ボクは動物カメラマン!津田堅之介「撮影日記・裏話」

自然とへヴィ&ハードロック、芋焼酎をこよなく愛す動物写真家。ネパールに住み、ネパールで死に川原で焼かれ、ネパールの土になりたい!

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 一昨日は、毎週金曜日の福岡eco動物海洋専門学校の講義を終え、大分県文化課に委託されているニホンカモシカ調査のために、雨と霧の山道を竹田へ移動しました。

 霧で運転を誤り、人生初の事故らしい自損事故でジャフと警察に来てもらう羽目に・・・でもご心配無く。ケガは無く車の損傷も無し。ただスリップして縁石をぶっ壊したので、保険会社へ事前にお世話になりますの連絡を入れ、明日は大分県土木事務所にごめんなさいの電話をすることに

 そして昨日は、夏に親子自然観察会やらせていただいた㈱コイシの3D開発国東事務所にお世話になり、今日は朝からコイシ塾の親子の皆さんと、国東半島の姫島へ今が南への渡り真っ盛りのアサギマダラの渡りを観察に行ってきました

ところが今日は、姫島のクルマエビ祭り!フェリーも島も人でごった返し、更にあいにくの雨でアサギマダラポイントへは周回バスは行かないとのことでしたが、元気いっぱいの参加された親子は歩いてでも行こう!とのことで、片道30分の道のりをワイワイ歩きながらアサギマダラポイントまで向かいました

でも途中で、山芋のむかごやグミを食べたり、親子初めての体験で大盛り上がりでした

 そして到着したアサギマダラポイント。
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 雨続きだったので、三ヶ所の観察地点を回り残念ながら20匹くらいしか見られませんでしたが、昨年の東映昆虫3D映画「アリのままでいたい」のロケでもお世話になった、姫島のアサギマダラを守る会の皆さんとも久々にお会いして、いろいろと解説していただき、初めてアサギマダラの群を見る皆さんは大喜びしてくれました

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 そして捕獲OKの場所を教えてもらい、そこで捕まえたアサギマダラの羽(鱗粉が無いので、油性マジックで字が書けるのです)に、月日と姫島のヒメそして捕まえた子の名前を書いて放しました
彼らが渡っていく南の島から便りが来て、彼らの渡りルートの解明に役立てると良いなあ

そして帰りに、春の渡りポイントへ

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スナビキソウは枯れ、今日はひっそりと静まり返っていましたが、春はここで凄まじい数のアサギマダラが見られます

また5月の下旬にみんなで来ような!
 寒の戻りも終わり、いよいよ春真っ盛りとなってきました

野山にはウグイスJapanese bush warblerの縄張り宣言の歌が響き
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都市公園では、砂漠のオアシスを巡りながら旅をするキャラバン隊のように、日本が冬の間東南アジアで過ごしていた野鳥達が、山のそして更に北の繁殖地を目指して毎日渡って行きます

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その姿のみならずさえずりも美しく、ウグイスやコマドリと共に日本三鳴鳥と称せられるオオルリBlue-and-white-flycatcher

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鮮やかな黄色と黒のコントラストが生えるキビタキNarcissus Flycatch

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サンショウクイAshy minivet(環境省絶滅危惧Ⅱ類)
ピリリーピリリーという声が、山椒は小粒でピリリと辛いのことわざのように、この鳥が山椒を咥えて辛いよ〜と鳴いているのだと言うことでサンショウクイという和名となったそうです

そして一年中生息しているシジュウカラの餌運びも見られるようになりました(写真は以前撮影した別の巣)

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シジュウカラJapanese Tit

そしてそろそろ雛が孵ってるかな?フクロウも餌を運んでいることでしょう

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 先日のダニの話が、KBC「アサデス」で一緒にキツネちゃん撮影したディレクターさん経由で、KBC九州朝日放送の情報番組サワダデース のディレクターさんに伝わり、今まで散々被害に遭っているフィールドワーカーの代表として、ダニから身を守る方法と噛まれたらどうすれば一番症状が軽くて済むかについてお話してきました。

 放送は、KBC受信地域限定で明日の予定です。番組は、10時45分から11時40分ですが、いつごろ登場するかは不明です

写真は、アサデスで紹介した佐賀市三瀬村「どんぐり村」のキツネちゃんです。可愛いでしょ
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 中国東北部や朝鮮半島で子育てをしたアカハラダカが、東南アジアの越冬地を目指し西九州をかすめて渡っていきます

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佐世保市烏帽子岳で撮影

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対馬で撮影

セミやバッタ、カエルを食べるハトより小さいタカなので、凄まじい数の大群が見られます

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五島列島福江島 大瀬山で撮影


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 今日書くことは、以前もこのブログに書いた日記です

ただ、まだまだ一般的には野生動物の生態については知られていないため、恐らく今年も同じような悲劇が繰り返されると思いますので、物言えぬシカやノウサギの代理人として、毎年この文章は掲載し続けようと思います

 さあいよいよ春真っ盛り!新緑が萌え小鳥達が恋の歌を歌うこの時期は、僕ら人間にとっても心がうきうき野山へ出かけたくなる季節

しかし、この時期は僕にとって、毎年人間の無知と勘違いにより、引き起こされる悲劇に心が痛む季節でもある

それは、迷子になった仔ジカと仔ウサギの保護という名の誘拐事件。テレビや新聞で毎年性懲りもなく、美談として報道されるのだが、実はシカとウサギには生後しばらくの間、赤ちゃんを茂みに一人で隠しておく習性がある。赤ん坊のシカとノウサギは、足腰が弱いためうまく母親についていくことが出来ない。そしてこの時期の赤ん坊はほとんど体臭が無く、しかも鹿の子模様が見事にカモフラージュしてくれて、犬も気付かずに横を通り過ぎるのだそうだ

ただそれが人間には、親に置き去りにされた迷子に見えてしまうのだ。だが、親はそう遠くないところにいて、夕方になると数時間ぶりの感動の再会をして授乳を行う。ウサギの場合は、非常に高栄養の乳であることもあり、親子の触れ合いは一晩に10分という徹底した放任育児を行うそうだ

一方、シカは母親が近づいてくると、茂みからヨチヨチと這い出してきて、おぼつかない足取りで必死で母親の後を付いて回る。僕はそんな様子を、野崎島で撮影のために潜んだブラインドテントの中から何度も見たことがあるが、実に微笑ましい感動的なシーンだ

だからこそ、人々が良い事だと勘違いして幼児略取誘拐をしてしまうこと、そしてそれが美談として報道されてしまうことに毎年非常に胸が痛む。

そこで僕は、小学校でのゲストティーチャーとしての自然に関する授業、非常勤講師として野生動物管理学の講座を持たせてもらっている専門学校の講義でこの問題について必ず話をさせてもらうことにしている。

今日は入学希望者対象の体験入学講義だったが、そこでも「今日は、みんなが大好きな野生動物を救うために、一つ勉強して欲しいことがあるんだ。そして帰ったら、一人でも多くの人に教えてあげてね」と話をさせてもらった。

皆、純粋に心底から動物が好きで大切にしてやりたいと思っているからこそ、真実を知って欲しいからだ

また、以前福岡RKB毎日放送局に「第三回映像勉強会」の講師として呼んでいただいた時も、僕が撮影隊に同行したり野猿公園などで取材中にたまたま目撃した、予算をケチるためや面白い映像を撮るために行われている数々の卑劣なやらせとともに「この悲劇を絶対に美談として放送しないでください」ということをお願いした

 ちなみに、僕は栗林慧さんのアシスタント時代に苦い経験がある。近所の方が「可哀想に迷子がいたよ」とノウサギの赤ん坊を届けてきたのだ。その頃の僕は、ノウサギに関しての知識が全く無く、可哀想にと牛乳をやって世話をしたが、後で獣医さんからそれは最悪の対処法だったということを知らされた。脂肪分の多い牛乳を与えると、動物の赤ちゃんはすぐに下痢をして命取りになる。だからまずは脱脂粉乳を与えるべきだったらしい

しかし、ノウサギの乳の成分が非常に高カロリー高栄養であることを考えると、連れて帰った時点でその赤ちゃんウサギの運命は決まっていたと言えよう。僕は無知のため、その赤ちゃんウサギを数日で殺すことになってしまった。シカの場合は、そこまで弱くはないようだが、人になれたシカの野生への完全復帰は無理であろう。恐らく人間のそばから離れず、畑や植林地で餌をとるようになり、結局有害獣として駆除されてしまう運命が待っているのでは

では、元の場所に戻してやれば良いのかというと、そうはいかないのだ。シカの場合は、人が素手で触ることにより人間の体臭が付いてしまい、親が自分の子供だと識別できなくなり、結果的には全て母親に見捨てられ死んでしまったという報告がある。

ノウサギについては分からないが、たとえ親に見捨てられなくても、異臭を感じたイタチやキツネなどの天敵が放ってはおかないだろう

 さらにお話しすると、日本野鳥の会が毎年全国キャンペーンとして行っている「雛を拾わないで」も同じことなのだ。野鳥は種類によっては、ほとんど飛ぶことの出来ない状態で巣立ちをする。僕は以前フクロウの巣立ちを追跡したことがあるが、知らない人が突然見た場合「巣から落ちた」と勘違いするくらい羽はほとんど生え揃ってなく、巣の中にいる時とほとんど変わらない綿毛の状態であった

当然そんな状態では、羽ばたいて飛ぶことが出来るはずも無い。しかしそばにはちゃんと親が付いていて、雛は枝に逆さ吊りになったり地面に落ちてしまったりしながらも、次第に山奥へと消えていった。フクロウだけではない。小鳥達もちゃんとそばで親が見守っていて、安全な場所へと雛を誘導しているのだ

 と言うわけで、この時期藪に潜んでいる仔ウサギや仔ジカそして野鳥の巣立ち雛を、絶対に連れ帰ってはいけないこと分かっていただけましたでしょうか。そして、もし報道関係の方がこの文章をご覧になったら、幼児略取誘拐事件を美談として絶対に報道しないよう、ものを言うことの出来ないシカやノウサギのお母さん達の代理人としてお願いします

確かに、可哀想な迷子の動物や雛を助けてあげたいという優しい気持ちは大切なのですが、残酷なことに雛や幼獣たちは、人間に見つかった時点で、もう死ぬことがほぼ決まってしまうと思われるのです

恐らく飼育された動物は、人間に世話をされて体は大人並に育ったとしても、野生の厳しい世界で、餌を得ること、天敵の攻撃をかわすこと、同種の仲間との縄張り争いや恋の戦いに生き抜いて子孫を残すという知恵を身に付けることは不可能だろうと思われます。だって僕達人間にとっては、それは想像を絶する世界なのですから、誰もそれを教え込むことは出来ないでしょう。

だから大きくなった時点で「さあ、仲間が待ってるよ。森に帰れて良かったね」と野生復帰させることは、実際は仲間ではなく猛獣の群の中に「さあ餌におなり」って大きなヒヨコを放すようなものだと思うのです。

一度でも人間の手にかかった動物は、もう籠の中で死ぬまで一生面倒見るしかないんじゃないかなと思います

写真は皆、迷子ではない正常な状態の野鳥の巣立ち雛と、茂みにお母さんが隠している仔ウサギとバンビです。参考のために、モノクロ処理してみました。僕ら人間は、色が分かるのでたやすく見つけることが出来ますが、全色盲の捕食者(食肉獣)にはこういう風にカモフラージュされ見つけにくいのです

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