松下幸之助 宇宙法則情報ノート

松下幸之助さんの宇宙法則に関する情報や哲学・エピソード等を公開します。感じる心はあなた次第です☆

幸之助さん・経営哲学

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理想の社長像

ある日、幸之助さん入社2,3年目の若い社員との座談会を開きました。

将来の重役、社長を目指す社員たちに幸之助さんはアドバイスをします。


社長というのは会社のトップですので、大勢の人を引っ張っていかなければなりません。

しかし、社長といえども人間ですので、知識がなかったり失敗することもあります。

その中で、失敗のない完璧すぎる社長はかえって組織をダメにするのだと幸之助さんは言います。


「社長でも間違いのない社長はあかんね。

3べん言って3べんとも間違ったこと言う社長はどうもならんけも、3べんとも間違ったこと言わんような社長は、偉すぎてついて行けん。

そんな社長というものは失敗者や。

たまには間違ったこと言うような社長でないとあかんのや。」


社長といえども不完璧な人間ということを認めて、それを向上していこうというところに人間味があります。


「偉い人でも、やはり聞かなければわからないですよ。

発明の天才といわれるエジソンでも、やっぱりいろいろな人に聞いて偉くなった。

あれが何も聞かなかったら、エジソンといえども何もできなかったと思うね。

言葉で聞くか、書物を読むか、どちらにしても聞くことが大事ですね。

素直に多く聞く人、読む人は偉いというわけや。」


そして、幸之助さんはこのように言います。


「まあ結局は平凡ということが一番大事で、それにプラス自己の工夫を多少いかす。

そんな人は社会人として立派ないい人だと思うな。」

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昭和39年(幸之助さん69歳)、世間ではスーパーや大型店などの安売り店が次々とでき、“流通革命”といわれる時代でした。

そんな中、小さな販売店は商売がむずかしくなり、このままでいいのかという問題がありました。

ある講演の質疑応答で、販売店がそのことについて質問をすると、幸之助さんは次のように言います。


「スーパーのように大型店化するのもひとつの方法ではあるが、従来のままでも新しい行き方を求めることができる。」


そう答えた幸之助さんは、時期を同じくして、売り上げが大きいとは思えないような小さな販売店が意外にも商品をたくさん売っていることを知り、その要因を尋ねました。

それによると、安売りをして儲けているのではなく、外交員が3名いて、紹介をもらいながら外売りをしていました。

大型店のように、売るだけ売って、サービスのできる範囲が限られているようなことはなく、顧客へのサービスを完全にしています。

すると、その顧客が、「あそこの店はいいよ」と、周りに紹介をしてくれ、自然に顧客が増えていき、店の規模のわりには、皆に驚かれるほど売り上げが大きいというのです。


幸之助さんは、「なるほど、販売のやり方はいろいろとあるのだと感じた」と、その販売店に述べ、このようにアドバイスをしました。


「店舗をきれいにして客を待つことも必要だが、併せて出張販売などもし、自分の手の届く範囲できちんとしたサービスを心がければ、スーパーが近くにあっても、お得意を失うことはないはずだ。」

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松下電器が発展していく中で、大きな困難だったこととして昭和4年の世界恐慌を幸之助さんは挙げます。

商品の売れもピタッと止まり、倉庫は在庫の山になりました。

この恐慌を乗り切るために、従業員の数を半減するリストラ案がでましたが、幸之助さんはこれに反対します。


結論として、従業員はひとりも減らさず、生産を半減して半日勤務にしてもらうこと。

しかし、営業・販売の人たちは日曜も休みなく、徹底的に商品を売っていこうということになりました。

そうなったら店員は、「それは結構なことだ、われわれ店員は休みを返上して日曜でもうりに行こう」と言い、全員が売りに回った結果として、2ヶ月で倉庫にいっぱい詰まっていた在庫を一掃することができました。

(参考記事『世界恐慌の決断』 http://blogs.yahoo.co.jp/tuiteru_so_wa_ka/1991828.html )


そのときのことを、幸之助さんはこのように語ります。


「そういう体験によって初めて社員に魂が入ったのです。

やはり困難に直面して、志を変えず、それをやりとげようとする強い熱意があるところに、非常な力が生まれてということです。」


この世界恐慌という困難があって、社員の結束力が一層に高まり、その後の松下電器の発展は順風満帆にいきました。

もし、そのときに安易に解雇するという方法を選んでいたならば、おそらく今日の成功はなかっただろうと、幸之助さんは言います。


「考えてみれば、会社がいつも順風満帆で、順調に発展していくのは、まことに望ましいことです。

しかしそういう状態にあると、社員は知らず知らずと温室育ちになります。

発展の過程に幾多の困難があって、その困難におびえず、喜んでそれを迎えて、そしてそれを切り抜けることがしばしばあってこそ、国なり社会なりが永遠の発展をしていくものだと思います。」

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幸之助さんは松下電器のトップにいながら、経営について常に相談する対象がありました。

それは世間の声です。

世間の叡智こそが正しいと信じていた幸之助さんは、世間が何を欲し、何を排除しようとしているのかを常にその声を聞いていました。


「大勢の人を短時間だますことはできる。

また反対に少数の人間を長時間だますこともできる。

しかし、大勢の人を長時間だますことはできない。」


このように語る幸之助さんは、会長職に就いていたころ、ある社員に次のように話をしました。


「君な、相談できる上位者があるということは非常に幸せやで。

僕は個人で考えるときに、上位者というものがいない。

僕が松下電器では一番上やから、自分で悩むことがあったら誰に聞くんかというと、聞く人がいないんだ。

しかし、僕はなお、それを聞こうとしている。

世間に聞いているんだ。

世間の声なき声に自分は聞いて、自ら判断しやっているんだ。

決して独断でものを考えてはおらない。

代理店の声も聞き、販売店の声も聞き、また仕入先の声も聞き、また社員の声も聞く。

そういうことはもちろんである。」


23歳で松下電器を創業した幸之助さんは、その時点で上位者というものがいませんでした。

その中で、幸之助さんは世間の声を聞くという方法を取っていました。


「それは君もやったらいいが、上位者に聞く人がいればいちばん幸せや。

上位者のいない者は、上位者をつくらないといけない。

僕は、世間という上位者をつくっているんだ。

世間の声というものが何を叫んでいるのか、何を自分に教えているかということを、自分は聞いているんだ。

そしてそれに素直に従って、それを実現しようとしている。

やがて君が、もう上位者のない最高位に達したならば、今度は世間に聞かなきゃならんぞ。」


“世間は神のごとく正しい”と考える幸之助さんは物事の判断基準を世間の衆知に求めていました。

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当たり前の経営を

幸之助さんの有名な経営哲学のひとつに、『雨が降れば傘をさす』というのがあります。

これは、雨が降れば傘をさすごとく、当たり前のことを当たり前にするというのが経営の王道だということです。

(参考記事:『雨が降れば傘をさす経営』  http://blogs.yahoo.co.jp/tuiteru_so_wa_ka/5016965.html )


あるとき、ある経営者が幸之助さんに相談に来ました。

資金繰りが思わしくなく、このままでは倒産しそうだと言うのです。

しかしよく話を聞いてみると、売掛金が相当な額あり、まだ回収できてない状態でした。


「それを回収しにいかはったらいいやおまへんか。」


幸之助さんはそう言うと、「とんでもない、そんなことをしたら信用がまるつぶれです」と言いました。

しかし幸之助さんは、自分の経営が苦しいことを訴えて、早急に債権を回収することを、その経営者に諭しました。

結局、その経営者は、幸之助さんに従って、取引先に渋々ながらお願いにあがり、自分の会社の状態を素直に話しました。

すると、取引先の人はそれを拒否するどころか、すぐに支払いに応じてくれました。

なかには、「そんなに厳しいのなら、なぜもっと早く言ってくれなかったのか」と言って、無利子の融資を申しでる人もいました。



幸之助さんは、「商売や経営はとても簡単で、その秘訣は2つある」と、このように言います。


「第1は原価より高く品物を売ること。

第2は物を売ったら、お金を回収すること。

商売のコツは雨が降ったら傘をさすように、当たり前のことを当たり前に行うことだ。」


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