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壊れた中国 その3

その2よりの続きです。
  革命でもなければ今の中国はずっと変わらない

 中国の経済モデルの短所を並べると長いリストになる。しかし、今の中国と違う中国を期待する方がおかしいのではないか。多くの親中派は、わずか30年でここまで発展してきたのは素晴らしいと胸を張る。確かに、その成長スピードは史上類を見ない速さだったが、それだけに金融制度や食品の安全確保、年金支給、環境保護の近代的システムを作る前に“欧米の世紀”に取って代わろうとしているのだ。「中国は現在の標準を遵守すべきだと米国人は考えるが、それほど遠くない過去に同じような問題を自分たちも抱えていたくせにね」と、米ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)のジョージ・デイビッドCEO(最高経営責任者)は言う。 
 ただし、欧米各国は動乱を経て、国民の手で新政府を樹立し、社会改革を実現した。韓国と台湾は、縁故資本主義を排除し、さんざん苦労して民主主義へ転換を果たした。中国共産党は対照的で、政治改革を断固推進しようという意志は微塵も感じられない。それどころか、反対勢力に弾圧をかける始末である。 
 公正を期して、このように問うてみよう。何十年も改革を進めたからといって、中国が金融、法律、行政の制度を作り変えて、近代的な産業社会を構築するなどといまさらどうして考えられるのか。現状を改善するには、トウ・ショウヘイ氏と共産党および人民との間で結ばれた歴史的妥協によって野放しになった利己主義を手当てするしかない。 
 そのためには、地方官僚に規制逃れをさせない法制度、単なるGDP成長率だけでない数的指標に基づいた役人の評価システム、起業家を育成し報いるような資本市場が必要となる。つまり、ビジネスから共産党を排除しなければならないのだ。 
 だが、今の段階ではそのような革命的変化は政治的に不可能だ。したがって、今日我々が目にしている中国の惨憺たる国内事情は10年後もほとんど変わらないと考えるのが妥当だろう。 
 以上です。

 目覚めた獅子は、今やモンスター化とし制御不能となり、もう誰も手懐けることは出来ないのか…
もはや中国の行く末が経済や環境のみならず、すべての面において全世界の運命を握っているといっても過言ではなくなっており、今後の中国の動向が懸念される。

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