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 今ではすっかり忘れ去られていますが、空飛ぶ円盤の出現に伴って、白い糸のようなものが大量に降るという事件がかつてありました。この物質はエンゼルヘアと呼ばれ、写真にも撮られていますが、降下して電線などに引っかかっても、やがて蒸発して消えてしまったといわれます。その有名な事件は1952年10月のフランスで起こりました。フランスのUFО研究家エメ・ミシェルは、彼の著書、邦題『空飛ぶ円盤は実在する』(高文社)201ページにこう書いています。

 オロロンとガイヤック-1952年10月
1952年10月17日金曜日、オロロンでは素晴らしい天気だった。空は青く、雲ひとつなかった。12時50分ごろ、オロロン中学の舎監長イーヴ・プリジャン氏は中学の二階にある自分の部屋で食卓へ向かおうとしていた。かたわらに女教員であるプリジャン夫人と三人の子供らがいた。
 部屋の窓はすべて町の北方へ向かって開かれ、広い景観を示していた。息子のジャン・イーヴメプリジャンは窓のところに立っていた。人は彼を食事に呼んだ。が、そのとき、彼が叫んだ。
 「パパ、来て御覧よ、変なものが見えるよ!」すべての家族が彼のそばへ行った。プリジャン氏は次のように語っている。
 「北の方、青い空の奥に、奇妙な格好の綿のような雲がただよっていた。その上に、細長い円筒形のものが、明らかに45度ばかり傾いて、真直ぐに南西の方へゆっくり移動していた。私はその高さを二千ないし三千メートルと見積もった。そのものは白っぽく、光がなく、輪郭がはっきりしていた。上の端から白い煙が前立のように吹き出していた」
 「その円筒形のものの前に少し距離をおいて、30ばかりのほかのものが同じ進路を通っていた。肉眼では、それらは煙の塊に似た不恰好な球の形をしていた。しかし、双眼鏡でみると、中が赤く、まわりが非常に傾斜した黄色っぽい輪のようになっている球をはっきり見ることができた。その傾斜は」と、プリジャン氏は念を押していう。「中央の球体の下の部分をほとんど隠していた。しかし、上の方ははっきり見えていた。その<円盤>は2つずつならんで別々の道をすすみ、全体として、速くみじかいジグザグをなしていた。その2つの円盤が離れると2つのあいだに電光形に白っぽい筋ができた。」
 「これらの奇妙なものはたくさんの筋をうしろへ残し、それがゆっくりと分解しながら地面の方へおりてきた。数時間のあいだ、木立や電話線や家々の屋根の上にふわりとしたものがひっかかっていた。」
 これは未知の器械の飛翔によってオロロンの野にまきちらされた<聖母の糸>(蜘蛛の糸)の奇妙な物語である。その糸は毛糸かナイロンに似ていた。そして、もつれて塊になり、すみやかにジェラチン状になり、それから昇華して、消え去った。多くの目撃者がそれをとり、速やかな昇華の現象を見ることができた。中学の体操教師は運動競技場から大きな糸束をもってきた。中学の教師たちは大いにあやしみ、火をつけてみたところが、セロファンのように燃えた。理科の教師プーレ氏はその糸を入念にしらべたが、分析をする暇がなかった。しかし、彼は棒にまきつけた10メートルばかりの糸が昇華し消失するのを観察することができた。(以下略)
10月27日ガイヤックのトゥールーズ街に住むドール婦人は鳥小屋で鶏たちがさわいでいるのに気がついた。彼女は眼を空へあげてみた。そしてオロロンの人々が10日前に見たのとまったく同じものを見た。(中略)45度に傾斜した前立のある円筒形がゆっくり南西へ向かって行き、それを20個ばかりの<円盤>が取り巻き、太陽にきらめきながら、2つずつジグザグ形にすみやかにとんでいく。唯一の相違は、ここでは2つずつ並んだ円盤の幾組かが時によると非常に低いところまで降りてきたことで、その高さは証人により三百ないし四百メートルと見積もられた。これが約20分ほどつづき、やがて葉巻も円盤も地平線に消え去った。
 すると、早くも白い糸のかたまりが降りはじめ。円盤が見えなくなってしまったあとまでも、長いこと落ちてきた。

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