清水知輝の視点 〜ビジネス・キャリア徒然草〜

昔は有無で選択し、今まではQCDで選択し、これからは信念・哲学で選択する、NPO法人FRI&Associates理事長の徒然日記

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2008年06月

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私が変革の仕事をしたり、NPOなどの活動を通して、よく感じることがある。
それは、多くの人が多くのことについて、「自らが枠をはめている」「自らが限界を作っている」という事だ。

例えば、構造改革の組織設計のところでよく出てくるのが、「この部署を担う人材がいない」という話である。
確かに、物理的に人数が足りないという事はあるが、大抵の場合、それが「できる」人がいない、という意味で使われる事が多い。そうして、「うちでやるのは難しい」という話になり、改革自体が有耶無耶になるのだ。
あるいは、新しい企画を考えている時に、「経験がないからわからない」と考えること自体を止めてしまう。
他にも、「時間がない」から「進め方がわからない」から「自信がない」からなどと、出来ない理由を並べて、話が進まないことが良くある。

皆さんの周りにも、そんな事はないだろうか。
いや、皆さん自身もそのように考えていないだろうか。
※ 詳しくは、FRIコラム『知らずに陥る魔の思考停止とは』(http://www.fri-associates.com/blog/professional/000164.html

私はそのような場面に立ち会う度に、「どのようなことも最初から出来ていた人はいない」という明らかな事実を忘れていないだろうか、と思うし、時にはそれを口にしている。
私自身も、元々はできないことばかりであった。経営コンサルティングやマーケティングアドバイスなど、知恵を買って貰う仕事もしてきたが、経営やマーケティングなど、元から知っているはずもないし、実際、マーケティングなどは、仕事でするからということがわかってはじめて、必死に勉強したくらいだ。それを言えば、会計や財務、人事などについても、ほとんど全てがそうである。
それは、どのような著名経営者でもそうだし、そもそも今の仕事は、昔のように決まったことをやっていれば儲かるものは少なく、わからない事だらけの中で模索する必要がある方が多いくらいだ。

つまり、「できる」から「する」と言っていては、いつまで経っても、今以上の事は決してできない。「する」からこそ初めて「できる」ようになるという事実を受け止めることが必要なのである。
要は、「出来るか出来ないか、ではなく、やるかやらないか」である。

よく「時間はつくるもの」と言うが、忙しい人ほど、時間に追われるのではなく、時間をコントロールし、色んな場所に顔を出したりしているし、ハードワークなのに趣味の時間も確保していたりする。
仕事は、学校のテストではない。100点などと言うものはもとから存在しない以上、100点を取れる状態に勉強しておこう、というような考え方は通用しないのだ。どちらかと言えば、テスト前に自分で作る単語帳のようなイメージの方が適切だろう。自ら想定して問題をつくり、体系的に覚えながら自分の中での完成形に近づけていくのである。

これは、一言でいうと「仮説思考」といえるのかもしれないが、私はそこに「挑戦」という気持ちも加えたい。出来ない事実を認め、目的達成のために、それでも成果を出そうと懸命に努力することで、結果的に多くの力が身に付くのである。そして、将来を可能な限り見通そうとし、それを実現するために、不確実なことを1つ1つ確実なものにしていく。
それが、成果を最大化するために求められる力・姿勢なのである。企業経営においても、そのことを忘れてはならない。

『「できる」から「する」のではなく、「する」から「できる」ようになる』

この言葉を胸に、これからも挑戦し続けていきたい。



☆100号越えのメルマガ『FRIマーケティング&キャリア』もよろしくお願いします
http://blogs.yahoo.co.jp/tshimizu33/6525382.html

☆私担当分だけで30本の『FRIコラム』もどうぞ
http://www.fri-associates.com/blog/authors/index.html#shimizu

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