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脱北者数名のインタビューに基づいて作り上げたドキュメント作品(作者:バーバラ・デミック)。
分厚い本ですが物語りのようにスラスラ読めます。
他の方のレビューが評しているとおり、北朝鮮本の割には重だるい話ばかりではなく、恋愛話や明るい話もあり、続きが気になり一気に読めます。
この本でここ10年から20年の北朝鮮の中で暮らしている人々の様子や、北朝鮮の街や村の様子がよくわかります。
脱北の途中、たまたま中国人の家に入ったところ、その飼い犬のほうが自分たちよりもよほどいい食べ物を食していて愕然とした男性。
何年も付き合った恋人にも、危険を恐れ、脱北することを言えず、別れも言わずに韓国にきた女性。
死体が毎日当たり前のように転がっている街。
食べ物がない中、食べれそうな草などを何とか調理し、少しでも満腹感を得ようとする人々・・・。
将軍様のおかげと言うけれど・・・この本のテロップの言葉をかりて言うのなら、
頭の回る奴なら誰だって、何かおかしいと気づかないはずがないじゃないか。
ということである。
私の一番期待していた、脱北者からみて、今の体制をどうやって崩壊させるべきか、現状を打開するために諸外国がなすべきことは何かについては、一致した意見がありませんでした。
しかし多くの人に一読してもらうべき本ではあります。
拉致被害者の一刻も早い帰還、そして北朝鮮人民の解放を願っております。
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2012年08月29日
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