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「この街では、大切なことは何を知っているかではなく、誰を知っているかである」

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先週八王子の東京富士美術館で前期展示の北斎「冨嶽三十六景」全46点を観る。
「葛飾北斎 冨嶽三十六景を読む」(正真解説 有泉豊明)のちょっと変わった視点で鑑賞してみた。有泉氏の解釈は時々無理な理屈もあるが正鵠を射ている点が多いのではないかと改めて感心する。
 
この作品は「武州千住」:
右下に木製の水門らしきものが描かれている。これは水田に水を引き込むための簡単な構造の水門のようだ。こんな大きな水門としては構造的に強度がもたない。中心に作物を運んでいる途中の男が、鮒釣りを見入っている。馬の口縄が左手首にぐるぐる巻いてあり、その綱の中央部分に引っ掛けるはずのない草鞋が結び付けられていてその重みで綱がV字型に張っている。馬が1、2歩前進してもしこの草鞋を踏みつけたら、臆病で驚きやすい馬が暴れてかけ出すかも知れません。閑人の手首には綱がしっかり巻かれているので引きずられるかも知れません。次に起こるかもしれない緊迫した場面を暗示し、想像している。
この絵を一緒に観ていた人が奇妙なことを言い出した。「解説には、草鞋と書いてあるが違うのでは」と、拡大鏡を取り出し観ながら「蟹?いや亀?・・・」と。草鞋のように描いてあるが、形は四つの足と、綱に噛みついて頑張っているスッポンにも見える。実際は草鞋であったかもしれないが、馬にはスッポンに見えたとすると馬の表情も、綱がシャープに張っている緊張感も理解できる。悲劇は、始まりかけているのである。北斎はにやにやしながら、あるいは真面目な顔でこんな絵を描いたのかな。



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