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今回の四国カルストの取材は、今までで最高!大成功だった
なんと朝はキツネちゃんがお出ましに!牧場の方からいるとは聞いていたし、環境からしてキツネ天国に違いないとは思っていたのだが、北海道のキタキツネとは違い、警戒心の強い忍者のホンドギツネ、春巣穴を見つけない限り、そうそう出会えるものではない
皆さんに動画をお見せできないのが残念。子ギツネコンコン山の中って歌あるけど、そうは聞こえないのです。それにキツネは、山の中の動物ではなくて人里で、人間の作る環境を利用して生きている動物です
野焼きは、自然を焼き尽くす環境破壊活動って言う人もいるけど、それは全くの間違い!野焼きで草地の環境が維持されないとキツネや、草原性の昆虫はいなくなってしまう。
そして最近滋賀の人から聞いて驚いたのだが、滋賀では放牧地のウシの糞を一つずつ回収するのですって??法律が改正され、野積みが禁止されたのは知ってたが、そこまでやるの?教えてくれた人は虫の専門家なのだが、糞虫が激減したと嘆いてたなあ。
人間がやってきたことも、何百年も続いていれば立派に生態系を維持する要素となっていると思うし、ウシの糞は放牧地の牧草の肥料にもなっているのではないのだろうか?
そして、今回の取材の主役アナグマ。可愛いでしょう。念のために言っておきますが、アナグマといってもクマではなくイタチの仲間です
そして、四国カルストの最後の夜。牧場の職員の方から、夜になるとアナグマが牛舎に来て、餌食べたりバケツや洗面器いたずらすると聞いていたので、端っこに座って待ち構えてみた
すると、7時前に現れたのは今年生まれの可愛い子ダヌキだった。昔から同じ穴のムジナって言われて混同されてたくらいだから、薄暗いところでちょろちょろしてたら間違えるよね。でも、タヌキは足跡しか見てなかったんで嬉しかったなあ
牛舎の中でサンマの缶詰つまみに一杯やりながら9時過ぎまで粘ったのだが、入れ替わり立ち代り3頭のタヌキがひっきりなしに姿を見せてくれた。写真は今年生まれのチビちゃん。警戒心薄くって、ジ〜ッとして立ってたら、1mくらいまで気付かずに近付いてきた
あと、大人が二頭。でも一頭は片足が不自由、おまけに顔が疥癬にやられているようで毛が禿げていた。二頭が出くわすシーンがあったのだが、ネコのように背中を丸めて毛を逆立てて威嚇しあってました。
そして面白いシーンも目撃した。餌を食べようとウシの餌入れに鼻を差し出すと、ウシが鼻先をペロッと舐めたのだ。もうお互い顔馴染みなのだろう。でもタヌキはさすがにびくっとして、後ろへ下がった。そのユーモラスなシーンは、ハイヴィジョンの画像に記録することが出来た。そのうちにご覧いただく機会があるでしょう。お楽しみに
お楽しみにといえば、実は以前から予告していた「JNN九州沖縄ドキュメント・ムーブMOVE」
http://www.e-jnn.com/move/index_f.html
に主役で出ることがいよいよ正式に決まった
いつもの「今日感ニュース」では、丸カメラマンが撮影と編集からナレーションまで一人でこなしてくれている。実は彼、局内では天才肌のカメラマンとして高い評価を受けている。が、今回は更に最高の作品を作りたいとのことで、局内外で知る人ぞ知るベテランプロデューサーN女史にディレクターをお願いすることになったのだった
丸カメラマンによると、Nさんは元々ラジオの仕事をされていたそうで、特に福岡の音楽業界では、鶴の一声で井上陽水などを始めとするビッグミュージシャンが集まってくれるほどの、ゴッド姉ちゃんなのだそうだ
テレビの番組でも、Nさんの映像作りとそこに流れるナレーションは絶品だそうで、今回の僕を主役にしての番組作りに関して、ディレクターは彼女以外にいないと丸カメラマンが惚れ込んで頼んでくれたらしい。
当然多忙を極める方なので、丸カメラマンには引き受けてもらえるだろうかという一抹の不安もあったらしいのだが、今まで5回紹介してもらった「今日感ニュース」の映像を見て、Nさんは僕のキャラクターを気に入ってくださったようで「最高に良い作品作りましょう!」と二つ返事でOKしてもらえたそうだ!
そこで早速打ち合わせをということになったのだが、僕はいつも山の中!家族の待つ家にすらいつ帰るか分からない風来坊。同様に多忙を極めるNさんと丸カメラマン3人の予定がなかなか合わず、初顔合わせは延び延びになっていた。それが8月10日にやっと実現したのだった
丸カメラマンのお気に入りの店で待ち合わせし、やっと初対面を果たしたNさんは、満面の笑顔で僕を迎えてくれた。僕は直感的に「こりゃあ楽しく最高の仕事出来そうだな」と感じ、Nさんも「今までの映像見ましたが、きっと最高に良い作品作れますよ。一度一緒に動物の取材に行きたいですね」と言ってくれた
放送は、3月の予定。出演は僕のほかに、いつも僕の活動を支えてくれている女房と子供達、そして両親。特に小さい頃から野山や海に僕を連れて行ってくれて、僕がこの仕事を一生取り組もうと思うきっかけを作ってくれたのは父親だ。
丸カメラマンとは、アカハラダカの撮影に9月に対馬へ行く予定になっている。アカハラダカとは、春朝鮮半島と中国東北部で繁殖し、東南アジアまで越冬のため渡りをするハトより小さいタカ。主にカエルやバッタ、セミを食べているため、寒くなり餌がいなくなる前に南へ渡っていくのだ。
僕はこのタカの渡りを駆け出しの頃佐世保で撮影し、平凡社の動物雑誌「アニマ」で初めて4ページの特集を組んでもらった思い出に残る鳥なのだ。対馬はこのタカの渡りのメインルートとなっており、好条件の日には5万近い渡りが観察されたこともある。
が、実は対馬へ行くのにはもう一つ目的があるのだ。
皆さんは、対馬に「チョウセンケナガニイニイ」という聞きなれない名前のセミがいるのをご存知だろうか?中国・四川省から朝鮮半島、そして日本には対馬にしか分布していないこのセミ、実は対馬で初めて採集したのが、50年ほど前新任教師として赴任していた僕の父親なのだ。
このセミ、以前「探偵ナイトスクープ」という番組で、冬に鳴く不思議なセミがいると紹介されたことがあるのだが、毎年秋になると発生し11月一杯くらいまでは対馬で鳴き声を聞く事が出来る。僕自身、数年前に環境省と長崎県自然保護課の委託を受けて、ツシマヤマネコの南限分布調査で毎月通った時に、幸運なことに雌雄(雄は声入りで鳴くシーンを)ともに写真とビデオで撮影することが出来た
しかし分布が非常に局地的で、生息するクリ、コナラなどブナ科を主とする落葉広葉樹林の伐採の影響もあり減少傾向にある。そういうわけで、実はこのセミの羽化日本では(恐らく)まだ誰も見たことがない不思議のベールに包まれたセミなのだ
そうそう番組には、僕の育てている可愛いひよこ達・専門学校の学生達。そして僕を一人前の動物写真家に育ててくれたお師匠様、栗林慧さんにも当然出演していただきます
そして更にその後は、今回のプロジェクトをきっかけに、色々な素晴らしい企画が実現しそうなのだ
どうぞお楽しみに!
さて四国カルストでの撮影も終了すると、例によって車の中で一人で宴会を始めた。今日は今までで最高の一日だったのでというか、いつものように祝杯を挙げた
ところが、この日はビックリする大事件が!
実は四国カルストに上がってくる前に、野鳥の調査の仕事があり古い民宿に三泊した。作りは古かったが、おばあちゃんは中々感じがよく、メシは今一だったがまあまあ快適な三日間を過ごすことが出来た。
その民宿で、毎晩息子さんが取ってきたという珍しいつまみが出たのだ。それはハチの子。大きさからコガタスズメバチかキイロスズメバチのようだったが、なかなか美味しかったので夜に食べた残りを大事に取っておいたのだった。僕はそのハチの子をつまみに、一杯やろうとバッグの中から取り出した。プラスチック容器のふたを開けて、さあ食べようとするとなんか変
ハチの子は塩コショウをしてフライパンで煎った奴だ。当然皆さんお亡くなりになっている。とっ!ところが容器の中には白い虫がウヨウヨと這い回っている。なんじゃあこりゃあ!
よく見るとそれは無数のウジムシだった!!そう、建物の第一印象から、そして出されたウスターソースがトンカツソースのようにドロドロだったりして、怪しい民宿だと思っていたのだが、オバちゃんが出したハチの子はどうも何日かテーブルの上にでも置きっぱなしにしてあったらしい。ハエが卵を産みつけていたのだ。ショウジョウバエだから、人糞にもたかるキンバエやニクバエほどは汚くはないとはいってもハエはハエ
昨日はみんなで美味い美味いと食ったのだが、中で育ってるウジも一緒に食ってたのだ!!今まで世界各国で色んなゲテモノを喜んで食ってきた怖い物知らずの僕も、今回はさすがに食欲はわかなかった
年明けはまた、そこで野鳥の調査の仕事入りそう。近くには宿が全く無いのでまたその民宿に泊まることになると思うのだが・・・はっきり言って憂鬱だあ
ハチの子の話は、他のメンバーにはしないほうが良いだろうなあ。みんな美味い美味いって、バクバク食ってたからなあ。でもなんか起こってからじゃ遅いから一応知らせとくか。
ちなみに、キツネの画像はヴィデオから静止画を取り出したものです。だから、画質が悪いのです
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まだまだ、これから食中毒のピークですから気をつけてくださいね。
今の環境保護って何でもかんでも、人が手をつけないことが正義みたいな論調が多くて、私は嫌いです。ただ、触るなじゃなくて、人の活動と自然の調和を求めることが、もっと重要だと思うんですけどね。
2008/9/8(月) 午前 11:05
小学校や専門学校の授業では、僕の持論「豊かな自然があるから僕らは生きていける」ということを必ず話します
でないと、日本人が拝金主義で金のためなら何でもやる「エコノミックアニマル」と呼ばれてた頃の「自然と人間どっちが大事なんだ!自然じゃメシは食えないぞ」って原始的な思想に戻っちゃうんじゃないですかね
ただ、わあ〜自然は良いなあ!って自然の仕組みを良く知らない人が、ドカドカと我が物顔で踏み荒らすのも考え物ですね
以前、エコツアーシンポジュウムを覗いたことがあったのですが、成功者の代表というパネラーは、古くからの付き合いの哺乳類研究者である友人を除いては、自然を自分の金儲けの道具としてしか考えていないようでした。一番驚いたのは「地元の人に自然が金儲けになるということを教えなければ、自然を守ろうという意識は芽生えない」という暴論でした
そりゃ本末転倒じゃないのかな
2008/9/8(月) 午後 4:19 [ TSUDAKEN ]