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●ようやくスタートした消費者庁設置法案審議
先週火曜日の本会議から、ようやく「消費者庁設置関連三法案」の審議が
はじまりました。昨年9月に国会に提出されてから約半年、この国会に消費者
特別委員会が設置されてから70日かかりました。この間も深刻な消費者問題
が発生していましたので、「国会の怠慢」といわれても仕方ない状況ですが、
ようやく審議を開始することに与野党が合意しました。
私は1月5日からこの特別委員会の委員長に就任していましたので、ようやく
委員長の仕事が出来るようになり、ホッとしたというのが正直なところですし
かし民主党からは「消費者権利院法案」という対案が提出され、両者の隔たり
も大きいことから、今後の厳しい審議を取り仕切っていく緊張感も同時に高ま
っています。
消費者庁の設置は、これまでの行政が長く生産者や供給者を擁護すること
を中心としてきたのに対し、消費者の立場に立って行政を行うという、行政の
姿勢の大転換を意味します。中国からの冷凍餃子の毒物混入や、原産地や
消費期限の偽装、瞬間湯沸かし器やエレベータなどの相次ぐ事故など、食の
安全や製品の安全を脅かす事件が発生しました。これらにいまの縦割りの消
費者行政が、的確に対応できなかったという反省から、新たな行政の仕組みを
作ろうとなったわけです。
政府提出の消費者庁法案は、各府省にまたがっている消費者行政を一元
化するとともに、業者などに対して是正勧告をする権限が付与されます。また
どの役所にも関わらない「すき間事案」に対しても、きちんと対応する体制を
整備します。一方民主党の対案は、北欧のオンブズパーソンをモデルとして、
行政の外側から消費者権利官が消費者問題を是正させる仕組みです。
私自身はこれまで自民党消費者問題調査会の顧問として、政府案の作成に
関与してきましたので、こちらのほうがより現実的に対応できるはずだと評価
します。しかしながら民主党の仕組みも、第三者の立場から協力に是正でき
るというメリットもあるのではないかと思います。委員長としましては公平公正
な審議、慎重な審議に心がけなければなりませんが、審議が煮詰まった段階
では、政府案をベースとしつつもお互いのメリットを生かすような方法も模索
できるのではないかと考えます。
消費者の不安が増大している昨今、消費者の権利が適切に守れる仕組みを
一日も早くつくるために、委員長として全力を尽くしてまいります。
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