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(写真上は左から、夢道の録音を聴く、かさはらパーちゃん、松田先生・呉羽さん、木村さん。写真下は石田夫妻と妻浩佳とわたしです。)
♣しかし、パーちゃんから、一度聴いてみたいという声がありましたので、恥を忍んで公開しました。長男が生まれたばかりで、わたしは29歳、妻は26歳のころでした。初孫の顔が見たいと、埼玉の自宅を夢道とわたしの母が訪ねてきました。そこで、一杯呑みながら、夢道は自分が俳句を始めた青春時代からの思い出を語り出したのです。そこで、わたしは、これはきっと将来なにかの役に立つと思いまして、当時としてはかなり高性能でしたソニーのカセット・レコーダーをテーブルの上に置いたのです。テープはこれも高性能で1本900円(現在の物価にしたら9千円)もするものでした。夢道は、妻静子との出会い、結婚、自由恋愛したための解雇、再就職してから「月ヶ瀬」の経営、そして反戦俳句を作っていたための治安維持法違反容疑による逮捕までの一代記を語ってくれたのです。この録音が、その後わたしが書いた「橋本夢道物語・妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね」の貴重なデータになっております。もし、この録音がなかったら、おそらくわたしは「夢道物語」を書くことはできなかったでしょう。
♣同時に夢道は約2時間の録音の中で、芭蕉の奥の細道に出てくる俳句について語っております。特に、芭蕉の俳句にある「詩語」(ポエジー)についてです。たとえば、奥の細道の出発点となった千住宿で詠んだ「行く春や鳥啼き魚の目に泪」という句ですが、魚が涙を流したのをだれも見たことがない。しかし、この日、千住宿で多くの弟子たちと別れることになり、自分も弟子もみんな涙を流している。その情景で、自分が涙を流したとか、弟子が悲しんで泣いているとはいわず、鳥啼き、魚の目に泪、としたところが芭蕉でなければいえないポエジーだというのです。
♣そのような貴重な夢道の俳句解説を聴きながら、静子との大恋愛物語を聴くことができました。参加者のみなさんは、松田先生を除いて、呉羽さん、木村さん、パーちゃんさんは、初めて夢道の生の声を聴くことができて満足の様子でした。パーちゃんさんは、奥さんが来れなかったので、「夢道の声を録音したので、戻ったら、妻に聴かせます」といってくれました。石田夫婦も「生の声を聴くのは久しぶり。聴いてよかった」といってくれました。呉羽さんは「夢道さんを知らなかったのですが、話を聴いて面白かったです」といって、「橋本夢道物語」を買ってくれました。 ♣40年前に、「これはだいじな話だ」と思って、録音テープを回したおかげで、いまみなさんに喜んでもらえて、本当によかったと思いました。酒に酔って、夢道と話しているわたしの会話を聴かれるのは嫌でしたが、それ以上に夢道の人となりがみなさんにわかってもらえたことが価値があると思いました。
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