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その青年は、優しく激しく私を愛した。
19歳、だとは思えないな。。。。
さすが、女慣れしてるんだ。。。。
そんなことがチラと脳裏をかすめては、遠のいて行った。
青年自身が私の中に侵入したとき、私の中で声がしたー。
(こんなものなんだ、、、、トシを裏切るのは。。。)
愛していない男に抱かれて、それでも何度も上り詰める自分は、嫌だった。
溢れる快楽は、自分が動物なんだと、私に思い知らせた。
こんなことが、したかった訳なの?
これが望んでいたことなの??
そういう気持ちが、更に私を暴力的な行動に駆り立てていた。
まるで、私は私自身を犯しているようだった。
青年の汗が、私の額に頬に流れ落ちたー。
「イイよ。。。。陽子ー。。。。もう、我慢できないよ。。。一緒にいって。」
一段と激しく私を責めながら、彼は私の名前を始めて口にした。
ああ、このまま溶けてなくなってしまいたい。。。。記憶が遠のいていく。。。。
美しい獣は、その全てを私に注ぎ、そして、動かなくなった。
彼は、全ての体重を私に乗せないように体をずらし、肩で息をしていた。
私は、その暖かくて汗ばんだ重みを愛おしく思った。
名前も知らない美しい獣。。。。。
「。。。名前、、、、、なんだっけ?」
私の問いかけに、彼は、再びキスをして
「トシ」
と、言った。
ああ、天罰だ。
ダブル”トシ”だなんて、、、、。
あ、でもジョークかもー。。。
彼は私の思考を読んで、先回りして言った。
「ホントだよ。。。。同じだね。。。。。」
参ったなあ〜〜〜。
マジ、天罰!
神様は、こんなことは、もうこれきりにしなさい!と、言っているようだ。
私には、ちゃんと本命のトシがいるんだから。
本当に名前まで一緒だったら、ちょっと怖いかも。。。
もう、これっきりにしよう。このままいけば、危険だから。。。。
それとは、裏腹に青年トシは、私に言った。
「僕はマジだから。陽子のこと、本気で惚れたから」
「そんな事,,,言われても、、、、」
「だって、陽子、寂しいんでしょ? 見ればわかるよ。つき合ってる彼氏、何してんだよ」
「電話だってかかってこないじゃん」
一言も返せない。
本当のことだから。
「電話、、、、かかってなんかこない。もういいの。どうせ女と一緒だから。。。」
青年トシの表情が険しくなった。
「それで、いいのか??」
「そんなので、いいのか??」
いいワケないじゃん。
だから、こうなったんでしょ。
言いたいことは、沢山あったけど、言葉にならない。
ただただ、涙が溢れて来た。
青年トシは、涙を拭いながら、
「陽子に、遊びは無理だよ。一杯一杯じゃんか」と、言った。
そんな優しいこと言わないでよ。。。
私は6歳も年上なんだから。
これも、涙で声が詰まっていえない。
ただただ、涙がこぼれるばかりだ。
「絶対オレは陽子を悲しませない」
「そんな男、忘れろよ!」
そう言って、私を抱きしめた。
まるで、ドラマか映画の一シーンのようだね。
優しい青年トシ、逞しい青年トシ、男らしい青年トシをみて、私は大きな過ちをしたことに気づいた。
たった1日で、心の中に入って来ないで。
私とトシは4年もつき合ってきたんだもの。
あなたとは、ほんの一夜のアバンチュールだったんだから。
======この続きは、後日=======
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