|
第2放射性セシウムの体内への取り込みが起こす基本的な病変とその形成機序 2.腎臓
腎臓は放射性有無を排出する過程に積極的に関与するが、肝臓内では放射性セシウムは非常に高い濃度に達する(ゴメリ州で死亡した住民では、平均のセシウム137濃度が、大人で192.8±25.2Bq/㎏、子供で645.3±134.9Bq/㎏に達した)。肝臓組織を顕微鏡で検査したところ、組織体に病理的変化が認められたが、とりわけ最も目立った病変が認められた。たいていの場合、糸状体の毛細血管ループの壊死という形態をとる。
・・・・・(中略)・・・・・
放射性セシウムの平均濃度が36.5 Bq/㎏の突然死した症例の肝臓組織においても、同様な病変が見出される。
・・・・・(中略)・・・・・
腎臓は、放射性静止有無排泄のために重要な器官であると同時に、最初に破壊の問題に直面するため、放射性静止有無による毒性病理変化は体全体で進行する際に、腎臓の障害が主要な役割を担っていることが明確に示された。 3.肝臓
肝臓は生体の代謝変化のレベルを司る重要な臓器のひとつである。 心筋や肝臓と同様に、肝臓の状態を測定するため、臨床的評価と実験的評価を実施した。 ゴメリ病院で死亡した放射性元素を測定したところ、肝臓中のセシウム137の平均濃度は大人で162.6±15.7Bq/㎏、子供で246.8±0.98Bq/㎏であった。 全死亡例に共通に見られる肝臓組織の目立った変化は、血液循環の異常を示す所見と変性病変であった。肝実質の構成要素における顕著な細胞多形成と細胞核の多様性、いろいろな大きさの肝細胞、おもに二重核、または多核など、大きさ、携帯、染色性などが異なる細胞核が、特別な注意を引く所見であった。
・・・・・(中略)・・・・・
また、日々の生活において、肝臓は体内に取り込まれた放射性セシウムの影響だけでなく、アルコールをはじめとするほかの化学的、生物学的毒物にもさらされていることに留意する必要がある。放射性セシウムの体内取り込みに加えて、飲酒の習慣があると、アルコールの影響がない場合に比べて、何倍も重篤な肝臓破壊が起こり、重篤な脂肪肝や、肝硬変に移行する。肝臓が肝炎ウィルスに侵されている場合、状況はさらに悪化する。免疫機能の変異も原因となって、肝障害がますます悪化する。
ニッポンブログ村倫理道徳部門でランキング中です。 ご協力お願いいたします。
↓をクリックいただくだけで結構です。 https://philosophy.blogmura.com/rinri/にほんブログ村 倫理・道徳
|
放射性セシウムの医学的影響
[ リスト | 詳細 ]
|
突然死の99%の人に、
セシウムの濃縮が見られています。
第二章 放射性セシウムの体内への取り込みが引き起こす基本的な病変とその形成機能
放射性セシウムが人体の臓器や組織に取り込まれると、明らかな組織的代謝的変化が起こり、ここの臓器の異常と生体全体の疾患を伴うようになる。放射性セシウムは、重要臓器や組織に進入するので、体内にセシウムが少量でも取り込まれると、生体にとって脅威となることは避けられない。
・・・・・生体内への放射性セシウムの取り込みを考慮しながら実施した臨床的な調査と動物実験によって、いくつかの臓器と組織におきる典型的な病変が明らかになった。
1.心血管系
チェルノブイリ事故後、突然死したゴメリ州の患者の剖検標本を検査したところ、99%の症状で心筋異常が存在することが明らかになった。とくに注意すべき所見は、びまん性の心筋細胞の異常で、これはジストロフィー病変と壊死の形態をとり、毒作用が働いている証拠である。
この病理学的変化に付随して、高濃度のセシウム137(およそ26Bq/㎏)が、心筋に取り込まれていることがわかった。慢性心疾患の場合になると、心臓中のセシウム137の濃度は136.8±33.126Bq/㎏と、数倍になる。
(このデータは、ゴメリ医大の123件の死亡患者と、285件の突然死の患者に対して病理的な形態調査と放射性元素の計測を行い、その結果を分析して出した)このデータはセシウム137が、心筋組織の異常に関与している証拠である。
(P.17〜18より抜粋)
ニッポンブログ村倫理道徳部門でランキング中です。
ご協力お願いいたします。
↓をクリックいただくだけで結構です。
https://philosophy.blogmura.com/rinri/にほんブログ村 倫理・道徳
|
|
バンダジェフスキー
1957年ベラルーシ生まれ。1990年ゴメリ医科大学を設立し、1999年まで学長、病理学部長を務める。数千人を対象とした病理解剖を含む医学的生物学的調査を実施し、その結論は、低線量被曝でも危険であるとし政府へ進言。
低線量被曝は健康に影響がないというベラルーシ政府の見解に反していたため、1999年収賄容疑で禁固8年の刑に服し、アムネスティの抗議によって5年に短縮されるも、ベラルーシでは復職できず。現在ウクライナのエコロジー健康調査分析センターの理事長。2009年に欧州放射線リスク委員会(ECRR)レスポス会議から、エドワード=ラッドフォード賞受賞。ほかアルバート=シュバイツァーのゴールドメダル、ポーランド医学アカデミーのゴールドスター賞受賞など。
第1章
人体および実験動物の体内への放射性セシウムの取り込みの経路、および影響因子
(P.13〜15より抜粋)
子供から大人まで、ゴメリでさまざまな病気で死亡した患者を剖検し、各臓器のセシウム137蓄積量を測定した。その結果、セシウム137の各臓器への蓄積が一様でないことが明らかになった。
さらにこの研究によって、各臓器に蓄積したセシウム137との病態との間に、明確な関係があることが明らかになった。
とくに心血管系疾患で死亡した患者の心筋は、消化器の疾患で死亡した患者より、確実により多くのセシウム137が蓄積していた。感染症で死亡した患者の肝臓、胃、小腸、すい臓には、心血管系、消化器官の疾患(おもに胃潰瘍や十二指腸潰瘍)で死亡した患者に比べて、はるかに多くのセシウム137が蓄積していた。
このように、汚染地帯の住民の臓器や系にはセシウム137が蓄積しているが、どの臓器に、どの程度蓄積するかは、おもに食品を通して体内に取り込まれたセシウム137の量に相関するが、それ以外にも様々な因子、性別、年齢、生理的条件、構造的機能要因、病変の性質と、病状などに関係している。
最近、突然死が多く報告されています。
解剖してセシウムの量の確認を行うべきです・・・・・。
ニッポンブログ村倫理道徳部門でランキング中です。
ご協力お願いいたします。
↓をクリックいただくだけで結構です。
https://philosophy.blogmura.com/rinri/にほんブログ村 倫理・道徳
|





