来日当初の思い出
アルバイト
入学通知書に続き、学費・雑費通知書が手元に届いた。1年間で70万円以上の費用をどこへ行って工面したらよいのだろう。ここでは親戚や友人をあてにすることはできない。自分でアルバイトをして工面するしかないのだ。
当時、留学生は数少なく、社会もまだ開けておらず、情報化も進んでいなかったので、アルバイトを探すのは難しかった。雇う側は留学生を使いたがらなかったし、自分も授業の合間にしか働けなかったので、できることなら学校から家までの間が望ましかった。そうすれば、時間も交通費も節約できる。
大多数の留学生が皿洗いを足がかりにスタートを切るのだ。彼らは、どれほど多い感動的な皿洗いマーチを心身で演奏していた。
洋食レストランで働く友人が、2週間中国へ帰国することで、やっとの思いで手に入れた仕事を失うことを心配していたため、私は2
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