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ダーティハリー

第一回は勿論、僕の映画史におけるバイブルである名作刑事ドラマ「ダーティハリー」です。
 
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『ダーティハリー』(原題 Dirty Harry) 1971年制作アメリカ映画/監督:ドン・シーゲル/配給:ワーナーブラザーズ
 
キャスト
ハリー・キャラハン(ダーティハリー):クリント・イーストウッド
アル・ブレスラー:ハリー・ガーディノ
サソリ(キラー):アンディ・ロビンソン
チコ・ゴンザレス:レニ・サントーニ
フランク・ディジョルジョ:ジョン・ミッチャム
マッケイ本部長:ジョン・ラーチ
サンフランシスコ市長:ジョン・ヴァーノン
ラッセル夫人:メイ・マーサ
ノーマ・ゴンザレス:リン・エジングトン
ロコス検事:ジョセフ・ソマー
バナーマン判事:ウィリアム・ペーターソン
警察医:マーク・ハーツェンス
ジェフ:ウッドロー・パーフリー
マーセラ・プラット:ルース・コバート
銀行強盗:アルバート・ポップウェル

ストーリー
サンフランシスコのとあるホテル屋上のプールで泳いでいた女性が、何者かによって射殺される。捜査にあたるのは通称「ダーティハリー」と呼ばれるハリー・キャラハン刑事。狙撃地点に残されたメモで犯人はサソリと名乗り、サンフランシスコ警察に10万ドルを要求。応じなければ、次はカトリックの牧師か黒人を殺すという。市警は支払いを拒み、次の犯行を防ぐために市内の高層ビル多数に警官を配置する。警戒のヘリが不審人物を発見したが犯人は逃がしてしまう。
さらに犠牲者を出したあと犯人は少女を誘拐、少女の場所を知りたければ金を払うよう要求する。市は10万ドルの支払を決意、金の引渡しをハリーは命ぜられ、相棒のチコ・ゴンザレスが車で後をつけることとなる。犯人は銃を捨てたハリーを殴打し殺そうとするが、そこへチコが駆けつけて銃撃戦となる。チコは撃たれたが、ハリーが隠し持っていたナイフを犯人の腿に突き立て、犯人は足を引きずりつつ逃走する。
犯人が傷の手当を受けた夜間病院の医師の話からハリーは犯人の居所を突き止めて追いつめ、刺し傷と銃創の上を踏みつけて少女の埋められた場所を吐かせたが、少女は既に死んでいた。しかし、ミランダ警告を無視した逮捕と少女の居場所を自白させたやり方が違法とされ、そのほか決定的証拠もなく結局犯人は放免される。さらに犯人は黒人の殴り屋に金を渡して自分を殴らせ、それをハリーのせいだと警察に届け出る。ハリーは市長と上司のブレスラーによって、謹慎処分を受ける。
サソリは病院を退院すると酒屋で拳銃を強奪し、スクールバスをジャックする。橋の上からバスの屋根に飛び乗ったハリーに対して、サソリはバスを捨て採石場に逃げ込み銃撃戦となる。採石場を出て近くの池で釣りをしていた少年を人質に取ったサソリだったが、ハリーの銃捌きにより拳銃が手から離れ、ハリーはいよいよサソリを追い詰める。
サソリは一度拳銃に伸ばす手を躊躇するが、それに対しすごむハリー。結局サソリは拳銃を取ってハリーを狙うも、胴体を撃ち抜かれ池に落ちる。パトカーのサイレンが近付く中、ハリーはポケットから警察バッジを取り出し池に投げ込むのであった。
 
Wild Heartの感想
友達の方々にはおなじみかも知れませんが、僕はこの映画を心から崇拝しています。緻密なストーリーにハードな展開、キャラクターたちの個性やその独特の世界観。ハリーは絶対としながらも、作中で明らかに否定している法の在り様。そして実在の事件を題材としたエキセントリックさ。どれをとっても数ある刑事ドラマの中でも群を向いて引き込まれる魅力を持っていると思います。但しこの手の作品に慣れていない人はやや突き放した感じの作風に違和感を覚えるかもしれないのでハードボイルド入門には向かないかもしれないです(あくまで下馬評ですが)。
この作品を語る上で一番欠かせないのが、何と言ってもキャラハン刑事の持つスミス&ウェッソン・M29‐44マグナム。当時としては世界最強の威力を誇る大型拳銃で、熊をも倒せるハイパワーの持ち主です。この映画冒頭で銀行強盗に向けて放った(そしてラストでサソリにも)「こいつはマグナム44と言って世界一強い拳銃なんだ、お前さんのドタマなんて一発で吹っ飛ぶぜ」決めのセリフ(←歴史に残る一言だと思う)と、続編OPの「試してみるかい」のフレーズがとんでもない相乗効果を生み、今までマニアックな狩人しか買わなかった本銃を品切れにするほど売らせた記録があるそうです。
 
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話がそれましたが、この作品最大の魅力は何と言ってもキャラハン刑事のタフなキャラクター性です。クールでダークで皮肉屋で、筋は最後まで通す。非情ながらに時折見せる優しさ。そしてながら不完全な法をあくまで守り、逸脱は自分の身を捨てて行う男気。まさにハードボイルドやアウトローの鏡ともいうべき性格で、その生き様に痺れまくりです。サソリを拷問にかけた時とドスの聞いた凄みと、チコの見舞いに行った時の優しく語りかけるように話す時のギャップは、彼の善と悪にい対する考え方をよく表していると思います。
どうでもいい事ですが、彼に憧れて、自分もツイードブレザーを着こなしたいなと思っています(笑)。
そのハリーの敵となるサソリは不気味さの極みです。サンフランシスコを震撼させた、実在の殺人鬼・ゾディアックがモデルで、最後まで犯行動機はおろか本名も明かされず、殺しを楽しんでいる狂人とも思えます(標的にしているのも、黒人、牧師、子供と、社会的反感を招きやすい人々であることが厭らしい)。特にビルの屋上を挟んでの銃撃戦で、変態的に笑うシーンはそのヤバさの筆頭ですし、スクールバスをジャックした時の乱心っぷりは堂には入った狂人ぶりでした。演じるアンディ・ロビンソン氏の演技力に脱帽です。
余談ですが、このサソリの使う銃器も、二式テラ銃、MP40、ワルサーP38とあえて大戦中の枢軸国側のものに揃えていることにも悪意を感じます。
 
最後に、この「ダーティハリー」シリーズは後に5まで続く訳ですが、第一作の警官でいる事に嫌気がさし、バッジを沼に捨ててしまうラストが余りにしっくりきたため「何故続編を?」と思ってしまいました。
 
 
2013年11/1一部修正

閉じる コメント(2)

こんにちは♪
やっとのお邪魔でご無礼しております。<(_ _)>

貴方がどれほどハリー・キャラハンを愛してるかが、凄く伝わりました。
実は私も、貴方より少し年若い頃に友人達と漫画を描く真似事をして遊んでまして、
どう見ても『ダーティー・ハリー』まんまやろ!というキャラを登場させるストーリーを描いてました。
但し少女漫画テイストなので外見は美形イケメンにしちゃいましたけどね(爆!)。
また、クライム・ストーリー作る為には必要!とか言って拳銃百貨みたいな豆本買ったり(凡そJKが読む本じゃないですね。爆!)、写真見ながらマグナム44を描いたりやってたな〜。(上手いか下手かは別として。笑)

とにかく後世の刑事モノ全てに、そればかりか極東のJKまでも虜にした(爆!)偉大なクライム・サスペンスの金字塔と言っても過言でない名作決定版って事ですよね。
ずっと以前から考えてたハリー・シリーズ全編鑑賞を、来年こそは実行しようと思っているこの頃です♪

『ダーティー・ハリー』の感想記事と、関連記事として『ゾディアック』感想記事をTBいたしますね♪

2013/11/6(水) 午前 11:27 風森湛

風森湛さん。
TBありがとうございます。
そうなんです、変な意味ではありませんが、僕はこのハリー・キャラハンを愛してやまない、謂わばダーティハリー狂信者なんです(笑)。
イーストウッドの以降の作品に限らず、この'70代のクライムストーリーの大半はもろに本作の影響を受けていますもんね!
因に僕も、さいとうたかを調の絵面で、マグナムを持った汚れ屋刑事のストーリーを妄想しています(笑)。
尚、銃器の専門書は100%趣味で買っています。

2013/11/25(月) 午後 11:09 [ Wild Heart ]

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