ぱたのアナログな世界

アナログオーディオとLPについての雑感ページです。

日記

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有名な曲ですよね、これ。私も曲名は長く知っていましたよ。でも、聴いたことは
いちどもなかったのです(曲名も「アブラナ」ともじって呼んだりしていて、失礼致
しました)。
 
先日、札幌へ仕事で出張に行きレンタカーを借りて走っていたときのこと。最近
に亡くなった名指揮者ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスの遺した録音がFM
で放送されていたのです。そのメインに据えられたのが、この「カルミナ・ブラーナ」。
曲が鳴り始めた途端、その壮大とも大袈裟とも言いようのない音楽に「あらー、こ
んな曲だったのね」とビックリ。まるで映画「オーメン」の中にでも出てきそうな曲
だなぁ、と。
 
帰宅しネットで調べてみると、「インディー・ジョーンズ」のおどろおどろしい儀式の
場面で使われているなど、確かに印象そのもの。そういえば「世俗カンタータ」と
いうカテゴリーなんですよね。さらに、「カトゥーリ・カルミナ」「アフロディーテの勝
利」と合わせ3部作をなしているんだとか。
 
え?ひょっとして?と思い、例のETERNA88枚の中を見てみると…。 何と、この3
部作がそっくりそのままありました(もともとオルフの曲があるなぁ、とは思ってい
たのです)。 ケーゲル指揮のもので「カルミナ・ブラーナ」を聴くと、ブルゴス指揮の
ものほどには絢爛ではなく、ホールトーンに包まれたドイツ風の演奏です。それで
も、やはり「こりゃ派手な曲だわ」という感じですね。
ただ、歌詞の意味が分からないから余計にそう感じるのかも知れず、その俗世の
内容が分かりつつ聴いたらニヤニヤできるのかも知れません。
 
「収集は気長に」鉄則ですが、ようやくヨッフムSKDのブルックナー「第8」、
ETERNA盤(827 681-682)を入手することができました。7月27日(日)
の夜にEbayで落札(出張先でした)して今日、8月3日(日)に帰宅したら届い
ていたのですから、超特急です。
 
聴いてみての感想、これはもう2012年7月23日(もう2年も前です!)に「第5」
のときに書いたそのままです。素朴で小ぢんまりしたETERNAの響き、エコー
付加と金管の輝かしさを強調し大伽藍に響くブルックナーとして表現したEMI
盤(手持ちは英盤SLS 5147)。
 
これを解釈するに、ETERNA盤は「音楽家の作りだした響きを尊重」し、EMI
は「販売上の戦略として」録音を加工した、といえるでしょう。なぜか「第8」、
1976年に録音されて、西側では1979年にリリース。しかし本国のETERNAでは
1984年に初めてリリースされています。なぜ8年も寝かせていたのか…。ちょう
どその頃はレーグナーの「第8」録音があり、またスイトナーがデジタルで同曲
を録音するなど、どちらかといえば「混み合う」時期であり、他との競合を避け
る理由ではないですよね。
 
今回入手した盤のマトリクスは、1A/2A/3B/4Aです。カッティングエンジニアと
年の刻印はK84/K84/L84/K84、「それを見る前に聴いた」耳でも第3楽章だけ
が少し響き具合が違うように感じました
 
それにしても、こういう愉しい「第8」は珍しいですね。幾多ある「第8」名盤の中
でもやはり、ときどき聴きたくなる素敵なヨッフムの遺産だと思います
 
「ミュンヘンへ行き、クナッパーツブッシュのお墓参りをしたい」、昔からもっていた
夢でしたが、まさかそれを実現できるとは思っていませんでした。海外出張の乗
り継ぎで、ミュンヘンにて7時間の時間ができたとき、「そうだ。これを実現しよう」
と思ったのです。

ミュンヘンの市中心部から東のイザール川、そのすぐ東にボーゲンハウゼン
地区はあります。空港からSバーン8号線に乗り、そこを目指しました(空港と
市内の1日乗り放題Airport City One Day Ticketがとても便利)。中央駅よりも
少し手前、Rosenheimer Platzで降ります。その駅は、ガスタイクの目の前。いつ
かはそこでコンサートも聴きたいよね。

そして北へ歩くわけですが、川沿いの公園というのか散歩道というのか、その
美しいこと!とても大都会にいるとは思えない世界です。東京でいえば、新宿
御苑のような場所が延々と続いている感じでしょうか。その雰囲気を楽しみな
がら歩き、「もうそろそろのはずだが」と思ったところ、前方から鐘の音が。それに
導かれて到着した聖ゲオルク教会の入り口で、深々と頭を下げて(キリスト教
信者であれば十字を切るところ)中へ入ります。

「とうとうここへ来たか」という感慨を胸に、静かに墓地内を歩きます。ボーゲン
ハウゼン墓地は教会をぐるりと取り囲んでおり、入り口から反時計回りに歩き
角度にして210°ほどのところに、その人のお墓はありました。

この墓標の下にあの人が、その愛妻ともに眠っているかと思うと、とても深い
想いが押し寄せます。あの深遠で巨大な音楽をつくった指揮者がここにいて、
そのすぐ横にまで来ることができた。それは「ナマで聴きたかった」のは当然です
が、そのかなわぬ願いも、このお墓参りでいくらかは満たされた気がしたものです。
頭の中で「パルジファル」前奏曲を奏でつつしばしクナと心を交流させ、そして
お墓の写真を1枚だけ撮らさせてもらいました。

帰宅し、ひさしぶりにミュンヘン・フィルとの「第8」終楽章をターンテーブルに
載せました。その音楽に改めて深く感動したことは、言うまでもありません。
イメージ 1


以前に触れた「ETERNAレコードのオトナ買い」、その88枚の中に含まれていたのが、
ロルフ・クライネルト指揮ベルリン放送響による1枚でした。ロルフ・クライネルト?
そんな指揮者、知らないなあ。ところが針を落としてみると、これが素晴らしい演奏
なのです。ルトスワフスキとエルガーを収めたレコードです。

イメージ 1

調べてみるとこの人、アーベントロートの後を継いでベルリン放送響の首席指揮
者となったものの任期中に急逝、その後任が私の大好きなハインツ・レーグナー
だったのでした。では、と思って、1984年のレーグナー指揮ベルリン放送響来日公
演の冊子を見ると、ちゃんとそう書いてあるではないですか。クライネルトの写真も
一枚掲載されています。つまり、目に触れたことがなかったわけではないのですね。

さて、ルトスワススキとエルガーですが、大づかみに言えば「ドイツ的な」演奏である
と思います。かたやポーランド、かたやイギリスの作曲家の曲ですから、ドイツ的
というのがふさわしいのか分からないのですけど、どちらかといえば「楷書的」であ
りしっかりした構造と充実した響きで表現する方向性ですね。アーベントロートの
遺産はドイツ・オーストリア系に集中していますが、クライネルトのレパートリーは、
放送オケの指揮者らしく幅広いのかなと思います(その点、レーグナーと共通項が
あるかも)。ただ、リリースされたレコードは多くないようで、その全貌はうかがい知る
ことはできません。

ネットで探してみたところ、PHILIPSから出ていたショスタコーヴィッチ「第6」を入手す
ることができました。UNIVERSOシリーズの1枚で、ドゥリアン師の「第12」と型番が接
近しているのにビックリ。ともにレコードの少ないこの二人、東欧にベースしていた
という共通点もあり、さらなる「苦難の道」が訪れそうな予感…。

Weitblickから「思い出したように」表題のCD6枚組がリリースされました
収録曲第4から第9の6交響曲なので、1枚に1曲ずつ収められています。
先日、 ムラヴィンスキーの1978年ウィーン・ライブのAltusリマスターがだいぶ
鮮明さを増した(元リリースは、すごくぼやけた音だった)という評判を聞いて、
HMVで購入しました。するとDMで「1588円分のクーポンプレゼント」が来たの
ですが、メールの届いた日限り有効。「そんなの使えないよなあ」と思いつつ
HMVサイトを開き、何気なく「レーグナー」で検索したところトップに出たのが
このリリースだったのです。あら、お得

5月2日に注文し3日に発送、4日には届いてしまうのですから、便利ですよね。
さてどれから聴くか。当然、「第8でしょう。シャウシュピールハウス大ホールに
おけるライブ録音は、レコード録音とほぼ同時期の1985年5月です。読売日響
との「第8」はその前の年、1984年2月でした。
聴き始めてみると、これは録音があまりよろしくないムラヴィンスキーの
ウィーン・ライブと同じようにホール残響過多で、レーグナー演奏の妙味が伝
わってこないのです。他の曲もつまみ聴きしてみると、それぞれ音質がバラバ
ラですから、(セット全体に統一感をもたせるような配慮はせず)元テープをい
らずにそのままディスク化したのでしょう。
 イメージ 1
そこで、これを「料理する」ことにしました。現用オーディオはプリアンプとして
アレン&ヒースのXONE:62ミキサーを使っています。各入力に4バンドのイコ
ライザーがありますので、それで音質調整を試みました。
・高音(10kHz) → +2 dB
・中音1(2.5kHz) → -16 dB (このバンドがホールトーンにすごく効く)
・中音2(250Hz) → -8 dB
・低音(100Hz) → +2 dB
とすることで、レコードの「第8」と同じような響きにまで改善され、演奏その
ものを楽しめるようになります。そして私はこの音をオープンリールテープへ
コピーしました(ミキサーの録音出力はEQ後の音が出るので、簡単なのです)。
我が家のデッキTC-R7-2は、アナログっぽさを演出するよりは高忠実録音の
タイプなのですが、それでも若干は雰囲気を変えますし、何よりもアナログ
VUメーターがゆらめくさまは視覚的にも楽しめるものです。
 
そのようにして作り直したこの演奏、実はレコードを上回る素晴らしいものと
聴きました。やはりレコードとは一段異なる「熱」を感じさせ、特にそれはア
ダージョとフィナーレに明らかです。つまりレコードの場合は、怜悧な刃物を
思い起こさせる一直線の第1・第2楽章に対し、後半二つの楽章は「腰を落ち着
け過ぎた」感じがします。ところがこのライブでは響きにカロリーがあり、大胆な
テンポの動きとあいまって、後半でも物足りなさを覚えることがありません。
そしてフィナーレのコーダ、そのテンポはレコードよりも遅く極めて雄大に曲を
締めくくっています(読響との実演もそんな感じであった)。これはやはりレー
グナーのステキな遺産というべきでしょう。
くれぐれも、CDの音をそのままに再生し聴いたのでは、その真価を捉えるのは
難しいと思います
 
他の5曲については、また追々と。
 

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