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「人間と放射線」は、放射線には閾値(しきいち)が無いという科学的根拠を、人類で始めて明らかにした本です。
ゴフマン博士はアメリカの心臓病研究の第一人者であり、マンハッタン計画に参加していた科学者でもあります。この著作は世界的名著といわれています。54年近代医学賞受賞。65年ライマン・ダフ講演賞受賞。72年ストゥーファー賞受賞。1918年生まれ2007年逝去。享年88歳。
多くの脱原発に軸足を置く、世界中の研究者たちが、必ず引用する著作でもあります。
東電福島第一原発の事故を踏まえ、京大の今中哲二助教のエッセイや、2007年に他界したゴフマン博士への追悼文などが加えられています。10日の日本経済新聞で知り、早々に購入しました。なんと777ページの大著です!
驚くほど緻密に、すべての項目が詳細に基本的事項から解説されており、その科学者として、また人間として、ゴフマン博士の誠実さと能力には敬意を表します。これから、少しずつ紹介していきます。
どんな低い被曝(X線も含む)量でも、全年齢男女平均2.7sV当たり1件としています。これは当時のICRPによるリスクの約40倍にあたります・・・・・・・。
以下第1章からの抜粋です。
放射線が、癌や白血病のような深刻な影響を生じさせることは、広く認められている。一方、それは次の二つの主張によって絶えず攻撃されている。
その主張が誤りであることを示す膨大な科学的知にもかかわらずである。
1.「そのとおり、放射線は本当に有害な影響をもっています。しかし、それは線量が極めて高いときだけです。低レベルの放射線の影響は知られていないのです。」
2.「本日、放射線漏れがあった。しかしその量は少なく、公衆への障害はないであろう。」
科学者も、公衆衛生の行政官も、技術者も、医師も、ジャーナリストも、だれかれもがこのような主張には本当に困惑する。私や他の学者が、低線量放射線の影響は知られており、証拠によっても論理によっても放射線に安全量は無い。と断言するのを読んだり、聞いたりしていれば、特にそうだろう。
誰を信じればいいのだろうか。
私はこの疑問に対して、分かりやすい答えを用意している。いまや誰もが吟味出来る証拠があるのだから、専門家を信じる以外にないという状況はなくなった。何らかの権威を信じるのではなく、証拠が考えの基本にならねばならない。
私はこの本において、人間に関する証拠の現状すべてを示すように努めた。そのためには最高の科学的基準を満足させることが重要である。それは単に証拠と結論を示すのみではなく、両者を関係図づける根拠をも示すことである。
かくて読者は、得られた結論を独自に検証できるのである。私としては、健康影響のすべての計算と評価を、読者自身が導くことができるようにしておきたい。
(P.26より)
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人間と放射線/ゴフマン著
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転載させてください。
2011/11/21(月) 午後 4:44 [ SUE ]
素晴らしい!週刊ランキング1位おめでとうございます。今後とも勉強させて頂きます。宜しくお願い致します。
2011/11/22(火) 午前 9:23 [ リリカベル ]
こんばんは
私も転載させて下さいね。
2011/11/25(金) 午後 10:28
SUE 様
ありがとうございます。
2011/12/3(土) 午前 9:17 [ こころが立派になればいい ]
リリカベル 様
いつもfacebookでは、お世話になっています。こちらでもよろしくお願いいたします!
2011/12/3(土) 午前 9:18 [ こころが立派になればいい ]
みみ 様
いつもありがとうございます!
2011/12/3(土) 午前 9:19 [ こころが立派になればいい ]