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(写真は夢道の獄中句「うごけば、寒い」を刻んだ墓石)
★★★☆★(*^_^*)/★☆★★★★★★☆★(*^_^*)/★☆★★★ 「月島・橋本夢道の会」 2013/12/08 ★★★☆★(*^_^*)/★☆★★★★★★☆★(*^_^*)/★☆★★★ 「大戦起こるこの日のために獄をたまわる」(夢道の獄中句)
72年前の1941年12月8日に日本はアメリカ・ハワイ真珠湾を奇襲し太平洋戦争が勃発しました。わたしはまだ生まれていませんでしたが、満州で暮らしていた叔父は当時まだ子どもでした。叔父はラジオで開戦を聞き「ついにアメリカと戦争だ」と喜んでいたら、父親から「大人と子供の喧嘩だ、日本が勝てるわけない」といわれてがっかりしたそうです。多くの大人たちは、勝てる戦争でないことを知っていたようです。それでも、大きな声で「戦争反対」といえない時代でした。
♣橋本夢道はそれより10年前の1931年から始まった満州事変のころから、反戦俳句を作っていました。そして、日米開戦の年の2月に俳句弾圧事件で月島署の特高に治安維持法違反容疑で逮捕されました。40人以上の反戦俳人が一斉に逮捕されたのです。夢道は9月から巣鴨の東京拘置所の独房に入れられました。そして、12月8日、拘置所の係官から「アメリカと戦争が始まった」と聞かされました。そのときに、
○大戦起こるこの日のために獄をたまわる(夢道)
の句を作りました。冬です。コンクリートの壁に包まれた独房には、当然暖房はありません。妻の静子が差し入れてくれた綿のたくさん入った蒲団の中に潜ったのですが、それでも寒くて震えていました。
○うごけば、寒い(夢道)
♣夢道は獄吏に見つからないようにして、獄中で350の句を作りました。この「うごけば、寒い」の句は、夢道の代表句とされています。夢道は晩年、この句を墓に刻みました。生涯に六千句ほど作ったのですが、墓石に刻んだのですから、よほどの思いがあったのでしょう。
♣五七五でない、自由律俳句です。来年の3月7・8・9日の3日間、月島の区民センター、社会教育会館で「平和プラザ2014 平和をねがう中央区民の戦争展」が開催されますが、そこで夢道の作品を展示する予定です。わたしとしても、昭和俳句弾圧事件について、話をしたいと思っています。
♣勝どき書房のしおりを新しくしました。表紙には「橋本夢道資料室」の写真を入れました。そのうち、この資料室で自由律俳句を作る会を開催したいと思っております。希望者がいましたら、声をかけてくださいね。
○ 「たまわる」の夢道はいまも生きている(駿星)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★ …………………………………………………………………………… 『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◆最新刊◇全国の書店で好評発売中 定価1900円・税別 月島もんじゃ通りの「相田書店」には常時置いてあります。 http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html ……………………………………………………………………………… 『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に 事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。 ◇最新刊・全国で好評発売中。定価本体3200円。 http://amzn.to/Ki1dhf ……………………………………………………………………………… 『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・304ページ 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。 ◇在庫が少ないため一般書店では築地の弘尚堂書店で、ネット書店 では「アマゾン」で購入できます。定価1800円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html ………………………………………………………………………………… 『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。 ◇全国書店・アマゾンでも発売中 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html ……………………………………………………………………………… 『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・332ページ 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。 ◇第2版・全国の書店で発売中 定価1700円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page026.html …………………………………………………………………………… 『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し舞台を埼玉に移したパロディ小説 ◇全国書店で発売中 定価本体2300円・ http://p.tl/S1VL ……………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ★☆ブログ「殿岡駿星つれづれ日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ★☆ 著者への連絡は syunsei777@ybb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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