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●写真は、田中千恵子の第四句集「天の棺」
■□勝どき書房・月島橋本夢道の会■□■□■□■□■□■ □ ■ ★〜☆〜★ 「夢道サロン」 ★〜☆〜★ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□ 2015/12/17 ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆田中千恵子の第四句集「天の棺」
<終戦の年に生まれた俳人の70年の叫び> 2015/12/08、太平洋戦争の開戦記念日に、「俳句人」の編集長田中千恵子さんが、第四句集「天の棺」を上梓しました。このたび、勝どき書房に送っていただいたので紹介させてもらいます。
ど ど ど ど ど
沖 縄 ど ど ど ど ど ど ど ど なんという句でしょう。表紙を開けると、この句がいきなり、出てきました。じっくり読んでみれば、五七五になっています。しかし、字間をあけて、4行になっていますから、空間的にも広がりがあります。そして「沖縄」の文字。昭和20年6月、鉄の雨が降って、県民の4人に1人が亡くなった、その時の悲惨な状況が目に浮かびます。
また、普天間で基地建設反対を叫び、道路に座り込む人たちを一人ひとり引きはがす警官たちの足音にも聞こえます。いや、これから起こるかもしれない、戦争に巻き込まれる沖縄の姿にも見えてきます。さらに、沖縄の文字を包む「ど ど ど ど ど」という文字が、本州にいる多くの無関心な人たちの暮らしの音にも聞こえてきます。
田中千恵子は前回の「夢道サロン」で「ジーンズの腿はちきれそうな護憲デモ(沖 正子)」の句を、「俳句人」12月号の表紙裏句「翔」で評を紹介した俳人です。千恵子は、昭和45年(昭和20年)12月、中国山西省に生まれ、命からがら茨城県の母の実家に引き揚げてきました。祖父母に育てられた千恵子の人生は、終戦からスタートしたのです。
千恵子は「天の棺」を出版するのは、2年後ぐらいに予定していました。しかし、ことし「安保関連法」の強行採決があり、千恵子は「時は急を告げている。今、声を上げなければならない。ささやかなこの一冊の句集が、巨大な『戦争法』に対峙してどれほどの力があるのか心もとないが、私の戦後七〇年の意思として出版することにした」とあとがきに書いている。
真っ赤な表紙に「天の棺」という文字が浮かぶ。血の色だ。パリのテロ、シリアの街に落ちる爆弾、沖縄の戦争、いろんな悲惨な場面を想像させる。この色を選んだ千恵子の苦難を想像しないではいられない。句集に登場する、千恵子の句は、どれもが五寸釘のように、読むわたしの心臓を突き刺すのです。
◎ 大戦起こるこの日のために獄をたまわる(橋本夢道)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★次回の第14回「夢道サロン」は2016年3月12日(第2土曜日)午後2時から4時までです。開場は午後1時40分。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。テーマは特に決めません。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など、自由に語るサロンです。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで発信します。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。できたら最近作った俳句を持って来てください。終了後に近くのフードコートで自己負担による打ち上げを予定しています。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。 syunsei777@ybb.ne.jp 090-8024-5610 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★〜★〜★〜★〜★ 参考図書の紹介★〜★〜★〜★〜★ ◆本にしたい原稿がありましたら、ご相談ください。 …………………………………………………………………………… 『橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』 殿岡 駿星著・46判上製・424ページ、口絵8ページ 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯 ◇全国の書店で発売中・「月島・相田書店」に常備 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page005.html ……………………………………………………………………………… 『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に 事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し、事件の真実を明ら かにする。400字詰めに換算し1200枚のノンフィクション。 ◇初版・全国で発売中・築地・弘尚堂書店に常備。 定価本体3200円。 http://amzn.to/Ki1dhf ……………………………………………………………………………… 『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・304ページ 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。 ◇在庫が少ないため一般書店では築地の弘尚堂書店に常備。 勝どき書房で直売もしています。定価1800円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page019.html ………………………………………………………………………………… 『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著 ・46判上製・332ページ 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。 ◇第2版・全国の書店で発売中 定価1700円・税 http://p.tl/5THt ………………………………………………………………………………… 『茶杓 消えた伊達家老』小野寺 苓著・46判上製・324ページ 伊達藩城代家老の冨塚重標は父が作った一本の茶杓を懐に流配の地へ。 ◇全国書店で発売中 定価1900円・税別 http://www.geocities.jp/syunsei777/page002.html …………………………………………………………………………… 『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著・46判並製・328頁 朝日・阪神支局事件の謎に挑戦し、舞台を埼玉に移して真相に迫る。 ◇全国書店で発売中 定価本体2300円・ http://p.tl/S1VL ……………………………………………………………………………… 『心思出会い―俳句往来・雑唱―』信田紅穂著・四六判並製400頁 著者の代表句「聖書読む唯それだけのクリスマス(紅穂)」は芭蕉 俳句大会で最優秀賞を受賞。橋本夢道の友人でもあり、奥さんの句、 東急電鉄で安全衛生管理担当をしていた時代の論文、随筆、終戦前 後の学徒動員日記、横浜交響楽団合唱団の思い出、新聞への投稿な ど、人との出会いを大切にしてきた著者の自分史的な内容です。 ◇初版・書店には置いてません。勝どき書房で直売のみ。 頒価3000円(税・送料込み)。 ……………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆無料メルマガ「コラムゆりかもめ」 http://www.mag2.com/ ★☆ブログ「殿岡駿星つれづれ日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/syunsei777 ★☆ブログ「夢道サロン」 http://blogs.yahoo.co.jp/tukisimamudou ★☆ブログ「狭山事件の会」http://blogs.yahoo.co.jp/sayama506351 ★☆ブログ「勝どき書房」 http://blogs.yahoo.co.jp/koureipaso ★☆ 著者への連絡は syunsei777@ybb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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2015年12月17日
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