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PERFECTのチェックの変遷

チェックの構造を年代順に並べると、こんな感じになります。

1896チェック
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PERFECTの初期モデルに搭載されたキャリパー型チェック。
板バネでクリックの両サイドにテンションをかけ、更にレギュレータは引き出し方向に圧力をかけてドラッグの調整を行っています。
またレギュレータのスクリューにはカバーが付いていて、この時代のもの(1912まで)を俗にストラップト・テンションスクリューと呼ばれています。

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その後、板バネを垂直に立てた1906チェックにマイナーチェンジ。(写真提供していただきました。)
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基本的な構造は変わりませんが、これによってドラッグの強度は増したようです。


1912チェック
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画期的な変化が見られます。
それまでクリックの左右でテンションをかけていた方法から、折り曲げた板バネでクリックの下側からテンションをかける方式に変わってきました。
これによってより安定したテンションが掛かるようになりますし、スプリングやクリックの交換も容易になったはずです。
この方法は現在まで多くのリールメーカーが採用していますから、その完成度の高さが伺い知れます。

ドラッグの調整はカム式でスプリングに圧力をかけて行く方式ですが、実にデザインも良いです。
このチェックシステムがPERFECTの中でも最も人気が高いのが良く分かります。

MK汽船Д奪
イメージ 4


1917年登場。
1912がほとんど削りだし部品の構成だったのに比べ、いくつかの部品は鍛造品と変わっていきます。基本構造はほとんど同じですが、かなり合理的に改造されています。
この頃からレギュレータのスクリューからもカバーがなくなり、リールのデザインもより洗練されてきます。

MK競船Д奪
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MK汽船Д奪の予備のスプリングとクリックが収納されたモデル。
あくまで予備ですので、この位置ではクリックとしては使えません。

DUPLICATED MK
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PERFECTのチェックの完成型と言っても良いかもしれません。
発売は1921年とありますので、この後60年代の生産終了までは全てがこのチェックシステムを搭載しています。
MK兇汎韻犬茲Δ任垢、こちらはクリックの予備と同時にクリックを立てることによってこの状態でダブルクリックとしてより強力なドラッグをかけることが出来ます。

また先にも書きましたが、MK機MK競皀妊襪DUPLICATEDの刻印が刻まれているものが多く見受けられますので、かなりの期間部品を併用して出荷していたのかもしれません。
現在発売中の復刻版もこのチェックを使用しています。


モダンチェック
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70年代〜90年台にかけて再生産されたPERFECTに採用されているチェック。PERFECTに限らずこの時代のほとんどのHARDYのリールがこのチェックを使っています。
一つのレギュレータで二本の板バネにテンションをかけることが出来ます。

日本の年表と符合させると、1896チェックが明治時代、1912は大正元年、更にDUP・MK兇昭和初期といったところですので、こう考えると歴史感もより身近に感じることが出来るかもしれません。

簡単に説明してきましたが、あくまで手元にあるリールを元に推測も交えて説明しておりますので、正確でない部分もあるかもしれません。

ただいろいろなリールが存在しているのは事実で、前述通りモデルチェンジ前後の時代では、新旧合体したようなリールも大いにあり得ますので、あまり年式に拘らず、気に入ったモデルを長く使い込むことがこのリールの楽しみ方だと思っています。

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FBにシェアさせてもらいました。
https://www.facebook.com/shigenobu.fujii

2016/6/28(火) 午後 5:04 [ prdismmk ] 返信する

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> prdismmkさん

ありがとうございます。

2016/6/29(水) 午前 11:16 [ FFショップ トラッタ ] 返信する

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