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どれくらい時が経ったのか?
カタカタ。。。という音で目が醒めた。
「え? ここどこだっけ〜?」
「トシ??」
そこは、会ったばかリのもこみち似の青年のアパート、トシなどいるわけもなく、キッチンで鍋の火を消したのは、その青年だった。
「あ、。。。」
彼は振り返り、
「トシ。。。。って言うんだ、、、彼?」
と、寂しそうに微笑んだ。
「うん。。。」
ああ、、、しまった!!
なにボケてるんだろ??
それより、お酒も抜けて、しらふになって、この状況、、、。
どうしていいのかわからない。
ゆっくりその青年は私のとなりに座った。
「僕は好きだよ。。。」
「あなたをもっと知りたい。。。。」
「ダメかな??」
「う。。。ん。。。。」
「気まぐれで、誘ったんでしょ?僕のこと」
「一夜のアバンチュールにしたいの?」
「。。。わからない。。。」
「それより、熱は??」
何も考えずに、私は青年の額に思わず手を当ててしまった。
青年は、その手を優しく取って、私を引き寄せた。
「一夜のアバンチュールなんて、もうあきたよ。。。」
「朝になれば、夢から醒めて、現実に戻るだけなんだ、、、ただ、それだけ」
「事実としてオレの中に残っているのは、柔らかくて暖かくていい匂いの女のコと過ごしたことだけで、それが、どんな娘なのかも知らないんだ。どこに住んでて,何を考えていて、何がしたいのか?そんなことも、知らない。いや、知りたくなかったのかもしれない。沢山沢山、女の子抱いて、セックスしたかっただけ。。。。」
「でも、それには何の意味もないんだ。。。。。ただの動物だよ」
そう、私は、昨夜はそれを求めていたんだ。
動物として人間の女として、どれくらいの価値が自分にあるのか、試してみたかっただけなんだ。
トシとの長い恋愛に少し疲れて、自分に自信を取り戻すために、”女”になりたかったんだ。
自分のセックスが、どんなものなのか、他の誰かと試してみたかったんだ。
「ね、私って魅力的かな?」
青年は、笑った。
「へんな人だね。あなたは。。。。」
「そうじゃなければ、僕はあなたをこんなところに連れ出したりしないよ」
「そうね、、、、そうか、、、、」(笑)”
「私ね、昨夜ね、なんか自信なくてさー。。。」
「あははは、、、、。あんなに沢山の男に囲まれてだじゃない」
「ああ、そうね。。。。でも、あの人達に興味なかったんだもん」
彼は少し得意になったように、言った。
「僕に、興味があったんだ。。。。」
しまった!
また、暴露してしまった。。。。
「あなたには、特別なオーラがあったよ」
「僕には、特別な人」
特別。。。なんてステキな響きなんだろう。
特別な人。。。。その言葉に年甲斐もなく私はとても嬉しくなった。
「ありがとう」
そう言って、青年を見上げた。
キラキラの涼し気は目は優しく笑っていた。
ゆっくりアゴを持ち上げられ、青年の唇が重なった。
柔らかくて、優しいキスだった。
トシ、、、ゴメン!!
と、心の中で言いながら、
でも、次の瞬間には、トシのことは、もう頭になかった。
この青年の瞳が、手が、胸が、唇が、私の脳裏にいっぱいになっていった。
舌がからまり、何度も何度もキスをして、私達はただの動物になった。
彼の広く大きな胸は、とてもセクシーだった。
腕の筋肉を見ると、それだけで、とてもステキな気持ちになった。
彼のキスは、激しく優しく、体中を攻めた。
「あなたは、綺麗だ。。。」
呪文のように何度も囁かれて、私は更に深く快楽の中に落ちていった。
=====つづきは、また後日。。。。======
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