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私の尋問が終わると10分ほどの休憩を挿んで、
次は、歯医者N被告への尋問。
今までぐっすり寝ていた裁判長もさすがに
休憩後は目が開いていました。
私にとっては、人生一大事の医療裁判・証人尋問ですが
裁判官にとっちゃぁ、命にかかわる事件も裁いたりしていれば、
医療過誤で健全だった歯を5本失おうが
6本失おうがなんとも
思わないんだろうなぁ、なんて感じました。。
まずは、被告側弁護士と歯医者Nとの尋問やりとり。
予定では1時間以内に収めなければならないものでしたが、
1時間15分くらいオーバーして、(途中、裁判長より
もう終わらせて下さい、と言われていました)
歯医者Nはこの医療ミス争点とは関係のない歯科の話を
延々、自分の講演のように述べていました。
歯医者Nにはよくあることです。
話をそらして、煙に巻くかのよう延々
得意気にのだりくだり歯科話を始める・・今までの書面でもそうでした。
何度、話をそれされたことか。。
そして、被告弁護士から
「定期検診で削った日(惨事の始まりの日)から
50回に及ぶ通院になってますが、
何がきっかけでと思われますか?」の問いに、
歯医者Nはこう言いました。
「定期検診で削って痛みが出たのは、
削ったことによるのではなくて、
この日、(治療を要する箇所もない状態なので)
定期検診終了を告げました、
おそらく患者は定期検診終了がさみしくなって、
それで痛みがでたということにして来院してきたと思います」
と言いました。(呆れて言葉が出ません・・)
そもそも、カルテには惨事が始まった定期検診の日、
削らなければいけないような私の主訴はなく良い状態だったので、
さすがの歯医者Nもこれは認めなければならないと思ったのでしょう、
それを認めたうえで、定期検診終了を告げたら
削られた歯が痛いと患者が言ってきた、
という設定にしているのです。
よくここまで言えたもんだなと感じます。
そして、痛みが出てからも更に削り続けた理由は、
「目の前に(痛みを)どうにかしてほしいという患者がいれば
何かしてあげたいと思うのが医者ですから(削り続けた)」と。
【これに関してこちらの弁護士は、書面でもこう尋問
していました→痛みに関して、定期検診終了がさみしくなって
痛みを理由にして患者がきたと言いましたが、
その痛みをどうにかしようとしてあなたは
更に削り続けたのですから、
医学的な手段をとったということであれば
医学的に痛みがあると判断したんじゃないんですか?と。
痛みが「気」の問題だと判断したならば、
こんなに何度も削り続けるような不可逆的行為
を何故やり続けたのでしょうか、と。
歯医者Nは、・・・少しでも楽にしようと思って、、
医者であれば困っている患者がいればあらゆることをやります・・だそうです。】
削り続けた結果、削りすぎにより(患者に黙って)神経をとった
ことに対してこちらの弁護士が尋問すると、
「歯髄炎だったので神経をとった」と言いました。
カルテに何度も削った数日後、神経をとる直前
「穴ができた→ふさいだ」と書かれていますが、
削りすぎて穴が開いた→だから神経とるはめになったのではないですか?
「いいえ、削りすぎではなく、噛みしめなどで歯がすり減り
自然に穴ができておそらく歯髄炎になったのです」と。
こちらの弁護士「健全な歯が急に穴ができて歯髄炎になりますかね?」
しかもあなた定期検診の時、
治療を要する箇所もないから終了を告げた
といってるじゃないですか?
穴があったのならこの時にも気づきますよね?
削りすぎたことにより、穴があき神経に響く→歯髄炎
になったんじゃいないんですか?」
と追及すると、
歯医者Nは「自然に穴があき歯髄炎になった」
と貫きとおしました。
ちなみに提訴直後、初期の書面では「虫歯ができていたので神経をとった」
との主張でした。
カルテには、神経をとる理由まで書かれていないから
とっちゃったもんは、医者は何とでもいえちゃうんですね。。
要するに。
被告側弁護士は、歯医者Nにこんなことを続いて尋問しました。
被告弁護士「誠心誠意やってきたという自信ありますか?」
歯医者N「はいあります」
被告弁護士「例えば?」
歯医者N「カルテコピーが欲しいというのでそれを渡したり」
歯医者N「あと、レントゲンも渡しました」(←もらってません!!)
レントゲンは開示されなかったので、この長い裁判中ずっと開示を求めて
きましたが、結局出されませんでした。
初診の時1回撮ったものです。
裁判後半に、歯医者Nは、削りまくり、かぶせもの繰り返しについて
「顎関節症の治療で必要だった」と主張を変えてきたので
「そんなことはないはず」と立証するためにはレントゲンが必要でした。
これがあれば私たちは有利でしたが。
被告は開示しませんでした。
それどころかそれを「渡したから自分は持っていない」と法廷で発言。
私は「もらってません!!」と声を出しました。
あまりにも歯医者Nの虚言に、憤りを感じずにはいられませんでした。
そして、被告側弁護士は、
削りすぎて以後かぶせものを繰り返した行為には一切触れませんでした。
続いて原告(私側)の弁護士から歯医者Nへ尋問が始まりました。
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