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●写真は「俳句人」に掲載の「メーデーの膝に抱く子は憲法です」(敷地あきら)
■□勝どき書房・月島橋本夢道の会■□■□■□■□■□■ □ ■ ★〜☆〜★ 「夢道サロン」 ★〜☆〜★ □ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■殿岡駿星□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□ 2016/05/01 ■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆「メーデーの膝に抱く子は憲法です」
月刊「俳句人」敷地あきら氏追悼号◆ 2016/05/01、発行の俳句誌「俳句人」(新俳句人連盟)が勝どき書房に恵贈されましたので紹介させていただきます。今号は昨年12月22日に亡くなった、連盟の会長敷地あきらさんの追悼号です。表紙には敷地さんの代表的な句「メーデーの膝に抱く子は憲法です」の色紙の写真が掲載されています。
労働者のための「メーデー」は、闘いの場から、お祭りの場に変わってきました。橋本夢道が参加した、昭和4年(1929年)ごろのメーデーのデモは命がけでした。この年の第10回メーデーに参加した夢道は「びっしり集まり芽ぶいた公園にあふれるメーデーの人たちだ」「この集団が動くのだまっかな旗がつづくのだ」「子ら問う巡査がなぜこんなに従いてゆくメーデーなの」という句を作っている。
デモ行進する労働者や学生よりも、それを取り囲む警官たちの数の方が圧倒的に多い。巡査たちに包まれて、行進しているデモ隊の顔が見えないほどだ。それを見る子供の目を通して、これがメーデーなのか、と世間に問う。
一方、敷地あきらのメーデーの句は、もちろん戦後の句だ。取り囲む警官の数も減って、行進する人たちも、笑顔である。家族連れ、子供連れで参加する人も多い。そういう中で、敷地は、子供を連れて参加した。そして、集会でその子を膝の上に置いた。しかし、敷地にしてみたら、膝の上にいる子は、単なる子供ではなく、「二度と戦争をしないと誓った日本国憲法、9条そのものなのだ」と詠った。
ちょっと前までは、この句も単に9条を守るスローガン的な響きを感じさせたかもしれない。しかし、最近になって、安部さんがこれまで以上に憲法改正を口に出すようになってからは、重みのある句に成長してきているような気がする。法律は一人歩きする。治安維持法のように、拡大解釈されて、戦争に反対する俳句を作っただけで、夢道のように二年余も牢屋に入らなければならなくなるのだ。
この号の「俳句人」では、「四季彩々」のコーナーで、橋本夢道の句「うぐいすの匂うがごときのどぼとけ」が紹介されている。夢道は1946年、新俳句連盟結成に参加、連盟の代表的作家として活躍したことが書かれている。この中には、昭和16年12月8日、真珠湾奇襲の日に、獄中で作った、「大戦起るこの日のために獄をたまわる」という句も紹介されている。 「橋本夢道物語 妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね」は定価1900円ですが、「夢道サロン」の読者に特別割引販売します。郵便振替で1300円(送料込み)送金していただければ、直送いたします。振替番号は00120-9-538001(資)勝どき書房、です。振替用紙通信欄に住所氏名の記入をよろしくお願いします。
◎ 遁棲の路に虚しき風が吹く(駿星)
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2016年05月01日
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