元祖抗がん剤ヘルプデスク

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 これは私だけの感想でしょうか?これまでアップした記事にもありますが、確実に今がん医療に対する患者さん側・医療側のノイズがあがってきているように思います。様々な意見がありますが、概してこれらは、日本のがん医療をより良いものにというものです。
 
 ある事象についての正確な判断・決断をする、あるいはそれらに対する評価をするということには、正確な情報と基準があってこそだと思っています。確かに、今日本のがん医療の問題点が浮き彫りになり、更にこれが、正面きって取り上げられるようになってきました。これはこれで大変良い事だと思っています。

 例をあげましょう。最近取り上げた記事に、80%の患者さんががん医療に対して不満であると報道されました。恐らく、これは事実で今後の改善に向けての一つのデータとなります。しかし、これは患者さん側が正確な情報と判断基準をもって評価されたものでしょうか?

 ある方のコメントにありました。がんという病気は、治療により完全に健康な時には、戻れない場合も少なくありません。しかも、手術、抗がん剤、放射線治療など、例え治療が成功したとしても、その後の合併症や副作用を経験することは、ほとんど不可避です。例え、それが標準的、あるいはもしかして最新の治療であってもです。

 ここに、患者さん側と医療側の判断のギャップが生じます。医療側がもし、現在考えられうる最良の医療を提供したとしても、患者さんの評価の基準が、健康な時と同じような生活を期待した場合、満足という評価をされないと言うことが想定されます。これに関しては、医療側の十分な説明と、患者さん側の正確な情報入手と判断が必要とされます。乱暴ないい方をすれば、この問題は患者さんが満足されていないといっても、最良・標準治療を受けている訳ですから、結果のいかんに関わらず大きな問題ではないと思います。もちろん、この問題にしても、患者さんへのケアーや精神的サポートなど解決されなければならない問題だとは思います。

 では、これより大きな問題は何かというと、様々な要因がありますが、がん患者さんが標準的な治療や、その後可能性のある治療を受けることができていないという現状です。極端な例をあげましょう。とても人間性のよい・説明の上手な先生がいたとしましょう。患者さんとの人間関係も良好です。その医師の治療により、良い治療結果がでなかったとしましょう。しかし、患者さんやそのご家族は、先生にはよくして貰って満足と評価するかもしれません。例え、その医師の治療が時代遅れで、標準治療でなかったとしてもです。

 いずれも極端な例を出しました。極論をもって、それを普遍化することは危険です。しかし、何らかの評価・判断には、がん患者さんにおいてもその評価をする情報と知識が必要です。現実的な捕らえ方をすると、確かにこれから、問題点が浮き彫りとなり、それらに対する改善が進んでいくでしょう。しかし、今まさにがんに直面している患者さんやそのご家族には、日本のがん医療の変革を待つ時間はないかもしれません。

 患者さんは、医療が最良で最新の治療を提供するのは義務であると思っていると思います。私も一刻もはやくそうなれば良いと思っています。しかし、そうではない現状に直面した場合の患者さんが取れる手は、一人づつの患者さんやそのご家族が、正確な情報と判断材料を収集し、患者さん側が賢い選択をしていくことしかないと思います。

 確かに患者さんやそのご家族にとって、正確な医療情報の入手や、それらの判断には、難しいことが沢山あることを知っています。ここには、絶対に通訳者が必要だと思っています。私や、このブログがどの程度お役に立てるかわかりません。しかし、医療従事者でもない、患者でもない私だからこそできる役割があると思っています。

 何の気なしに始めたブログで、しかも取り扱う内容がマニアックなものでしたが、皆さんにご訪問・コメントを頂き、何かそのうち結構真剣になってしまいました。今、見たら知らぬ間に2,000Hitになってました。これまで、ご訪問・お気に入り登録・コメント頂きました全ての皆様に御礼、感謝申し上げます。何よりも嬉しい事は、多くの患者さんのご訪問を頂いた事です。更に、多職種の医療従事者の皆さんにもご訪問頂いた事も本当に嬉しい事です。

 今、日本のがん治療の現状は、以前の記事にも取り上げたように多くの問題を抱えています。しかし、その中で懸命に努力される医療従事者もいます。そして、がんと勇敢に闘いながらも、悩みや不安を抱える患者さんやそのご家族もいる中、怪しげな民間医療に惑わされ、抗がん剤治療(いわゆる西洋医学)の正確な情報を得られない患者さんもいます。また、マスコミの不正確な(一面的な)報道により、医療供給側(病院・医師・医療従事者)と、医療需要側(患者さんやそのご家族)の溝やお互いの不信もあります。

 私は、これを解消するには、医療側と患者さん側を橋渡しする通訳者が必要と考えました。医療提供側と患者さん側は、同じ日本語を使っていても、今使っている言語が違うと言っても過言ではありません。医療の言葉を患者さん側へ、患者さんの言葉や思いを医療側へ、ここでお役に立てればと思いました。これからも、これまでの私の経験と、皆さんのお問い合わせを元にした勉強を続け、両者にとって有用なブログにしていければと思います。

 最後に、私はがん患者ではありませんし、今近い家族にもがん患者はいません(以前は、がんで身内を亡くしはしましたが)。また、資格を持つ医療従事者でもありません。がん患者さんにとってそんな健康な者に、なんでがん患者の気持ちがわかるんだといわれるかも知れません。おっしゃる通りです。医療従事者からは、資格も持たないものが、がん治療のことなどわかるはずもないと言われるかも知れません。これもおっしゃる通りです。

 しかし健康な今だからこそ、冷静にその報道や報告・医療の真贋を判断することができると思っています。また、今までの経験の中から、がんに対する治療・ケアーと、がん患者さんの心のケアーは、同時に大事であると、わかるように努力をしていこうと思っています。今の現状は、がん患者さんやそのご家族だけががんばっても変わらないと思うんです。

 医療従事者でない事に関して言えば、私はがん治療だけに集中し、特に抗がん剤だけに集中し、その情報収集を行っています。また、それは現実的な、すぐ臨床応用可能な、患者さんにすぐにベネフィットを及ぼせるものを中心に行っています。医療従事者の方はおわかりだと思うのですが、今の環境が非常に情報収集が難しいこと、専門に特化できないこと、本当は正しいと思う治療ができないという種々の制約など、私はそれらの環境に支配されず情報発信ができると思っています。

 患者さん、医療従事者、その他の方々、それぞれの立場でいろんなお考えや、異論・反論もあると思います。それは自己責任において、全て正しく、全て尊重すべきものです。これからも、それらの方々の忌憚のないご意見やコメントは、全て喜んでお受けしたいと思います。

 お礼だけを申し上げるつもりが長くなってしまいました。申し上げたい事は、これまでの御礼と、今後も是非よろしくお願いしますということです。くどくなってしまいました。すいません。

 プロフィール画像を変えました。これは、ツール・ド・フランスで前人未到の6連覇という偉業を達成したランス・アームストロング基金のロゴマークです。サイトは下記のリンクの通りです。
http://www.laf.org/site/c.beIKLOOrGpF/b.484935/k.CBF1/Home.htm

 彼をご存知ない方のために少し説明をしたいと思います。彼は、1996年の秋、精巣(睾丸)のがんであるとの診断を受けました。診断時、すでに肺と脳に転移している、すなわちステージ4と最も進行したがんであると診断されました。

 病状は非常に深刻なもので、医師団は彼の5年生存率は50%程度であろうと宣告しました。実際は、過去のデータの生存率はもっと低く、彼の闘病意欲をかきたてるためであったと、言われています。彼が治療を受けた施設は、精巣(睾丸)の腫瘍の全米を代表する施設のインディアナ大学であり、医師団とランス自身は、自転車レースへの復帰を信じ、その当時最も期待される治療を選択しまた。その当時の標準的治療は、Cisplatin(シスプラチン)+Vinblastine(ビンブラスチン)+Bleomycin(ブレオマイシン)という治療法でしたが、Bleomycin(ブレオマイシン)には肺機能障害という副作用があることから、復帰後の肺機能低下を避けるためBleomycin(ブレオマイシン)を除いた、高い治療効果が得られるであろう厳しい治療法を選択しました。私の記憶が正しければ、Cisplatin(シスプラチン)+Ifosfamide(イフォスファミド)+Etoposide(エトポシド)であったと思います。それに加え、脳への転移部位の切除と一連の厳しい治療を乗り切りました。

 この後、彼はそれまでの所属チームからの解雇、思うようにならないトレーニングを続けながら、新しいチームとの契約、そしてがんとの闘いに勝利しただけでなく、1999年からツール・ド・フランス前人未到の6連覇を果たすことになったのです。

 その後、彼はがんと闘う多くのがん患者やその家族のため、自らが広告塔となり、がん撲滅のための基金を設立し、今彼はこの活動に奔走しています。ランス・アームストロングのロゴの下には、"Live Strong"、"強く生きる"とあります。今や全米では、このロゴ、メッセージががん撲滅の合言葉となっています。

 ランスアームストロング基金のHPのメッセージを紹介します。
"Tha Lance Armstrong Foundation believes that in your battle with cancer, knowledge is power and attitude is everything. From the moment of diagnosis, we provide the practical information and tools you need to live strong."

 下手な訳ですが、
”ランスアームストロング基金は、あなたががんと闘う上で、知識は力で、その姿勢が全てであると信じています。あなたががんと診断されたその時から、私たちはあなたが強く生きるために必要な現実的な情報とツールを提供します。”
となります。

 このブログもそうでありたいと思っています。

I do also believe that knowledge is power and attitude is everything !!

朝令暮改

 まず、一番にお詫び申し上げます。つい先日、引っ越しを宣言しましたが、だいぶ環境も改善し、また記事をアップしない日にも沢山の方々にご訪問やコメントを頂き、未練がましくもせっかくやってきたので、このまま続けることにしちゃいます。たいそうな宣言をしてしまって自分でも恥ずかしいのですが、よろしいでしょうか?これは、正に朝令暮改と言われるかもしれませんが、フレキシビリティーを持った判断とご勘弁下さい。

 GOOの方も、こちらとは少しシステムが違うようですし、良い所もあり基本的には続けていこうと思いますので、下記もよろしくお願いします。基本的に同じ記事はアップしていこうと思うのですが、沢山の方々にご訪問頂きたいと思い、こちらも継続します。

抗がん剤ヘルプデスク
http://blog.goo.ne.jp/try_2_live_4_u/

 以後、先日終了した米国臨床腫瘍学会のトピックスを中心に、しばらく記事をアップしていきますので、これまでと変わらずよろしくお願いします。
 米国臨床腫瘍学会(ASCO)が終了しました。

 結果から申しあげると、今年はいくつもの期待される薬剤・治療法の発表があり、しかもそれらは信頼性の高い、無作為化比較試験の結果で、標準治療(治療ガイドライン)が改定されるほどのインパクトを持つものもいくつもありました。

 既に、米国メディアはどんどん情報を流しています。国内でも、いくつかの報道機関が取り上げています。胃癌の術後化学療法についても、先日記事をアップしたばかりですが、今後トレンドが変わりそうです。

 今、あまりの多くのこのような報告に興奮し、できるだけ早くこれらの記事をわかりやすくアップしたいと思っていますが、毎日すこしづつがんばってアップしますが、既にお知らせしましたように新着記事は、まずは下記ブログにアップしていきますので、是非お越し下さい。

抗がん剤ヘルプデスク
http://blog.goo.ne.jp/try_2_live_4_u/

 今、思いつく範囲では、大腸がん、肺がん(非小細胞肺癌)、膵がん、乳がんで、期待される新しいデータが発表されています。

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