
スプリング巻上げの感触については、 ラチェット式を使ったことないので比較できません。 でも、やっぱり巻上げはノブをグリグリのほうが好き。 |
|
現在進行形のものなんて、私は信じないし、興味がないわ。 レトロ趣味な訳じゃないの。 只、今という時代がどうしようもなくやりきれないだけ。 ( 嶽本野ばら 『 ミシン 』 より ) ずっと前から一度は使ってみたい、いや、欲しい! そう思いながらも、現存の状態や対応するフィルム、 現像依頼の手間などから入手までには至らなかった憧れのカメラを、とうとう! やはりこれは自家現像するようになったことがとても大きいだろう。 カメラ屋さんに出してもなかなか対応してくれなかったり、 仕上がるまでに時間と費用が必要以上にかかったり、 スプール返却希望と伝えておいても捨てられたり、 そういう心配が自家現像することで一切なくなるわけだから。 その、欲しかったカメラというのはこれ↓ そう、単玉バージョンは 「 ベス単 」 の愛称で親しまれている、 あの Vest Pocket Kodak である ! 特に探していたのは、 ボディが結晶タイプ ( ひびが入ったような表面仕上げ ) とか革貼りのものではなく、 「 ツル単 」 と呼ばれる、まさにブラックペイントのみのツルっとしたボディの個体。 レンズもシャッターも蛇腹もボディも奇跡的に綺麗な一台を、 購入希望価格範囲内のジャスト1万円で入手できたのはラッキーだった。 ボディの刻印などから推察するに、 どうやら 92 年前の 1917 年に作られたものらしい。 なんと 「 第一次 」 世界大戦 ( 1914 〜 1918 ) 中のカメラ! 第一次世界大戦なんて、聖徳太子とか坂本龍馬とか、 その辺のレベルと同じぐらいの出来事にしか思えないのに、 現実に目の前にこうしてやって来て、 しかもなんの問題もなく使えそうっていうのは不思議やなぁ。 フィルムは 127 という、今となってはちょっと特殊なサイズ。 でもいまだに作ってくれているメーカーはあるし、 120 フィルムを自分で切り出せば何の問題も無く使える。 とりあえず、近所のカメラ屋でクロアチア製の 127 フィルム 「 efke 」 を、 期限切れを承知で一本買ってみた ( 470円 ) 。 今年 4月10日のチョートクさんの blog に、期限切れの efke の話題あり。 その一部を。 すでに期限切れから5年経過しているが、 スデク好みのトーンカーブの 「 寝た 」 いい感じのトーンが期待できる。 こういう年月をフイルムに感じることができるのは、ワインなみの楽しみである。 デジカメのメモリーには期待できない技だ。 今回入手した期限切れの efke も、同じく5年経過したもの。 「 トーンカーブが寝た 」 フィルムというのは、 間延びした画質というか、 誉め言葉で言えばプラチナプリントみたいなトーンになるらしい ( これもチョートクさんの blog より )。 実際に撮影して、現像して、プリントしてみなければ何とも言えないけど、 楽しめる要素は十分にありそうやなぁ。 最悪、何にも写ってなかったとしても、 裏紙付きのスプールを 470 円で買ったと思えば安いもの。 今後のブローニー巻き替え時に十分役に立つ。 1910 年代 ・・・ Vest Pocket Kodak 1920 年代 ・・・ Leica I(A) 1930 年代 ・・・ Retina # 117 1950 年代 ・・・ Foca Universel & M.P.P. Microcord II 1960 年代 ・・・ Olympus Pen - S と、なかなかいい感じで揃ってきたが、
どうも 1940 年代のものとは縁がないらしい。 そして、 やはりピリオド ( 終戦 ) 以前のものは抗し難い魅力に溢れている。 |
|
広島で、Leica I ( A ) で撮った PRESTO 400 には4カットほどしか写ってなくて、 |




