清水知輝の視点 〜ビジネス・キャリア徒然草〜

昔は有無で選択し、今まではQCDで選択し、これからは信念・哲学で選択する、NPO法人FRI&Associates理事長の徒然日記

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以前の会社の同期が、デジタル一眼レフを購入しており、「良いな〜」と思っていたところ、先日妻が「デジタル一眼レフ欲しい」と言い出した。これ幸いとばかりに、話を進めようと思ったのだが、ふとそう思って見てみると、デジタル一眼レフカメラ売り場に、女性一人で来ている人やカップルだが女性がカメラを手に取っているシーンを見かけるようになった。
昔は、一眼レフカメラ売り場は、ある意味、カメラマニアの聖域であり、デジタル化し価格が安くなってきてからは、男性の巣窟だったのだから、凄い変わり様である。

実際、デジタル一眼レフも、最小・最軽量といううたい文句が出てきており、ある程度の重さと大きさがないと安定しないのではないか、と思っていた私は、何となく今後のデジタル一眼がどうなっているかが見えた気がしたのである。

それは、「デジカメと同じ道を歩む」という事である。

デジカメも最小・最軽量の道は通ってきており、今は、ターゲットが絞り込まれた特徴のある製品群が販売されている。
なぜそうなったかと言えば、デジカメも元々は男性のツールであった。
しかし、ある程度価格が低下してくると、多くの人が買うようになり、最小・最軽量や画素数向上などの機能面では差がつかなくなってきて、買い替えユーザーによる需要も先細りとなった。

そこで、メーカーが目をつけたのが、当時まだブルーオーシャンであった「女性」である。

メーカーは、カメラの大きさ重さを、女性の使い易さ、に焦点を置いて変更し、男性が性能とすれば、女性は見た目を重視するため、カラーリングやデザインに力を入れ始めた。
その後、女性≒エントリー層であった事もあり、手振れ防止機能を強化したり、設定を簡単にしたり、という発展をしていった。また、利用が一般的になったため、従来は使えなかった「水場」での利用を防水機能により可能とする事で、更なる需要増を狙った。

つまり、デジタル一眼レフも、これと同じ流れになるという事である。

デジタル一眼レフは、撮る楽しみがある。
どれだけデジカメの性能が良くても、自分が撮り具合をレンズのピントなどで、簡単に調整して撮影できる楽しみは、デジタル一眼に及ばない。あのファインダー越しに見える映像は、心をくすぐるものだ。
これは、女性にしても同じだろうし、そのため、デジタルカメラを持っているユーザーも、重複して購入する可能性が高い。

後は、「女性にとって」使いやすいか、という視点を加え、更に「女性にとって」持っていたいか、つまり、デザインやカラーリングの充実である。
これは好みが分かれるかもしれないが、私も、デジタル一眼レフが黒一色である必要性はないと思うし、ブルーとかレッドとか、少しビビッドな色使いのデジタル一眼レフも、あったらあったで欲しいと思う(40歳以上の男性には、受けが悪いように思うが…)。

今後、40歳以上の既存ユーザー向けの商品展開はそのまま競争が激化しつつ、新規層、特に女性や20代以下の層向けに、エントリー型だが機能は申し分なく、デザインも色柄がそれなりに豊富な重くないデジタル一眼レフが、市場を広げると想定される。
そして、キャノン・ニコンの二大巨頭に勝つ施策として、デザインなどの領域が強かったSONYなどが実施すれば、デジタル一眼レフ市場は、また、棲み分けのなされた面白い幅のある市場になるのではないだろうか。

いつ頃、デジタル一眼レフカメラを買うのか、迷ってしまう今日この頃である。



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そろそろ北京オリンピックも佳境に入ってきたが、不振がささやかれる日本のお家芸である柔道の試合を見ていて、グローバルスタンダードと日本との差異がハッキリ出ているように感じた。

私は、個人的には、日本の柔道が好きだ。
ようは、主に立ち技主体の「一本」にこだわり、徹底して技のキレを磨く。確かに「一本」でスパッと投げる鮮やかさは、見ていて何とも言えないものだ。

しかし、ご存知の方もいるように、最近は、その投げられたはずの選手が、投げた選手の体を崩し、不恰好に投げた選手を引きずり倒すような勝ち方が目立ってきた。
それを見ていて、正直、「そこまでして勝つか」と思ったが、これこそ、日本とグローバルスタンダードとの差だと、自分自身で気付いたのである。

ようは、「勝つ」ということは何か、という認識の差である。

日本では、柔道での勝ちは、一本背負いや○○刈り、巴投げのような投げ技で、相手が綺麗に飛ぶように倒れるという、技のキレ、を重要視してきた。
そして、本来の柔道は、それが正しい形であったと思う。少なくとも、一度投げられてしまった側は、きちんと受身をとって、それ以上の抵抗をしない、というのが「暗黙のルール」であったはずだ。
だからこそ、一瞬のタイミングをつかみ技をかけあう、というえも言えぬ緊張感に包まれていた。

しかし、世界における「勝ち」の基準は異なる。
ある一定の「ルール」で定められたことをもとに、その中で最大限の努力を行って、定められた「勝ち」ポイントを取りに行く、という事であり、ある意味、それ以外の「お約束」はないのである。

柔道は背中の着き具合で、一本か技ありか有効か効果かが決まる。
そして、一連の「流れ」の中で、最後にどうなったかが問われる。これは、巴投げなどがそうだから、大きくはずれていない。
だからこそ、投げられたはずの選手がそのまま投げられるのではなく、投げた相手の体を崩して、最終的に相手の肩を地面につけようと、涙ぐましい努力をする。
それが、絶対の「ルール」だからである。

「暗黙のルール」など意に介さず、「明示されたルール」に従って勝つ。
これが、グローバルスタンダードであり、ある意味、各国の文化を超えて競う上で、最も基本的な考え方なのである。

また、実際の優勢度合いではなく、審判へのアピールが重視されていたのも、昔の柔道と違う面ではなかろうか。

特に「武道」においては、立会人はあくまで冷静に見守り、双方の真の力を最後の最後まで見極めるのが仕事であったし、あくまで主役は競い合う者同士であった。
しかし、今は、ルールにおいて審判が決定者である以上、審判が勝敗を定める事が明確化されたため、審判はあくまでルールに則った判定を行おうと尽力する。そうなると、「指導」を与える基準があり、それに則って、優劣を決めるため、選手は真の力を見極めて貰うのではなく、審判を納得させることが求められるのだ。

これらをビジネスに置き換えてみると、「ビジネスにおいて重要なのは明示化された合意点」であり、「良いものを作れば良いだけではなく、プレゼンテーションによって相手に納得して貰う事がゴール」となる。

もちろん、このような「職人気質」さが、日本のものは「Cool」だと言われる要因であり、失ってはいけない部分でもある。
つまり、明示化されない部分への気配りやこだわりである。ある種、究極のプロダクトアウトとも言って良い。
しかし、ベースに流れるのは、「明示化されたルール」上でどうするかであり、もっと言えば、どのような「ルール」とするかの綱引きからが重要とも言える。また、その「ルール」を適用するには、相手に納得して貰わなければならず、異文化の者同士が唯一握れるのは、明示化された「論理」なのであろう。

先日、仕事でNYCに1週間ほど滞在したが、「これが世界のビジネスの中心か」と疑問に感じるぐらい、普通なオフィス街だった。
たぶん、中東や中国で大発展を遂げている街の方が、よっぽど凄さを感じただろう。
しかし、それでも実質的に世界を牽引してこれたのは、ある種、「合理性」というものを非常に重視してきたからではないだろうか。

好き嫌いはもちろんあるし、あって良いとは思う。
私も、古典的な柔道の方が好きだし、似たような方向性を持つもの同士で阿吽の呼吸で仕事をするのは、とても楽しい時間である。
実際、欧米各国の人々も、好き嫌いは意外にハッキリしているし、常に合理的とは思えない。

しかし、好き嫌いとは別に、異なる価値観(文化)を持つ者同士が、一定の土俵に立とうとすれば、合わせなければならないものはある。

お盆休みに北京オリンピックの柔道中継を観ながら、世界を相手にビジネスをしなければ、もはや立ち行けないという事実の中で、もっと日本は世界の本質を知る必要があると感じてやまなかった。
そして、スポーツの世界だけでなく、ビジネスにおいても、世界と御していけるリーダーの必要性を改めて感じ、この感覚を少しでも多くの人に伝えていこうと、気持ちを新たにした。



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