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国家存亡の危機?
〜 文字・活字を受け継ぎ、更に発展させ、心豊かな社会の実現につなげていくことは、
今の世に生きる我々が負うべき重大な責務。また、「我が国でも『活字離れ』と言われて
久しく、年齢層を問わず、読書への興味が薄れていると現状を受け止め、「文字・活字文化
振興法」制定から5年にあたる10年を「国民読書年」と定めることとし、政官民が協力し、
国をあげてあらゆる努力を重ねる〜 (09年6月国会決議)
2010年の今年は国民読書年ということで、さまざまな推進施策が展開される予定です。
当市でも昨年は「子ども読書活動推進計画」が策定され、ブックスタートから学校、生涯学習
への連携はもちろん、系統立てた読書推進が図られることになります。
「国民読書年」なる決議文が採択されるのは、文化国家としてはどうなのでしょう…。
確かに「活字離れ」と言われて久しく、もうその言葉さえ忘れ去られてしまうほど、
テレビやインターネットなどのメディアの躍進が目覚ましく活字媒体の利用率が下がる
一方ではあります。
以前に比べ自分自身も本を読む機会が少なくなったとは言え、それでも月に何冊かは
読んでいますし、図書館も毎月利用しています。
特に小中学校〜高校時代などは、面白い本を見つけては貪り読んでいたし、また多感
な時期であったこともあり、本から得た考えや感動は今でも少なからず影響を受けている
ものもあります。
本を読む効用はすぐに見出せないけれど、日々を重ね時間を経て、読んだ本の自身へ
の蓄積が何れ効果を発揮するのだと思うのです。
「将来の自分への投資」ですね。
面白い、読んでいて楽しい、先が知りたくてやめられない…そんな本を見つけた時は、
もう人生最大の感動(大げさ?)だったりしますよね。
「本を読まなくなる」ことによって、日本語が乱れたり、考える力が弱くなったりする
と言われていますが…しかし、このように税金を使って推進号令をかけなければ、子ども
に本を読ませられないような状況を作り出したことが悲しいですね。
子どもの読書を支援するのは本来は家庭(親)の役割で、本来は国の仕事ではないと
思うのです。
もし、国の責務があるとすれば、読書推進が図られるような環境づくりですね。
本って高価なものです。子どもたちが手軽に購入できるようにする、学校図書館を充実
させる、図書館司書の活用など…読書の楽しさ、面白さを実感できるような環境を提供
することだと思います。子どもたちに限らず、このまま国民の読書率が低下し続けて
国家存亡の危機を迎えないように…。
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