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「米軍は日本を守らない!」という事実が米公文書によって明らかに! 政府が日米新ガイドラインに施した翻訳上の姑息な仕掛けとは!? 〜『仮面の日米同盟』著者・春名幹男氏に岩上安身が直撃インタビュー第1弾 2016.1.28

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284665
尖閣、東シナ海、北朝鮮──日本の周辺で不穏な動きがある時、その都度、日本政府から「有事の際には米軍が守ってくれる」というアナウンスが流され、日本のほとんどの国民は羊のようにおとなしく信じて疑わない。しかし、果たして本当に、「米軍は守ってくれる」のだろうか?
 2016年1月28日、『仮面の日米同盟』の著者で国際ジャーナリストの春名幹男氏は、岩上安身のインタビューに応じ、「1997年の日米ガイドライン改定で、米軍は日本防衛から撤退し始めている。それを認めたくない外務省が、意図的な翻訳によってガイドラインの内容ごまかしている。だから、有事の際、米軍が日本を守るとは限らない」と衝撃的な事実を明らかにした。

 春名氏は、公開された1971年のアメリカ政府の機密文書に、『在日米軍は日本を守るために駐留してはいない。日本防衛は、日本の責任だ』との記述を見つけた。そして2015年の日米新ガイドラインには、日本が武力攻撃を受けた際、主体的に防衛するのは自衛隊であり、米軍の任務は「あくまで自衛隊を支援するのみ」ということが書かれているという。そして、その「支援」の中身も不明確なのだという。
 
 春名氏がインタビューで指摘した、外務省の官僚による日米新ガイドラインの作為的翻訳の事例は、以下のようなものだ。
 「日米2ヵ国の作戦」を意味する「Bilateral operations」を外務省は「共同作戦」と訳し、「Supplement(補足、追加)」は、米軍が自衛隊の作戦を「補完する」と、より強い語句に置き換えられている。
 また、「日本の防衛には自衛隊がPrimary responsiblity(主たる責任、第一次的責任)を持つ」というくだりは「自衛隊が主体的に実施する」と訳され、「日本の防衛は一義的には自衛隊が負う」という主旨が弱められている(※)。春名氏は「自衛隊が独立して動くのか、(米軍もいるけれど、自衛隊が)率先して動くのか。主体的という翻訳によって中身が曖昧にされている」と指摘した。
(※)岩上安身は2010年5月11日、当時の岡田克也外務大臣の定例会見で、2005年に日米両国が発表した「日米同盟変革と再編」の中で「島嶼部の防衛は第一義的に自衛隊がやるもの」という旨が明記されていることを指摘。岡田外相より、外務省の公式見解として「一義的に日本を守るのは当然日本人です。自衛隊です」という見解を引き出した。
 さらに、日本語訳では『米軍は自衛隊を支援し補完するため、打撃力の使用を伴う作戦を実施することが、できる』と書かれている文章の英語原文を見ると、「can(できる)」ではなく「may(できるかもしれない)」が使われている。春名氏によれば、ガイドラインの随所で、米軍が日本防衛に積極的に関わる印象が強くなるよう、意図的な翻訳がなされているのだという。
 その理由について春名氏は、「安保法制が可決されやすいように、米軍の関与を過剰に演出したのだろう。日本人は『アメリカは日本を守ってくれる』という共同幻想にどっぷり浸かっている」と断じた。
 岩上安身は、そんな日米安全保障の実態を、関係が冷え切った夫婦が仲睦まじい姿を演じている仮面夫婦にたとえつつ、「外務省発の日本語(翻訳)の情報を鵜呑みにして、メディアも政治家も国民も間違った方向に行ってしまう」と危惧した。

日米同盟は日米関係の基軸というが、本当のところはよく知られていません。まず、アメリカは頼れる同盟国なのか、その検証
日米安保があるからアメリカは日本を守ると、漠然と信じている人は多い。それは本当なのでしょうか。集団的自衛権により日米同盟が強化され、日本の抑止力が向上する、と言う安倍総理は正しい
安保法制の指針になった、2015年日米新ガイドラインですが、外務省は翻訳の際、改ざんしていました。私は、アメリカの1971年の機密文書に『在日米軍の駐留は、日本を守るためではない。日本防衛は日本の責任だ』との記述を見つけました。それが、今回のガイドラインにも継承されていた。これは公表すべきだと思いました」

『在日米軍は日本は守らない』。これにもっと目を向けるべきです」

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