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「異種素材の組合せ」がプラッタの「鳴き」を抑え、それが再生音に自然さを与え
ているらしい。そのことを実感すると、では「鳴き」をとことん抑えてみよう、となる
ものです。「鳴くならば、止めてみせよう。プラッター」
私のターンテーブルシートは、これまでもfo.Q RS-912を使ってきました。ただ、
厚さ2 mmだと「音の生気までそがれる」ような印象を以前に持ったことがあって、
もっぱら1mmの方を使ってきました(その上で、レコードと接する面は47研の鹿皮 マットを併用)。 ところがいま、改めて2mmシートを使うと、これがまた良い結果なんですね
重心が下がり、私の聴くクラシックではとても好ましいのです。何か、ずいぶん遠 回りしたみたいだなあ。
ふと頭をよぎるのは、プロケーブルさんの「注意」なんですね。何か変なパーツ
がひとつシステムに入っていると、どこかを「良い方向に変えた」とき、その真価
すら分からなくなるということです。そして、それが「良い方向であった」ことを正し くは認識できずに、結局は「間違った方向へ」と 2年半前は、そんな迷宮をさまよっていたのかも知れませんね。
では、RS-912の2mmの上に1mmも重ねたら、どうなるのか!?
つづく!
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2011年2月のことです。この日記で、「亜鉛合金インナープラッタの方が、アルミ削り出しの
それより音が良い」と書いたのは。それ以来ずっと、取り外されたアルミ物(TD521購入時の オリジナル)は物置で眠っていたのでした。 時々、やりたくなりますよね。「あの死蔵していたの、もう一回試してみようかな」 こと。今日もそんなつもりでした。で、結果にビックリ! が出てきたのです。 2年半の間にさまざまな変化がありました。プロケーブルさんから購入した製品(ケーブル、 アンプなど)の活躍、そして回転シェルによる目覚ましい進化 みたら、それらよりも前のこと。その当時のレベルでは、亜鉛合金の方が良いと感じたので すけれど、いまのシステムではアルミ物の効果は絶大 になり気味だなと思っていたところに、柔らかな厚みがポンとついた もともと、インナーがアルミなのは「異種素材の組合せによる共振の分散」があるのではな いかと思っていました。この結果から考えるに、ここのところ「きつい」と思っていた部分には、 そうした亜鉛合金オンリーによる「鳴き」が乗っていたのかも知れません。それをアルミに戻 した(つまり、異種素材を組み合わせた)ことでより素直な響きを実現した、ということなの でしょう。 それにしても、このプラッタで聴くギュトラーのトランペット、ETERNAの残響豊かな録音と相 まって、何と美しく響くことでしょう!「恍惚の」という表現に相応しいものがあります。 教訓: いちど「引退」させたものも、できるだけ保管しておきましょう。家は狭くなる一方で はありますが…。 |
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5月16日に「回転シェル・スタビライザ」を発表
懸案事項は、何といっても針圧のかけ方です。スタイラスとブラシにどう力が配分 されるのか い自作しようかと思ったのですが、0.1 gつまり1 mNの力を測定する適切なセンサー を見つけられないでいます。この部分をバッチリ決められないことから、実験機は Eminentではなく、CORUS MMになってしまうわけです。 しかしそのCORUS MM、このところのさまざまなチューンナップもあって、これがなか なか良く鳴る (1) 回転シェルのベアリング動作をスムーズにした。私はNSKマイクロプレシジョン という会社の製品、ガイドフォロア(いちばん小さいもの)を使っています。潤滑用に グリスが内部に塗られているのを、長期エタノール漬けにして落とし、その後WD-40 で初動感度を高めています (2)回転シェルの常識は「アンダーハングに設定する」となっていますが、これを破り もともとトーンアームが指定するオーバーハングに戻しています。スタビライザによ り回転シェルの動きは制限されており、トラッキングエラー最小(つまり本来のオーバー ハング)の位置からわずかだけ動ければよいという考え これでCORUS MMが「絶好調で鳴る」ようになりました。ところがある日、ガクッと調子 が悪くなったのです び、それを少し抑えようと思いトーンアームのうしろを持ち上げたのでした。普通、カー
トリッジ側を下げると高域を抑えることができる、それを意図したわけです。ところが
我が家のシステムの場合、スタビライザであるブラシが支点として働き、トーンアー ムの持ち上げに伴いスタイラスが(大げさにいえば)浮き上がる形となり、針圧が 減ってしまったようなのです。
というわけで、またひとつ学びました トーンアームの高さを微調整し、耳を便りに、ブラシとスタイラスの受ける力の配分 をコントロールできるんですね(厳密な測定はできないままですが)。 やはりアナログは奥深い!
それにしても、CORUS MMの実力も素晴らしい!
(2000年7月発行の「アナログレコード再生の本」を読んで購入したカートリッジです。 13年目にして初めて、 こんな素晴らしい音で鳴らすことができました)
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今日は(毎年一回の)人間ドックへ行ってきました(まあ、いつも日帰りコース
なんです)。毎度のことながら、当日は「食」はおろか「飲」まで禁じられてしまう と、それだけで体調が悪くなりそうな気がするよね。 検査そのものは、8時30分に受け付け、10時20分には終了の、とても効率的 なものです。バリウムを飲んで傾斜テーブルの上でぐるぐる回らされるのや、 超音波検診でセンサーをぐりぐり押し付けられるのは、なかなかつらいですよ ね。私はマシンに腕を差し込んで測定する血圧計が苦手なんです。いつも マシンでは高い数字が出て、結局は水銀計でマニュアル測定してもらうんで す(今回は申し出て、最初からマニュアル測定にしてもらいました)。 この年になると、いろいろと引っかかるものです。で毎年、再検査を奨められ てもスキップしているのですけど、今年は受けますかねえ。時間をとることが できれば、という(かなり厳しい)条件つきではありますが…。 |
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というタイトルで書いたものの、我が家にHannlがあるわけではありません。
このところeBayで、特定のセラーから東独ETERNAのレコードを購入すること
がよくあります。そのセラーの宣伝文句が「われわれの売るレコードはHannl
でクリーンされ、それ以外の機器は使わない」なんですね。
オーディオ雑誌=私が定期的に購入しているのは「analog」誌ですが、それに
掲載される記事によれば、どれほど完璧に手磨きした盤といえど、Hannlに
かけるとさらにその上のステージの音質になる!という過激な表現が目につ
きます。では、上記のeBayセラーの売る盤、Hannlで磨かれたという盤はどう
響くか?というのが、今日のお題なのです。
結論を言いましょう。「え?こんなもの?」というのが感想です。件のセラーか
らすでに何十枚かLP購入していますので、その総合評価として、そう言えま
す。具体的に書けば、
・決して、ノイズレスの盤が届けられるわけではない。むしろ、連続的なチリチ
リ音が耳につく方が普通であり、たまにクリーンな音のLPに出会うと、とても
幸せに感じる(それだけ稀、ということ)。
・購入したままではチリ音の目立つLPを、私のいつもの手法で磨くとチリ音は
ほぼ消えて、音質もより鮮明になることを何度も経験している。
これはいったい、どういうことでしょう?
・そのセラーが「Hannlを使っている」という文句が、ウソ!なのか、
・Hannlはオーディオ雑誌に大きく謳われているような効果はない、のか
どちらかなんでしょうね。
ここでは、どちらという詮索はしません(そのための材料がない)が、我が家に
来てから磨いた下記の盤
・Ernst Hermann Meyer: ビオラとオーケストラのための協奏曲(1978/80)
Viola: Alfred Lipka, ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団
Nova 885 233
がとても素晴らしく響いたことを記しておきます(もちろんこの現代音楽を聴く
のは初めてですが、リズムも音響もハッキリしており、内容を感じやすいと
思いました)。またしばらく、1枚10分かけて手で磨く日々が続きます。
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