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水が蒸発 ('''気化''') する為には相応の熱量が必要となります。
熱量が必要という事は、そこから熱が奪われる、ということです。 つまり、水が蒸発する時、その周囲の温度は冷やされる事になります。 真夏の打ち水はこの原理を利用してるわけですね。
撒いた水が蒸発する為に必要な熱量は周囲の空気から取り込まれ、 結果、周囲の気温が下がる⇒涼しくなるんですね。 素焼きの水瓶(みずがめ)を御存知の方なんて、もう少なくなったことでしょうね。
素焼きの水瓶には微少な穴が無数にあり、水が染み出してきます。 この穴は極々微少な為、水が垂れて周囲は水浸し・・・ ・・・なんて事にはならないんですが・・。
この気化作用のお陰で水瓶内の水は冷たくなります。 アウトドア派のイラストレーター・遠藤ケイさんの体験談。 砂漠の旅の途中、冷えたビールが飲みたくなった。
泊地着いたらとにかく冷えたビールが飲みたい。 しかし車内にストックのビールは生ぬるい。 ってか、熱燗状態。 ふと、この気化作用を思い出し、 濡らしたタオルをビール缶に巻き、それをネットに入れて車外に吊り、 そのまま車を走らせた。 濡れたタオルが乾いていく過程で缶ビールの熱量は奪われてゆき
⇒缶が冷えてゆき、
泊地に到着する頃には、 ギンギンに冷えた・・とまではいかないものの・・ それなり冷たいビールが飲めた、という事です。 魔法瓶が格段に軽量化された為か最近では見かけませんが、 この気化熱の原理を利用した登山用水筒という物も市販されてました。 平たい型の登山用水筒。 アルミ一層構造のやつ。 片面にフェルト生地が貼り付けてあり、 そこを水で濡らせば、気化作用によって冷たい水が出来上がる・・・。 以上これらは、この気化作用の応用例です。 これを覚えておけば、野外遊びの際に重宝するかもしれませんよ。 さて、オラはこの遠藤ケイ方式を実際に試した事がありません。
しかし常々言ってる事、 『実際に試した事もないくせに、偉そうに理論だけ語ってんじゃねぇぞ!』 ・・・ねー。 自分で言ってて恰好付かないもんね。 だから家で実験してみました。
普通の室内用温度計を使用のため精密な実験データとは云い難いのですが、 ● 二時間放置
● 気温 33度 の状態で、 ● 何もしない缶コーヒーの温度 33度 ● 気化熱利用の缶コーヒーの温度 26度 。 つまり、'''気温より 7度下がり''' となりました。
水瓶の体験や遠藤ケイ氏の談から予想した程の冷却効果が得られなかったのは、
実験材料の(缶・瓶)の大きさの違いか、 放置時間が短すぎたのか、 風の有無か (実験時は無風) それともまだ何か他の要素か? いずれにせよ実際に試してこそ、↑こういう事も判る、ってもんです。
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