清水知輝の視点 〜ビジネス・キャリア徒然草〜

昔は有無で選択し、今まではQCDで選択し、これからは信念・哲学で選択する、NPO法人FRI&Associates理事長の徒然日記

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私が変革の仕事をしたり、NPOなどの活動を通して、よく感じることがある。
それは、多くの人が多くのことについて、「自らが枠をはめている」「自らが限界を作っている」という事だ。

例えば、構造改革の組織設計のところでよく出てくるのが、「この部署を担う人材がいない」という話である。
確かに、物理的に人数が足りないという事はあるが、大抵の場合、それが「できる」人がいない、という意味で使われる事が多い。そうして、「うちでやるのは難しい」という話になり、改革自体が有耶無耶になるのだ。
あるいは、新しい企画を考えている時に、「経験がないからわからない」と考えること自体を止めてしまう。
他にも、「時間がない」から「進め方がわからない」から「自信がない」からなどと、出来ない理由を並べて、話が進まないことが良くある。

皆さんの周りにも、そんな事はないだろうか。
いや、皆さん自身もそのように考えていないだろうか。
※ 詳しくは、FRIコラム『知らずに陥る魔の思考停止とは』(http://www.fri-associates.com/blog/professional/000164.html

私はそのような場面に立ち会う度に、「どのようなことも最初から出来ていた人はいない」という明らかな事実を忘れていないだろうか、と思うし、時にはそれを口にしている。
私自身も、元々はできないことばかりであった。経営コンサルティングやマーケティングアドバイスなど、知恵を買って貰う仕事もしてきたが、経営やマーケティングなど、元から知っているはずもないし、実際、マーケティングなどは、仕事でするからということがわかってはじめて、必死に勉強したくらいだ。それを言えば、会計や財務、人事などについても、ほとんど全てがそうである。
それは、どのような著名経営者でもそうだし、そもそも今の仕事は、昔のように決まったことをやっていれば儲かるものは少なく、わからない事だらけの中で模索する必要がある方が多いくらいだ。

つまり、「できる」から「する」と言っていては、いつまで経っても、今以上の事は決してできない。「する」からこそ初めて「できる」ようになるという事実を受け止めることが必要なのである。
要は、「出来るか出来ないか、ではなく、やるかやらないか」である。

よく「時間はつくるもの」と言うが、忙しい人ほど、時間に追われるのではなく、時間をコントロールし、色んな場所に顔を出したりしているし、ハードワークなのに趣味の時間も確保していたりする。
仕事は、学校のテストではない。100点などと言うものはもとから存在しない以上、100点を取れる状態に勉強しておこう、というような考え方は通用しないのだ。どちらかと言えば、テスト前に自分で作る単語帳のようなイメージの方が適切だろう。自ら想定して問題をつくり、体系的に覚えながら自分の中での完成形に近づけていくのである。

これは、一言でいうと「仮説思考」といえるのかもしれないが、私はそこに「挑戦」という気持ちも加えたい。出来ない事実を認め、目的達成のために、それでも成果を出そうと懸命に努力することで、結果的に多くの力が身に付くのである。そして、将来を可能な限り見通そうとし、それを実現するために、不確実なことを1つ1つ確実なものにしていく。
それが、成果を最大化するために求められる力・姿勢なのである。企業経営においても、そのことを忘れてはならない。

『「できる」から「する」のではなく、「する」から「できる」ようになる』

この言葉を胸に、これからも挑戦し続けていきたい。



☆100号越えのメルマガ『FRIマーケティング&キャリア』もよろしくお願いします
http://blogs.yahoo.co.jp/tshimizu33/6525382.html

☆私担当分だけで30本の『FRIコラム』もどうぞ
http://www.fri-associates.com/blog/authors/index.html#shimizu

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お考えには賛同しますが、諸々の理由を並べて話が進まな
いの件については多くの場合は「やる気の無さ」が元に
あると思います。その仕事に対する熱が無いと「言い訳」
を作りたくなります。「何とか!」という熱が少しでも
あるか又は誠意でもいいと思っていますが、そんなものが
言い訳の出る幕を無くすと思います。
ほとんどの人達が「大体が流れていけばいい」というよう
な傾向がありますから。
気の無い人に理論をぶって発熱させることは容易ではない
ですね。

2008/6/8(日) 午前 8:17 sarukyara

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コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、熱意がない人を熱くさせるのは、非常に難しい事だと思いますし、個人的には後回しにして良いとも思います。
一番の問題は、熱い気持ちを持って「いた」人が熱さを失う環境であり、それを肯定するかのような誤った常識ではないでしょうか。
ビジネスであれ政治・行政であれ、改革するにはリーダーが「熱さ」をきちんと評価し、冷めた評論家を駆逐するくらいの勢いで主導する必要があるかと思います。
幸い、熱さというのは、上手くすれば伝播します。それでも変われない人は、厳しいのかもしれませんが、変われないなりの仕事を変われないなりの評価で、やって貰うしかないのではないかと思います。

2008/6/8(日) 午後 1:01 [ T. Shimizu ]


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