地元の漁師たちは、半世紀くらい前から海の中に奇妙な形をした岩場があると噂しあっていましたが、遺跡だという認識はありませんでした。1986年、与那国島周辺のダイビングマップを作るために潜水調査をしていた新嵩喜八郎(あらたけきはちろう)氏が発見、どう見てもそれが自然物には見えないことから、「遺跡ポイント」というダイビングスポット名を考えついたのです。与那国島南岸約100メートルに沈む通称「遺跡ポイント」、東西約50m以上・南北150m・高さ25〜26mの岩礁に、数多くのテラスや階段、排水路らしき溝などが掘り込まれ、誰の目にも人の手で造られた遺跡のように見えます。また、琉球大学木村教授率いる琉球大学海底調査団によるたび重なる調査から、この構造物の人口説を裏付ける様々な発見や、人工加工物が見つかっています。まだ正式には認められていません。
メインテラスの角部分は定規を当てて削ったように真っ直ぐ延び、最長部分では40mに達している。垂直面、水平面ともに何か硬い物で打ち付けたような形跡が石目でもないところにあちこちある。しかも、自然に削れたのだとしたら、南西側のふもとに岩石があるはずなのに、そこは、ループ道路に当たり約幅6mにわたり石片がかたずいている。 ループ道路を東に20mほど進むと直径6mほどの天然石に阻まれているが、それを超えると階段にぶち当たる。欠けたり崩れたようになっていたりしているが、岩盤に削り込まれた石階段の段差は平均20cm前後。これは平均的な駅の階段と同じぐらいである。海底遺跡からはカイダ文字という、与那国島独特の象形文字に似た跡が見つかっています。明治時代まで与那国島で使われてきた文字で、起源はよくわかっていません。
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