ぱたのアナログな世界

アナログオーディオとLPについての雑感ページです。

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今日はリビングにて、仕事(内職)をしながら、EテレのN響を「チラ視」しているわけ
です。真剣味の低い視聴姿勢には反省の余地が「大あり」なんですけど、言い
たいのは、いま耳(目)にしているこれがバルトークの正しい再現たり得るのかな?
ということなんです。

奏法の発達とともに、「過去の楽譜」とはいえ、それをいまのテクニックで再現する
ことは正当と思います。しかしその根底は、作曲者が音符に託した想いを音として
具現化する、それを動機とすることだけが唯一の正解ですよね。いまEテレで視て
いるのは、美音なのだろうとは感じますが、作曲者が求めた(であろう)「きしみ」と
か、「ねじれ」とかいった要素は、汗ひとつかかずに再現される即物的な音の変化
しか感じられませんでした。
(汗をかけばよい、ということではもちろんないのですけどね)

これはとても意味深なことなのです。例えば、シゲティ弾くプロコフィエフの協奏曲
など(テープでもLPでも)、映像がないのですから、独奏者の熱演する姿を見られ
るわけでもありません。にも関わらず、その献身的な音、フレーズ、それらを苦しみ
ながら生み出す奏者の姿、そんな「影絵」は強烈に眼前に像を結び、その臭気は
否を唱えることを許さないほどに、演奏の素晴らしさを聴き手へ届けるわけです。

ところが今、映像を(チラ視とはいえ)伴って体験しているものが、ただただ醒め
「楽譜を音化した」ように感じた、っていうことなんで、これは私としては看過しがた
い。会場では、ソロのアンコールもあったようですが、「はい、そうですか」と今度は
こちらが醒めてしまいます。
うーん、本当にこのバルトークで「心を揺さぶられる」んですか??

昨日はコンサートの興奮覚めやらぬ内にと、メインのベートーヴェン「第7」
についてのみ書きとめました。前半のドヴォルザーク「謝肉祭」とメンデル
スゾーンVn協奏曲についても、記しておきます。

最初の曲はすなわち、愛知芸術劇場コンサートホール(昨日、2000席弱
だろうと書きましたが、調べたら1800席でした)の音響に対する初体験で
もあります。 前から5列目という至近であるにもかかわらずその響きは、
かなり柔らかく感じられるもの=「溶け合う」系でした。 聴き慣れている
ケルテスの「謝肉祭」LPは英Deccaの「生々しい分離」系なので、それに
比べると第一印象は柔らかい演奏と聴こえてしまいます。それはもちろん
かなりの部分がホールの印象であり、よく聴けば同じようにダイナミック
演奏であることが分かり、そして聴けば聴くほどケルテスと似ていると感じ
ました。

ケルテス「謝肉祭」のゆっくりした部分をもうほんの少しゆっくりにすると、
この演奏になりそうです。ただしそのような部分の歌わせ方にやや疑問
もあり、ヘンゲルブロックはそこで「懐かしさ」とか「憧れ」といった情感を
強くは感じさせません(ノンビブラートだから?)。レガートが美しいものの
ムード音楽的にも聴こえ、カラヤンがこの曲を録音しているかは知りませ
んけど、カラヤン風とでもいえる緩徐部分なのです。そんなあれこれ考え
ながら、々にホールの響きに耳がなじみつつ、1曲目が楽しく終わりました。

編成を減らし再チューニング、そしてソリストと指揮者が登場し、メンデル
スゾーンのVn協奏曲です。日頃、協奏曲の熱心な聴き手ではない私の
感想ですからまったく正確ではありませんが、ソロとオケが協調し奏で
た(まさに「協奏」ですね)美しい演奏でした。ドヴォルザークではムード音
楽的と思ったスタイルも、このような曲では幻想的であったり優美さ・甘美
さを表出する方向に作用するのでしょう(それが、ヘンゲルブロックの考え
るロマン派なのかな?)。オケのトゥッティをバックにしてもソロが埋もれる
ことはないのは、シュタインバッハの出す音の芯の強さ(彼女の風貌も、
そうですね)・指揮者によるオケのバランス・ホールの良い響きがあい
まってのものと感じました。

もちろんこの日のメインはベートーヴェン、なのですが、前半も十分に楽し
いものでした。4日連続の来日公演、大阪・東京・東京・名古屋と移動し、
その最終日だけにプログラムされたドヴォルザークベートーヴェン
何かもったいない気がしますね。客席の埋まり具合も7割弱といった程度
でした。チケット料金を全体に2割下げて「満席」とする方が興行的にプラス
でないかしら。そして、満員の客席を前にしては演奏もより力が入るでしょ
うし、それを体験できる聴衆も増えると思うのですけどね

3月2日のNHK-FMでベートーヴェン「第5」ライブ録音を聴き感銘を受けた
ヘンゲルブロック指揮北ドイツ放送交響楽団、愛知芸術劇場コンサート
ホールで「生体験」してきました。今回の来日公演、大阪・東京では
メインがマーラー「巨人」であり躊躇していた(食指が動かない)のです
が、名古屋のこの一回だけベートーヴェン「第7」ということで、これは
是非モノとして聴きに出かけたわけです。

結論として「聴きに来てよかった!」なのですが、まずは初めてのホー
ルの印象。正面にパイプオルガンとその前に客席がある、新しいホール
の典型です。反響板としてガラスが吊るされているのもサントリーホール
をお手本としているようで、「溶け合う」音響はまさにその印象どおりでし
た。全体は小ぶりで、2000席弱でしょうか。私の席は平土間中央ブロック
の通路側、前から5列目で、ティンパニの響きが足元から伝わるライブ感
にあふれた好ポジションでした。

ヘンゲルブロックの弦配置は、左から第1ヴァイオリン・ビオラ・チェロ・
第2ヴァイオリン、そして右後方にコントラバス。いわゆる現代的な配置で
ありつつ、第2ヴァイオリンが右に置かれた「両翼」配置なのです。私の
通路前方がその第2ヴァイオリンで、今回はその楽器が「こんな働きを
していたのか」とたくさんの発見がありました。

メインのベートーヴェン「第7」、これまでに耳にしたこの曲の最高の
演奏でした。レコードと実演は直接比較にはならないものの、昨年、
ミスターS指揮読売日響で同曲の美演を実体験しても得られなかった
レベルの感動でしたから、「最高」と言わざるを得ないのです。

第1楽章はやや速めのテンポ、第2楽章は中庸、第3楽章はやや速め、
そしてフィナーレは「最速」です。全体としては、FMで聴いた「第5」のよう
個性的な表情で驚かせるよりは、音楽そのものに語らせるやり方
いえます。第1楽章のところどころで、ちょっとだけ幅広いテンポをとる部分
(心の中で「もっと思い切ってやろうよ」と言う私でした)、第2楽章に1ヶ所
だけ出現するパウゼ、フィナーレのコーダでの加速、といったあたりが
目立った表情でしょう。しかし何よりも、全曲を貫くカロリーある響き、ノン
ビブラートで奏される弦、それも両翼配置による効果、第2楽章は特に
それが活きた瞬間でした(泣けました)。

どちらかといえば第3楽章は、響きの充実はあるものの、もう少し暴れて
ほしいと思いました。一方、そこからアタッカで突入したフィナーレ(第3
楽章の終了間際、そうするだろうと感じました)はしかし、まさに荒ぶる魂
乱舞であり、呪術的な時間でした。かつてクライバーの実演で感じた
燃焼を、より熱く、より完成度の高い姿で耳にしたのです。第1楽章では
提示部リピートがないのを(驚きつつ)歓迎した私ですが、このフィナーレ
では「そこをもういちど聴きたい」と積極的に思ったのです(リピートは第3
楽章の提示部のみ)。

今日の感動には、ホール・座席の条件が良かったことも大きな要因と
なりました。全体はよく溶け合うホールトーン、ティンパニの打ち込みを
身体で感じられるポジション、そして両翼配置の意図も明確に伝わって
くる、などなど。残念ながらステージ上にはマイクは1本もなく、この演奏
がまさにその会場「限り」のものであった、その遭遇がうれしくもあり、
記録の残らないことが残念でもあります。

この前に、外来オケの演奏を聴いたのは、ひょっとすると2000年の北ドイ
ツ放送響(ヴァント伝説の最晩年)であったかも知れません。また次回も
北ドイツ放送響、ということにならないよう、さらに新たな「星」を発見したい
ところです。

5月30日のFM雑感

5月30日(土)、FM受信が快調なのでN響ザ・レジェンド、ホルスト・シュタインとの演奏
をエアチェックしてみました。ワーグナー「マイスタージンガー」前奏曲はいろいろと
注文を覚えた(理想が高い)ものの、ベートーヴェン「第5」はなかなか聴き応え
がありました。不自然な強調があるわけではなく、誠実に音楽を語らせる系の演奏
です。曲の後、池辺晋一郎さんの解説で「人が歌うのと同じ自然なアーティキュレー
ションである」ことが指摘され、なるほどと思いました。「歌」というとワルターのよ
うな豊饒な歌い方や、トスカニーニのむせるようなカンタービレを思い出すわけです
が、そうでなくても「歌うような」ってあるんだなぁ、と納得。それが聴き手の耳へと自
然に入ってくるポイントなのですね。いいベートーヴェンでした

ところがその後、全国規模の大きな地震が発生そのとき別のことをしていて、
あとでテープを聴いたところNHK-FMでは何と、ブラームス「第2」を放送し続けて
いたのです。しかし!第1楽章が終わったところで、それまでラジオ(たぶん第1)で
流れていたのと同じ地震情報の放送に切り替わったのでした。何で!?

「緊急性を重視」するのならば、ブラームスの演奏中であろうがなかろうが、即座に
地震情報を放送開始するべきです。「直後の情報」を求めてスイッチを入れた人が、
「あ、ブラームスだ」と耳を留めて第1楽章終了まで待ちませんよね。その瞬間に別
のメディアへ切り替えて、そちらで情報を得ているはずです。したがって、第1楽章の
終了を待ってから放送する地震情報など「誰もそれをアテにしない」類の、まったく
意味がないといってよい「蛇足」放送です。ブラームスを聴き続けたかったリスナー
にとってもそれは、落胆以外の何物でもありません。
何考えているんだ?NHKは!

22時からは「クラシックの迷宮」を聴き、こちらでは深い感銘を受けました。『大男の
』、そのストーリーの深さ(片山杜秀さんの時代背景を踏まえた解説も見事)も
すごいですが、それがAMの第1、第2を利用した「立体音楽堂」で放送された演奏
である点に衝撃を受けたのです。

モノラル・ラジオで音楽を聴いていた時代。家庭にステレオ電蓄が普及していなかっ
た時代。その頃に「ステレオ音響を聴く」経験は、まことに稀なことであったでしょ
う。ベートーヴェンやモーツァルト、ハイドンなど(が放送されたか知りませんが)、
「立体音楽堂」でその音の広がりが与えた感動の大きさは、実は今日の感覚では
想像が難しい。しかしこの『大男の庭』では、それを初めて聴いたことから、それを
初めて耳にしたリスナーの感動を共有できた気がするのです。

残念ながら、ブラームス録音が中断されてしまって萎えた私は、この素敵な番組を
録音していませんでした。6月1日(月)に再放送があるので、カミサンに録音を頼も
うと思います(私は毎年恒例の人間ドック受診)。アナログ機器を卒業し長いカミサン
にうまく録音してもらえるか、かなり心もとなのですが…。

先日にアルミテープ装着で武装したKT-7700、昼間の受信は極めて良好、静かで
満足ゆくものです。しかし陽が低くなり、家屋内の電気使用量が増える頃、徐々に
ノイズが増えてゆきます(以前よりはマシ、ですが)。これを何とか抑えたい。

今日は休日で家族とともにショッピングセンターへ出かけました。そこにある100均
で「何か電磁シールドに使えるものはないかなぁ」と物色していたところ、グリルテー
ブルシートを発見。要するにグリルの発熱でテーブルを焦がす赤外線をアルミ面で
反射するもので、厚紙の表面に薄いアルミ箔を貼りつけたようなものですね。直方
体のグリルを下方から取り囲める(つまり左右と背面の立ち上がりをもつ)寸法で、
それがFMチューナーを取り囲むのにピッタリ!とひらめいたわけです。100均の商
品ですが、税込216円でした。

これは完璧です!前に書いたとおり、FMチューナーは2階に置かれており、ノイズ
飛来源は基本的に階下です。したがって、グリル用と同じく下を囲む基本形でかな
り効果があります。それに加え、前面パネルの目隠しと背面パネルへわずかにハ
ングする「ひさし」を被せてやると、階下で点灯する蛍光灯・テレビ・給湯器、それら
に起因するノイズはほとんど感じられなくなりました。これならば、夜の番組であっ
ても、家族と闘うことなく安心して録音できます。

電気器具の交換や、本格的な電磁波遮蔽カーテンの導入など、何万円もする対策
も頭をよぎりはじめたここ数日でしたが、やはり「まずは100均!」でしょう。
充実したGWだったなぁ。

(もう夜でキレイな画像が撮れないので、明日の昼間にシールドの様子を撮影して
アップします)


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