|
ムラヴィンスキーが1988年初めに亡くなって少し経ち、その追悼として12枚もの
CDがビクターから 発売されました(「新・ムラヴィンスキーの芸術」、1989年)。
LP派の私としても「これらはCDでしか聴けない
です。ステレオ録音によるベートーヴェン「田園」や「第1」など、深い感銘を受け
た
ところがお隣の国、韓国ではこれらがLPで発売されていた
ことになります。LPを作っていたのはSeoul Records, Inc.という会社。日本の
ビクターのライセンスの元で製作とのことで、レコード番号にビクターのCD番号
(VDCで始まるもの)が併記されています。しかしこのシリーズ、なかなか出回り
ません(少なくとも私がカバーしているショップやオークションでは)
手に入れたのがショスタコービッチ「第5」「第12」の2枚、それから何年も経って、
最近ようやくショスタコービッチ「第10」を入手できたのです。
シリーズの中に3点だけ含まれていたショスタコービッチ録音ばかりが集まったの
は不思議です。ところで「第5」「第12」はいずれも別のステレオ録音がLPとして
発売されていました。しかし「第10」は、1954年スタジオ録音のモノラルLP、そして
1976年ライブにもかかわらずモノラルのLPが存在していたのみ。ステレオLPは
これまでなかったわけで、それをこうしてアナログで聴けることはとてもうれしい
こと
状態でした。
音はややハイの伸びが不足していますが、ムラヴィンスキーの創る緊張感に富
んだ音楽、静寂の中を不気味にうごめく低弦や哀しい木管、やはり素晴らしい
です。ぜひ他の録音もアナログで聴きたいなあ。特にベートーヴェン!
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- クラシック





