ぱたのアナログな世界

アナログオーディオとLPについての雑感ページです。

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ムラヴィンスキーがDGGに録音したチャイコフスキーの「第4・5・6」の三曲、その
セット物LPを吉祥寺ディスクユニオンにて入手しました。えーと、いったい何枚
「同じ録音」のLPをすでに持っているかは置いておいて、イタリア・プレスという
のがこれに魅かれた理由なのです。
 
私の盤歴において、レコード製作国のイタリアは初めあまり良い印象では登場
しませんでした。30年の著作権が切れた放送音源などを使用する、海賊盤では
ないけれどもまあ他人の音源を安易にリリースする国、というイメージだったの
です(CetraやMelodram、ずいぶんお世話になりました)。
 
そのイメージが一転したのが伊Philipsのモントゥー演奏、ドビュッシーの「映像」
の1枚を聴いたときです。その美音に驚愕、のちにオランダ・プレスとの比較試
聴によりイタリア盤の優位性を自分の耳で確かめたわけです。それ以来、イタ
リア・プレスは「美しい音の予感」を起こさせるものへ昇格したのでした。
 
というわけで、この伊DGGのムラヴィンスキー盤(2721085)。レーベルの縁取り
はチューリップではなく、いわゆるブルーライン、1970年代中盤のものでしょう。
針を下ろしてみると期待通りの素晴らしい音質です。この録音のいわゆる初期
盤はオークションでもかなり高額で取引されるのですが、それらを欲しくないと
は言いませんけど、これだけの音質でムラヴィンスキーの神髄に触れられれば
十二分と感じます。盤のコンディションも最高で、前オーナーは本当にこれ針を
通していたのかしらん?と思うほどです。
 
ちなみにセット物のお値段はわずか1234円!しかも「まとめ買い割引」で30%引
かれて、864円でした。とても良い買い物をしたのは確かなんですが、逆にこれ
では、レコードがかわいそうですよね。
 
ムラヴィンスキーが1988年初めに亡くなって少し経ち、その追悼として12枚もの
CDがビクターから 発売されました(「新・ムラヴィンスキーの芸術」、1989年)。
LP派の私としても「これらはCDでしか聴けない」ため、当然それを買ったわけ
です。ステレオ録音によるベートーヴェン「田園」や「第1」など、深い感銘を受け
ものでした。
 
ところがお隣の国、韓国ではこれらがLPで発売されていたことをのちに知る
ことになります。LPを作っていたのはSeoul Records, Inc.という会社。日本の
ビクターのライセンスの元で製作とのことで、レコード番号にビクターのCD番号
(VDCで始まるもの)が併記されています。しかしこのシリーズ、なかなか出回り
ません(少なくとも私がカバーしているショップやオークションでは)最初に
手に入れたのがショスタコービッチ「第5」「第12」の2枚、それから何年も経って、
最近ようやくショスタコービッチ「第10」を入手できたのです。

シリーズの中に3点だけ含まれていたショスタコービッチ録音ばかりが集まったの
は不思議です。ところで「第5」「第12」はいずれも別のステレオ録音がLPとして
発売されていました。しかし「第10」は、1954年スタジオ録音のモノラルLP、そして
1976年ライブにもかかわらずモノラルのLPが存在していたのみ。ステレオLPは
これまでなかったわけで、それをこうしてアナログで聴けることはとてもうれしい
ことなのです。入手したLPはまるで聴いた形跡がない、ほとんど新品のような
状態でした。

音はややハイの伸びが不足していますが、ムラヴィンスキーの創る緊張感に富
んだ音楽、静寂の中を不気味にうごめく低弦や哀しい木管、やはり素晴らしい
です。ぜひ他の録音もアナログで聴きたいなあ。特にベートーヴェン!

イメージ 1我が家のターンテーブル上では、MM型カートリッジはRoksan CORUS MMがメインの地位を占めています。前にも書いたと思いますが、もともとこのカートリッジはGoldringのOEM、それをRoksanチューンで販売しており、ベースとなっているモデルは1012GXです(針先形状がガイガーII)。

そのCORUSを、ひとつはガイガーIIのCORUS交換針、もうひとつを上位機種である1042GX用のD42(ガイガーS形状)を装着し、違いを楽しんでいるのが我が家の独自性です。今日の話題は、このD42針が「変わった!」ということなのです。

右の画像に示すような感じでして、旧タイプはカンチレバーはまっすぐ、
その先に「畑をたがやす鍬」のような趣きでチップが接着されています。
対する新タイプはよりトラディショナルに、カンチレバー先端が曲げられて
おり、そこから真下へ向けてチップが生えている。パッと見て、これらが
同一形状には思えませんよね。たぶん、全体形状は変わって見えるもの
の、緑色矢印で示した面=音溝に接するラインは同じ、ということなの
かと思いますが。

気になってGoldingのテクニカルサポートに問い合わせメールを出したところ、
この新タイプも確かにガイガーS針であるとのこと。そして余計なことに、

the D42 stylus still uses the Gyger S diamond tip. You should not notice
any audible difference compared with what is mounted on your Roksan.

とのコメントまで…。
「聴感上の違いは気づかない」だとぉ?そんなはずあり得ませんよね。
これだけの針先形状・針先質量・カンチレバー形状の違い、これらが振動
モードの違いを通じて音に影響を与えないはずはありません!

実際に新D42を装着してLP再生すると…確かに違います。
どっち方向へ、って?もちろん、良い方向へですよ!

レーグナーのブルックナー交響曲録音は結局、第4〜第9の6曲のみとなって
しまったわけですが、それらすべてをようやくETERNAオリジナル盤で揃え
ることができました(ただし「第8」は以前に論じたとおり、なぜかスイトナーの
録音が刻まれている)。最後まで入手に難儀したのが、「第5です。これはeBay
でもなかなか出てきません。半年くらい前に出品があったときには、「これくら
いで入札すれば絶対に落とせるだろう」と思っていた金額をも上回られて
まい、この盤の入手の難しさを痛感したものです。
 
最近になって第4」「第5」「第7」「第8」まとめて、という出品があり、それを
落札することができたのです(上記の「第5」単品の最終価格より低い落札額
であったのは、ラッキー)。「第4」も「第7」も愛聴の録音ですし、「第8」にはひょっ
としたら「ホンモノのレーグナー録音?」という期待もありましたから、うれしい
セットということになります(でも「第8」は、やはりスイトナーでした)。それが届
き、「第5」にとても感銘を受けたので、改めてレーグナーのブルックナー録音
について考えているところです。
 
ちなみに今回の4点はすべて同じところを出処としている様子。どの盤にも1面
「Musikbibliothek Frankfurt (Oder)」とのスタンプがあります。つまり、ブラン
デンブルグ州の都市フランクフルト(オーダー)にある音楽図書館からのお下
がりですね(「廃棄」って表現しちゃうと、気持ちが複雑)。ドイツの音楽図書
館がどのようなシステムかよく分かりませんが、レコードは図書館備え付けの
装置で試聴するようになっているんじゃないのかな?というのは、盤の表面は
それなりにすれ跡があったり、ところどころプチパチも聴こえるものの、音溝の
痛みは軽微なようだからです。これは、いろいろなユーザ宅のバラエティに富
んだ装置を遍歴したというよりは、よく調整された図書館のターンテーブル上
にとどまっていた来歴を示しているのだと思います。再生後に針先にこびりつ
くものもありません(変なスプレーなどを使われていない証拠ですね)。
 
 当然、最初に聴くのは「第5」。これはいわゆる快速のレーグナー調が色濃く
現れた例として知られる録音なのですが、それが嫌味ではなく聴いていて実に
気持ち良い。日本の徳間から発売された同録音を最初に聴いたときは、残響
は豊富なものの音にがさつき気味の部分も感じられ(まあ、再生装置の実力
不足もあったでしょうが)、それが快速テンポの演奏を血色の悪いものとしてい
た記憶があります。ETERNA盤の実に素直な音は、この演奏をもまた素直に
愉しませてくれる、そんな感じなのです。
 
とりあえず盤を磨かずに聴いたわけですが、これらをきちんと磨き、そしてディ
スクフラッターをかけて、最高のコンディションでまたレーグナーの独特の魅力
あるブルックナーを満喫してみたい思います。
 
ルーマニア「」ブルックナー、この組み合わせだとチェリビダッケが連想されるかも
知れません。今日の話題は違って、クリスチャン・マンデール(マンデアル)という指
揮者がクルジュ・ナポカ・フィルというオケを振ったレコードの話です(Electrecord
ST-ECE 03257/258)。
(いずれも、まったく知りませんでしたぁ
 
西側世界には(おそらく)ほとんど知られずに完成されたブルックナー交響曲全曲
録音、というのにも驚きましたが、それが1年半ほど前には日本プレスのCDとして
堂々と国内発売されていた、それすら知らなかった自分に驚いちゃいました。
とはいえCDを買う気は(格安であれ)相変わらず起らず、これがLP、しかも「第8
であったからこそ「ちょっと買って聴いてみようか」という気になったのでした。
 
さてまずは、音質からです。これは1987年録音とのことですが、頂けない。聴衆
のいないホールをセッション会場に、客席平土間の真ん中に無指向性マイクを立て
たかのような音であり、鮮明とはお世辞にもいえません。スケルツォなど、まったく
抉りの効かないダルい演奏に聴こえますし、演奏時間の長い第1楽章でもやせ
た弱音が漂うようなフレーズでは、ブルックナーらしい魅力が届きません
LPは「ハーフスピード・カッティング」で高域の特性を改善していると書かれていて
も、この録音ではそのご利益はほとんどないようです
 
フィナーレも録音は相変わらずですが、この楽章ではオケの統率に意志力を感じる
部分があり、ダレそうな箇所でひらりとかわす呼吸に感心させられることもあり
ます。興味深いのは、クナッパーツブッシュ演奏を研究しているらしい感じられ
ることです。第1主題再現部の雄弁なティンパニの活躍、その盛り上がりでのシンバ
の一撃は、改訂版のものです。それ以外のテンポさばきにも、クナ風がちょこちょ
こと顔を出すのが面白いのです。(ただしそれ以外の箇所、改訂版でピチカートに
なっているような細部は、通常のノヴァーク版です)
 
もちろん録音時にまだ40代に突入したばかりの若い指揮者が、クナほどの深みを
出せるはずもないのですが、ブルックナーを愛し、過去の巨匠の演奏を研究しなが
ら登頂を目指した記録なのでしょう。2014年現在も活躍しているならば65歳、さら
に熟した(はずの)指揮者がどのようなブルックナー像に至っているのか、それはで
きれば聴いてみたいと思いました。
もちろんCDではなく、実演で!
 

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ぱたちゃん
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