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私の現用スピーカはTANNOYの「初代」スターリング(1983年に購入)、それに対し同サロンのものは最新・最高級のウェストミンスターロイヤルGR!入り口にSPU-Classic GE、プリはMarantz #7と、垂涎モノの名前ばかりですね。
サロンのレンタル時間は80分なので、LP選択には結構迷いました
・ワーグナー: 夜明けとジークフリートのラインへの旅(クナ・VPO)
・ブルックナー: 交響曲第8番からアダージョ楽章(シューリヒト・VPO)
・ドビュッシー: 管弦楽のための映像から「イベリア」(モントゥー・LSO)
・ビゼー: 子どもの遊び(レーグナー・BRSO)
・前橋汀子のヴァイオリン小品集「亜麻色の髪の乙女」から3曲
としました。英Decca、米Angel、伊Philips、東独Eterna、日CBSとプレス国も多様に、
リストは録音年代順でもあり、その順に聴いてゆきました。
真空管アンプでドライブする大きなスピーカーは、やはりよいですね。が、我が家の
音よりずっと上かと思うと、なかなかそうでもありません。TANNOYバックロードホーン
はこれまでに二度、オートグラフを聴いた経験があります。その印象と、今回の体験
は「共通した」ものがあります。それは音源に「プラスされているものがある」という
ことです。ひとことでいえば「木の響き」ですね。楽器的ともいえるのでしょうけれど、
しかし「響き過ぎ」というのが私の感想
ドホーン)がもつものか、それともその大きな体躯が置かれる環境が響いているもの
なのかは分かりません。
以前にも書いたとおりで、我が家のオーディオは「非演出」系に進化しています。
レコードの音をフラットに(もちろん38cmウーハーのように低音は伸びませんが、
出ている範囲の話)ありのままの姿で提示する能力としては、これまでのオートグラ
フ体験、今回のウェストミンスターロイヤル体験、そのいずれをも上回っている
思います。加えて小さな部屋での、いわばニアフィールドリスニングですから、その
意味でも余計な響きは足されていないわけです。
したがってこの勝負には「勝ち負けはなかった」と思います。大スピーカーならでは
の余裕、それが加える響きがレコードの音に良い方向へ作用したとき、確かに出て
くる音楽は極めて心地よい
美しさに本当に目頭が熱くなりました。
訪れてよかった、楽しい80分でした。そして夜は熊本の町で、うまかもんを楽しんだ
のです
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