清水知輝の視点 〜ビジネス・キャリア徒然草〜

昔は有無で選択し、今まではQCDで選択し、これからは信念・哲学で選択する、NPO法人FRI&Associates理事長の徒然日記

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私が代表をつとめるNPOの主要イベントが関西にて開催されます。
次世代ビジネスリーダーを生み出すための2泊3日の合宿型ビジネスプランコンテストです。
私もフル参加して、様々な実務に基づくアドバイスをする予定です。
是非、やる気のある学生の皆さん、参加してください。
しかし、一年って早いものですね…。

以下、告知文です。


<---転送歓迎!--->
★☆★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★☆★
−12月4〜6日 兵庫県立総合体育館(西宮市)−
あなたが社会で活躍するために必要なモノ、必ず見つかります
☆★☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆★☆

NPO法人FRI&Associates presents■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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【 FRI AutumnCamp 2009 】
未来のプロジェクトリーダーを体感する3日間
For Your Best Solutions and Next Leaders

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現役ビジネスパーソンに、君の今の実力・想いの全てをぶつけるチャンス!

社会に出て成果を出すとは何か。
単にセミナーに行って偉い人の話を聞くだけではない。
皆さん自身が実践して、本物の気付きを得る場がここにある。

厳しい就職活動はもちろんのこと、実社会に出て活躍するために、
本当に必要なビジネススキルとかけがえのない仲間を得る。

仲間と1つのプラン作成を通じてビジネスを感じる
『 未来のプロジェクトリーダーを体感する3日間! 』

▼イベントの内容はコチラでチェック▼
http://www.fri-associates.com/

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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ 12月4〜6日 日本全国から熱い学生が集う!FRI AutumnCamp 2009 ■
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■開催内容
 ┌─────────────────────┐
 | チームビルディング(立候補 or リーダー選択) |
 |◆--------------------------------------◆|
 |    全体セミナー(プロジェクトマネジメント他) |
 |◇--------------------------------------◇|
 |       ビジネスプランニング グループワーク |
 |◆--------------------------------------◆|
 |   選択参加型セミナー(問題解決・プレゼン他)|
 |◇--------------------------------------◇|
 |    選択参加型ナイトセッション(就職相談含)|
 |◆--------------------------------------◆|
 |            最終報告プレゼンテーション |
 |◇--------------------------------------◇|
 | 社会人からand参加者同士の個人フィードバック |
 └─────────────────────┘

日 時 :2009年12月4日10時(金)〜12月6日(日) 17時(2泊3日)
会 場 :兵庫県立総合体育館(西宮市鳴尾浜)
     http://www.hyogo-soutai.jp/modules/pico/index.php?content_id=12
対 象 :大学生、大学院生(分野・学年は問わない)
     および若手社会人(入社1年目程度)
定 員 :40名
参加費 :20,000円(食費・宿泊費込)

▼イベントの詳細をFRI WEBサイトで見る▼
http://www.fri-associates.com/

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◆◆◆FRI Campの注目ポイントを要チェック!◆◆◆

『経験豊富な社会人スタッフによる、
   参加者全員へのフィードバックシステム』

営利目的ではないからこそできる、個人の成長に焦点をあてた、
ハイレベルなスタッフによる参加者ひとりひとりへのアドバイス。

事業再生コンサルタント、メーカー経営職、ベンチャー起業家、社会福祉士まで、
非常にバラエティに富んだスタッフが、プランとグループワークの進め方、
就職やキャリアに関する考え方まで、あなたを成長へ導きます。

▽▼ FRI / スタッフの詳細は ▼▽
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過去のイベントに参加した先輩は、一流企業内定や起業実績多数!
なぜ、そうした実績を残せたのか?今すぐ先輩の声を確かめよう!
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▽▼ 詳しいキャンプのプログラムは ▼▽
http://www.fri-associates.com/camp/program/

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FRI Campで得られることは…

┏◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◆◆◆【問題解決能力】「あなたの主体的に考える力を鍛えます」   ┃
┗◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

FRIスタッフは実際のビジネス経験を元に、時に厳しく時には優しく、
真剣に向き合い、あなた自身の頭で徹底的に考えることを促します。
単にリーダーシップがあるだけでは、世の中に価値は提供できません。
問題解決に向けてチームを率いる総合力が必要なのです。

┏◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◆◆◆【刺激】「意識の高い、バイタリティあふれる学生・社会人から」┃
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全国から集まる熱い学生。
寝食を共にしながら、時にプランをめぐって議論がヒートアップ。
社会人スタッフも常に会場にいて徹底的にプランを叩いて昇華させます。
3日間を共にする思い出と生涯の仲間を得られます。

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◆◆◆【キャリア思考】「内定で終わらない実力とマインドを」    ┃
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就職活動はもちろん、あなたのキャリア全体をFRI Campは後押ししたい。
リクナビではわからない大企業とベンチャー企業の内情や
プロフェッショナルの仕事のススメ方をここだけでぶっちゃけます。

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自分のキャリアを切り開くスタートとして仲間と
一緒にビジネスプランニングを体感しませんか?

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NPO法人 FRI&Associates
【web】http://www.fri-associates.com/
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私が変革の仕事をしたり、NPOなどの活動を通して、よく感じることがある。
それは、多くの人が多くのことについて、「自らが枠をはめている」「自らが限界を作っている」という事だ。

例えば、構造改革の組織設計のところでよく出てくるのが、「この部署を担う人材がいない」という話である。
確かに、物理的に人数が足りないという事はあるが、大抵の場合、それが「できる」人がいない、という意味で使われる事が多い。そうして、「うちでやるのは難しい」という話になり、改革自体が有耶無耶になるのだ。
あるいは、新しい企画を考えている時に、「経験がないからわからない」と考えること自体を止めてしまう。
他にも、「時間がない」から「進め方がわからない」から「自信がない」からなどと、出来ない理由を並べて、話が進まないことが良くある。

皆さんの周りにも、そんな事はないだろうか。
いや、皆さん自身もそのように考えていないだろうか。
※ 詳しくは、FRIコラム『知らずに陥る魔の思考停止とは』(http://www.fri-associates.com/blog/professional/000164.html

私はそのような場面に立ち会う度に、「どのようなことも最初から出来ていた人はいない」という明らかな事実を忘れていないだろうか、と思うし、時にはそれを口にしている。
私自身も、元々はできないことばかりであった。経営コンサルティングやマーケティングアドバイスなど、知恵を買って貰う仕事もしてきたが、経営やマーケティングなど、元から知っているはずもないし、実際、マーケティングなどは、仕事でするからということがわかってはじめて、必死に勉強したくらいだ。それを言えば、会計や財務、人事などについても、ほとんど全てがそうである。
それは、どのような著名経営者でもそうだし、そもそも今の仕事は、昔のように決まったことをやっていれば儲かるものは少なく、わからない事だらけの中で模索する必要がある方が多いくらいだ。

つまり、「できる」から「する」と言っていては、いつまで経っても、今以上の事は決してできない。「する」からこそ初めて「できる」ようになるという事実を受け止めることが必要なのである。
要は、「出来るか出来ないか、ではなく、やるかやらないか」である。

よく「時間はつくるもの」と言うが、忙しい人ほど、時間に追われるのではなく、時間をコントロールし、色んな場所に顔を出したりしているし、ハードワークなのに趣味の時間も確保していたりする。
仕事は、学校のテストではない。100点などと言うものはもとから存在しない以上、100点を取れる状態に勉強しておこう、というような考え方は通用しないのだ。どちらかと言えば、テスト前に自分で作る単語帳のようなイメージの方が適切だろう。自ら想定して問題をつくり、体系的に覚えながら自分の中での完成形に近づけていくのである。

これは、一言でいうと「仮説思考」といえるのかもしれないが、私はそこに「挑戦」という気持ちも加えたい。出来ない事実を認め、目的達成のために、それでも成果を出そうと懸命に努力することで、結果的に多くの力が身に付くのである。そして、将来を可能な限り見通そうとし、それを実現するために、不確実なことを1つ1つ確実なものにしていく。
それが、成果を最大化するために求められる力・姿勢なのである。企業経営においても、そのことを忘れてはならない。

『「できる」から「する」のではなく、「する」から「できる」ようになる』

この言葉を胸に、これからも挑戦し続けていきたい。



☆100号越えのメルマガ『FRIマーケティング&キャリア』もよろしくお願いします
http://blogs.yahoo.co.jp/tshimizu33/6525382.html

☆私担当分だけで30本の『FRIコラム』もどうぞ
http://www.fri-associates.com/blog/authors/index.html#shimizu

「軸」を定める

私が仕事を進める上で、徹底している事がある。
これを守らない場合、私がその仕事を見ている場合は、決して許さないし、経験上、これを飛ばして仕事が上手くいったケースは、一部の運が良かった場合を除いて、非常に稀である。
だからこそ、徹底しているのであるが、これを徹底することで、どれだけ様々な障害に合おうとも、仕事は比較的順調に進む。

それは、『「軸」を定める』という事である。

仕事には、大きく
・方針(軸)を定める
・方針に沿って、詳細な実行手順を決める
・手順に従って実行する
と3つ程度に分類される。

これは私の個人的な意見であるが、一般的に優秀(有名大学を出ていて偏差値が高い)な人は、詳細な実行手順を決める事に注力し、頭より手足を動かす事だ!というような体育会系の人は、実行する部分に注力するように感じる。
どちらが良いという事ではないが、どちらも最初の「方針(軸)を定める」部分が、軽んじられがちである。

確かに、仕事をする上で、方針というものは無くとも進められるのは事実である。
しかし、案を練ったり実行して汗をかくことはできても、結果的に成果に繋がらない事が多い。
「失敗も経験のうち!」とも言えるかもしれないが、それは、多くのケースで成功できる場合に限られるし、失敗と言っても、大成功に終わらなかった場合に言うセリフであろう。
実は、本気で成果を求めるのであれば、この「方針(軸)を定める」ことが、最も重要なのである。

先日もこんな事があった。
あるイベントのオープニングについて話していたのだが、担当から「オープニングなので短時間で終わらせる事が第一なので、使用する音楽は短時間に編集できているものにしたい」という話があった。
一見すると筋が通っているように感じるが、そこで「オープニングって何のためにするの?」と聞くと、返ってきた言葉が「スムーズに司会に繋ぐために、注目を集めるため」であった。
私はすかさず、「そうであれば、一言で注目を集められるから、オープニングに音楽を流すのは止めたら?」と返した。なぜなら、注目を集めるためだけにやるのは、費用対効果が悪すぎるし、短時間で終わらせるものの究極は、「やらない」という事であるからだ。その方向で最善を尽くせば、当然、やらない判断も出てくる。
それに対して、担当者は色々と理由を並べて話したのであるが、聞けば聞くほど、オープニングに何かをする必要性を感じなかった。
私は、それに対し、「軸は大きく2つ。イベントに集まった人にイベントの目的を伝える事に注力するか、集まった人の負荷を考えて取り止めることも含めて最小化するか、どちらかじゃない?」と指摘した。つまり、「何の為に」を明確にして、詳細な実行手順は、それに即した形で徹底して考え抜く、という事である。
「短時間で終わらせる」というのは、あくまで実行手順の話であり、それより前に、方針を定めないから、議論が行ったり来たりするのだ。
結論は担当者に任せたが、シンプルに考えれば一気に片が付く事を、ああでもない、こうでもない、と数時間かけて議論しているのだから、仕事の効率が悪くて仕方が無い。

こう聞くと、笑い話のようだが、皆さんの周りでも、このような事が起きていないだろうか?
私がコンサルティングに入ったり、ベンチャー企業で経験したケースの多くが、この「軸が定まっていない」事によって、時間と人をムダに浪費していた。
酷いケースでは、「方針を提案して欲しい」と顧客企業から頼まれる事も多く、提案した方針についても意思決定できない、という事も多々あった。そういう場合、過去に同じようなプロジェクトやタスクフォース、検討委員会が設定され、提言内容もバラバラで、結果的に何も実行されず、現場はプロジェクト疲れを起こしている。なぜなら、方針が不明瞭であるにも関わらず、具体的な実行策を求められて、「これは難しい」と却下されたり、突然方針が変わって努力がパーになったり、方針自体を提案しても、上の会議で決まりきらずお蔵入りになったりしているからである。

私は、複数の仕事を抱えても、ある程度業務を進められるが、それもこの「軸を定める」事をどれだけ最初に労力をかけても徹底するからである。逆に、これが出来ない場合は、失敗を覚悟して進めなければならず、そういう場合は、エマージェンシープランを練りながら進めたりもする。

詳細は、その場その場の環境変化で、当然ながら変わってくる。なので、逆に柔軟性がある方が良い。
しかし、だからこそ、方針が定まってなければならない。
「五重塔」が地震で倒壊しないのは、「心柱」という中央構造体を持ち、それ以外の部分を揺らす事で、ある意味、免震的効果を生み出す効果によるらしい。つまり、芯をしっかりと持ち、他に遊びを持たせる事で、地震に対する柔軟性を生み出している。
仕事における「方針(軸)」と「実行手順」はこれに似た関係にあると言って良いだろう。
「方針」が定まらなければ、「実行手順」がどれだけしっかりしていても、成功はおぼつかない。環境変化に耐えうるには、「方針(軸)」が定まっている事が必須なのである。

私は、方針を定められない事を会社のせいにする管理職を多く見てきた。しかし、本当に方針を定める事が、そんなに難しい事なのだろうか。
私はそうは思えない。
適切な訓練と経験を積めば、方針を幾つかに絞込み、決定するための要素を洗い出す事は、それほど難しい事ではない。もちろん、学習しなければ、身につかない事ではあるのだが…。
そして、確かに大変ではあるが、定める事によって得られる成果は、それを超えて何倍もあるものだから、チャレンジすべき格好の対象と考えるべきであろう。

私個人の意見を言わせて貰えれば、この仕事を完遂するために学ばない管理職などのリーダーの役割を持った人間は、サボっているの一言に尽きるし、そんな人間はリーダー格のポジションにいるべきではない。なぜなら、その組織にいる人達を、人として不幸にしてしまうからだ。

皆さんの仕事の仕方は、本当にいつも目的を見据えられているだろうか。
改めて、自分や自分の周りを見渡してみて欲しい。
青い鳥を追うのも良いが、ある意味、直ぐそばにフロンティアがあるのかもしれないのだから。


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わけて考える力

「それとこれとは別だ」という言葉は、口論などではよく聞くが、その割りに、仕事となると冷静に分けて考えられない人の多さに驚く。
特に、言い訳に使われる時に、一見繋がっていそうな感じでもっともなように語られるが、明らかに分けて考えなければ解決できないものが大半だ。

例えば、業務改革を行う際に、当然、現場の業務を変える以上、現場には今まで以上の負荷をかけることになる。しかし、業務改革を行わなければ、更に業務が増えた時に効率が悪くなり、余計に負荷が増していく結果となる。この手の仕事は、人を増やせば増やした分だけ対応力が上がるのではなく、特定の判断を行う人の負荷が増すことで、全体の対応力は落ちてくるものだからだ。
それにも関わらず、既に現状が忙しく、仕事も何とか回っているので、改革は不要だ、外部の人間では細かな事はわからない、と一繋がりのように語る人が、非常に多い。

しかし、本当にそれを一緒に考えて良いのだろうか。

確かに現状が忙しいのはわかる。心情的にも大変だろうと思う。
だからこそ、現状と今後の取り組みは、わけて考えなければならない。忙しいから出来ない、と言っていては、何も新しい取り組みはできないからだ。
私なら、忙しいのであれば、一時的にでも人を確保して、現状業務の負荷を下げる努力が出来ないかを検討する。そうして、主要メンバーの工数をできる限り確保し、改革業務に投入する。外部の人間に出来ることと出来ないことを理解し、対応をわけて考えるのである。
そして、現状の負荷低減と将来の抜本的改革による対応力強化は、分けないと話が進まない。
もちろん、その際には心情的なケアも忘れてはならない。個々人のキャリアについて、しっかりと向き合って話し合わなければならないだろう。しかし、それに流される事があってはならないのだ。

心情的にわかったとしても、論理的に考えて正しいことをするかどうかは、わけて考えなくてはならない。そうでなくては、新たなチャレンジは難しい。
心情的に理解してケアすることと、論理的な判断を下すことは、別々になされなくてはならないし、どちらかがどちらかのストッパーとなってはならない。今の時代において、その場に留まることが最大のリスクなのである。

コンサルティングの手法に、「イシューツリー」というものがある。
個々のイシュー(課題)を細分化し、解決可能なサイズに噛み砕くことで、具体的な解決策を立案する手法である。
例えば、利益率を向上させる、という課題だけでは何をすれば良いかわからないが、「利益=売上−コスト」なので、コストの上昇を抑えつつ売上を増すか、売上がさほど変わらない形でコストを圧縮するか、に分けられ、前者であれば、例えば、高利益率の商品をクロスセルするとか、商品のライフサイクル別に価格改定を行う、後者であれば、製造方法を見直す、過剰なサービスを見直す、生産コストを低コスト地域に移して圧縮する、などが出てくる。そこまで分解できれば、具体的に何をすれば良いのかが見えてくるはずだ。
このように、「わけて考える」ということは、実際の課題解決において、非常に重要である。

今後のビジネスパーソンのスキルとして、欠かせない力であり、この能力がない(磨かない)人は、経営者や役員などの経営層はもちろんのこと、PJリーダー、中間管理職など、全てのリーダー的立場に立つ資格はないと言っても過言ではない。
まとめて簡単に話すことと、「十把一絡」に何でも一緒に扱うのは別のことだ。物事を解決したければ、この「わけて考える」スキルを是非磨いて欲しい。

「情」と「論理」は連動させながらも、わけて考えることで、初めて解決策が見えてくるのである。
単に良い人と思われるのではなく、例え、その時は厳しいことを言ったとしても、将来の結果を持って感謝される人でありたいものだ。


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☆私担当分だけで30本の『FRIコラム』もどうぞ
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先日、時間を毎日自由に使いたいからプロフェッショナルになりたい、という話を聞いた。
それ自体は、間違っていないが、私はどうしても違和感を拭えなかった。それはなぜだろうか?
少し考えてみると、プロフェッショナルの仕事の本質を勘違いしているからだ、という事に気がついた。では、プロフェッショナルの仕事とはどういうものなのだろうか。

例えば、企画系の仕事は、プロフェッショナルな仕事でなくてはならない。
なぜなら、「答えがない」仕事であるため、その価値については、自己評価できなければならないし、○名分処理をする、というようなものではなく、期日までに企画案という「成果を出す」仕事だからである。

しかし、企画を担うものが企画だけしていたら、それは単なる企画屋で、実業においては、使い物にならない。企画担当者の責務は、その「実行」と実行した「結果」に対しても求められるものだし、そうでなくては、企画の仕事はするべきではないだろう。それがプロフェッショナルな仕事というものだ。

また、今、ある企業の管理部門改革の仕事に携わっているが、ご存知の通り、管理部門の仕事、例えば、経理や人事などは、かなりの部分がオペレーショナルな仕事となっている。いわゆる、プロフェッショナルな仕事の対極にあるものだ。
そこで、色々と議論をしていると、必ず「忙しくて(業務を変えるための)検討すらできない」という事を話す人がいる。

私は、コンサルティング会社出身(最初の会社)であるが、一時期、月300時間労働が続くようなハードワークな環境を経験しているので、たかだか200時間前後で何を言っているのだろうと、ついつい思ってしまったのだが、その人達の指す「忙しい」と、私が考える「忙しい」が、そもそも異なるのではないか、と思うようになってきた。

つまり、仕事で求められるものが違う以上、そこから発生する「忙しい」も違う、という事だ。

プロフェッショナルな仕事は、「決められた期日まで」に「相手が納得する品質・規模で」成果をあげる事が求められる。つまり、途中でどれだけ徹夜が続くような忙しさであろうと、早めに仕事を切り上げてジムに行ったり、お昼にカフェで思索にふけったりしようと、最後の成果を担保するために、定常的に「忙しい」訳ではないが、ある一定期間において、脳が汗をかくようなハイプレッシャーの中での突発的な忙しさ、を乗り切る必要がある。

それに対して、それ以外の特にオペレーショナルな仕事は、毎日毎日、あるいは、毎月決まった日に、いつも同じ程度の忙しさが、長い期間にわたって繰り返しやってくる。
つまり、ピークの高さは低くても、何度も続く「忙しさ」なのである。

前者が一瞬の瞬発力(のみ)を問われる短距離走、後者が持久力を問われるマラソン、というところだろう。
マラソンは、その中でのペース配分が重要視されるが、短距離走においては、スタートからの一瞬の時間の全動作が洗練されている事が求められる。

もし、プロフェッショナルな仕事で身を立てたければ、この一瞬の瞬発力を発揮し、何よりも最優先で臨む期間がある、という事を覚悟しなければならない。そうでなければ、成果など出せないからだ。だからこそ、その成果を出すまでの期間の時間の使い方は、プロに任されるのである。

私は、仕事以外の何かを常に優先したいのであれば、プロフェッショナルな仕事には就かない方が良いと感じている。仕事バカになれとは言わないが、実際、会社以外の場所でも、仕事のヒントがないか、常に考え続けているからだ。
それは、風呂に浸かっていても、カフェでラテを飲んでいても、通勤中でも、趣味に時間を費やしていても、河原で空を眺めていても、そうなのである。それほど、プロフェッショナルな仕事は、ハイプレッシャーなのであり、頭から離れないのだ。

誰しもが、プロフェッショナルになる必要はないと思う。それはある意味、生き方すら変えなければならないからだ。それでも、やりたい、やらなければならない、と思う人が、その重い責任を背負って戦うような代物であろう。

私は、そこに更に一歩踏み出す事を後悔はしないが、誰もが踏み出す領域でもないと感じている。
それに、オペレーショナルな仕事も、きっちり真面目にやり切るのは、相当大変な事だと思うし、価値は高いと思っている。そもそも、オペレーションをやり切れる人も、私はそれ程多くは知らないくらいだ。そこにチャレンジする事も価値ある人生だと思うし、それも追求すればプロフェッショナルな仕事になるだろう。

ただ、もし、企画やリーダーなどのプロフェッショナルな仕事に就きたいならば、まずは、自分にそれだけの覚悟があるかを問うべきだ。そうでなければ、より多く、また、より深く、周りの人達に迷惑をかけるだけであろう。「いつも忙しい」と言っていられる世界では、少なくともないのである。
無いものねだりだけはしたくないものだ。


☆100号越えのメルマガ『FRIマーケティング&キャリア』もよろしくお願いします
http://blogs.yahoo.co.jp/tshimizu33/6525382.html

☆私担当分だけで30本の『FRIコラム』もどうぞ
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