前回の続き
キーヤン
「そういえば、織田の氏神さまは行ったことがあります。なんで教祖さまが織田の氏神に行かれないかというわけがなんとなくわかりましたよ!」
S氏
「それはどういう理由でしょうか?」
キーヤン
「薫子先輩からSさんの教団の話は聞いていました。なぜか織田の気を感じられない。
教義の一部を聞きました。鎌倉時代の元寇〜この教義の解釈ですが、当時、国を守った執権北条氏を二代目教祖様がよく言われていません。幕府の政治を腐敗と言われ、まるで北条氏が国を悪くしたような解釈です。国が乱れたゆえに異国からの襲来を受けたということまで言われています。これではカルト思考です。こんな精神論が蒙古の説明になるわけがありません。世界で数千万人も殺した騎馬民族のことをお分かりになっていません。
攻められたら守るのが日本の武士道です。
ましてや日蓮を擁護しておられる。他宗を全部排斥して日本の神社仏閣を否定することを、なぜ肯定されるのか?
蒙古襲来の戦勝祈願に日本神社仏閣の2500社が共同で祈願をしました。なぜ国を守る一体化を否定されるのか?日蓮が正しく日本国民が悪い〜つまり日蓮に帰依せよ!とまで解釈できる教祖様の教示だと思いますよ」
S氏
「戦争はよくないのでは?話し合いで和合できたのではないかと思います。幕府は武士の戦闘精神から無駄な戦争に突入したのでは?」
薫子
「もし日蓮が蒙古と裏で結び、自らが北条を削除し国主になることを謀っていたとしたら?
日蓮は漁師の出です。異国の情報は容易に入ってきます。蒙古襲来を予言したのは情報からであり、そんなことは北条時頼は情報を得ていたのです」
S氏は自分の価値観を破壊されてゆくことで、ぶるぶると体を震わせながら酒を飲み干した。
薫子は、これまであまりに勧誘がしつこいのでつい言い過ぎてしまったが後悔はしていない。
S氏
「薫子さんは教団の修法のすごさを体験してますよね。神様に逆らうと後で戒告という罰が当たることも多いですよ」
悲しい男だ。教義を使う脅迫だ。
ここでとどめを刺したのである。
「織田は平家です。北条も平家です。ご先祖を敬うのが宗教家なら当然です。ましてや悪政という言葉はだめです。いくら養子といえども先祖は先祖です」
キーヤン
「教祖の周りがいくら織田の敵が多くても、敵も織田に救われたのなら織田を敬うべきだと思います。それに完全な人間でも間違いはありますから、教祖の間違いを周りが直してあげるべきではないのでしょうか?教祖は周りに織田を嫌いにされたのではないかと思います。これ結論!」
薫子は想った〜元寇、まったく価値観が違う民族同士の戦いであり。それは異国も国内も同じように価値観が違う人間が存在したということ。これぞ火と水の戦争のようであり。全く相反するものが憎しみあい、戦い、後世に怨念を残したということを実感したのである。
火明命VS大国主の戦いも、まったく違う種族同士の戦いであり、後世、火明命が乱暴者にされたのも歴史操作ではないのかと想うのである。
続く この物語はフィクションです。
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