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本屋で宮部みゆきの新作を探してたら、沼田まほかる、という作家の
本を見つけました。
初めて聞きまして。沼田まほかる、って名前が不思議。
経歴を見ると面白い人。しかも、かなりの遅咲きというか遅いデビュー。
作品としては結構面白かったです。
最近の小説は、情景描写より会話文が圧倒的に多いから、久しぶりに
会話文が(今にしては)少ない本に、時間がかかりましたね。
主人公・佐智子は、精神科医である夫・雄一郎に捨てられ18歳になる息子
文彦と二人で過ごしています。
ある日、文彦が行方不明に。夜遅くにごみを捨てに行ったまま帰宅
しなかったんです。
ところがその失踪には、元夫・雄一郎の再婚相手・亜佐美の娘である
非常に美しい冬子という娘がからんでいるかもしれないという展開。
しかも、冬子と付き合いながら、佐智子とも付き合っていた男・犀田が
駅のホームで謎の転落死。
これらの出来事が一つの線になって、真相が明らかになっていくんです。
ちょっと性描写がところどころに出てくるんですが、それはエロいのを
超えて、ちょっとぞっとする感じに仕上がってます。
事件の鍵は、亜佐美という女性。
この女性の過去の事件と、夫と知り合った頃の出来事が強烈ですね。
でも、これって実際ありえる話で、これまたぞっとする。
亜佐美の行く末、これもなんとなく理解できる気がしました。
ちょっと宮部みゆきタッチと、多島斗志之の「症例A」がまざった感じ
で、個人的にはまあまあ好きな作品でした。
この沼田まほかるの「アミダサマ」も買ったので、読んでみたいと
思ってます。
ん〜、ひものっちとゆうちゃんは、結構好きかも。この小説。
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ブ〜ック
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東野圭吾の作品って、いつも物足りなさを感じるので、話題作と言えども
読まないんだけど、この前、映画の宣伝で役者にインタビューしてたのを
見て興味を持っていたら、一緒に行った本屋で奥さんが買ったので
自分も読んでみました。
不倫の醍醐味と、不倫の結末は、経験してない人間にとっても
おぼれすぎるとああなる、というのは分かっていたけど、不倫相手を
演じた深田恭子のキャラが魅力的だわ怖いわで引き込まれ、
読みきりました。
不倫なんてするやつはバカだ、と思っていた主人公・渡部は、
学生時代からの恋人である有美子と結婚し、園美という子供もいるん
ですが、派遣で職場に来た秋葉と不倫関係に。
真面目な渡部は、浮気じゃなく本気になっていくのを、秋葉はブレーキ
かけようとするんです。
でも、その健気さにますますハマる渡部。
ところが、秋葉はある殺人事件の容疑者であり、その時効成立日が
迫っているということを知り、捜査に巻き込まれていく、という感じです。
渡部の奥さん役の木村多江は、きっとピッタリですね。
木村多江を想像しながら読みました。
あと、秋葉も深田恭子でいいんじゃない?でも、もう少し年が上の
女優でも良かったかなあ。
渡部は、岸谷五郎ではない!と読みながら思った。
まだ、それこそ同じ渡部篤朗の方がまだいいわっ。
岸谷はおっちゃんすぎる。見かけが。
40歳くらいの俳優が良かったなあ。
話の展開は、もうありきたりだしサスペンス性もイマイチで、結果は
ある程度よめてしまったけど、「おまけ 新谷君の話」のはじまる
「夜明けの街で」のラスト2ページは、結構好きでした。
当然。奥さんとはこの話になりますわな、うちも(笑)。
不倫だけじゃない。調子のいい二股も、溺れればああいう風な感じに
なるんです。「おまけ 新谷君の話」みたいにね。
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今、AKB49の子が出ている映画「もしドラ」でしたっけ、で、有名な
ピーター・ドラッガーの本を読みました。
感想は・・・・
「世間が騒ぐほどの本?」。
この手の話なら、既にこれまでいろんな人が本にしているじゃないかー
という感じと、こんなこと言われなくても分かっているよー的な内容。
そのもう一歩先が欲しいのが本音です。
多くの人はここに書かれてあることを、既に人生経験の中で「頭では」
理解しているでしょう。でも、それが出来ないから困っとるんだ、という
感じもあります。
それならば、ジム・レイヤーの「メンタルタフネス」の本の方がよっぽど
実用的だな。スティーヴィン・コヴィーの「7つの習慣」とかさ。
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多島斗志之の「クリスマス黙示録」という小説を読みました
今回のは珍しくサスペンスアクション。思いもかけずハラハラドキドキし、一気に読みました。 アメリカが舞台で、日系アメリカ人の「タミ」という女性FBI操作官が主人公。 セレブで、アメリカに遊びに来ていたカオリが日系人&日本人いじめに遭い、逃げる際に誤ってアメリカ少年を轢き殺してしまったことで、 少年の母親であり警官でもあるサラから復讐の執拗な追撃に遭います。 タミはカオリの、ただの通訳的な警護の任務を言い渡されるんですが、 事件に巻き込まれていき、サラの狂気からカオリを命がけで守ることになっていきます。 色んな人を欺き、巧みに警護の手をかいくぐって警官ならではの射撃の腕を使い、カオリの隠された保護場所に近づき、 またその為には誰でも殺すサラ。 タミとの接近戦のシーンは、めちゃくちゃ迫力ありました 映画では、天海祐希がデビューした頃に主演してます。 |
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ひものっちのブログで、今話題の本「告白」の紹介があり、読んで見たくなったので買いました。
出だしは、ちょっと軽くて自分にはとっきにくい文体でしたが、何故か引き込まれて… 気づいたら一気に読んでしまってました。読みやすいのも良かった。 仕事で疲れていると、頭を使わないで、集中できる作品がいいですが、まさにピッタリ。 しかも、最後の落ちにもそれなりに満足です。 内容というか、登場人物の言動は今よく取り上げられているから、色んな作品と被るんですが(特に宮部みゆき)、 それでも引き込み、ラストも満足させてくれたから、楽しめた一冊です 自分の幼い子供を、自分の担当クラスの生徒に殺された、とホームルームで告白する教師。 その事件の全貌が、色んな語り手によって明らかにされます。 ある意味残酷度は、やはり宮部みゆきを超えることは出来てないですが、 今後の作品にも期待します |



