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終戦時、大陸各地にいた日本軍は武装解除命令を受けた。 関東軍は武装解除命令に応じたため、軍の護衛を受けなかった邦人が虐殺等、悲惨な目に遭うことになった。 しかし、当時駐蒙軍司令官であった根本博中将は、 「武装解除命令には従わない。責任は私一人にある。全軍は命に代えても邦人を守り抜け」 と絶対命令を出した。 これにより4万人の日本人が帰還することが出来た。 その際、これを守ってくれたのが、戦勝国の蒋介石率いる国民政府軍であった。 ・・・・のちの1949年、 毛沢東率いる中国共産党との戦いの末、国民政府軍は中国大陸から撤退し、金門島まで追い込まれた。 その時、根本は蒋介石を助けるために密航し、蒋介石のもとに駆けつけた。 そして、根本博はさまざまな作戦を立案し、国民政府軍とともに共産軍と戦った。 (根本博中将) 本はその後、この物語が親日国の台湾でどうして語られないのか、という疑問、 また金門島で「八二三砲戦」から50年を記念する式典で、根本中将とともに戦った日本人遺族に対し、親中と言われた馬英九総統がとった意外な行動などを語っている。 門田さんの本はいつも物事の確信をついており、しかも温かさがこめられている。 真におすすめの作品である。
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