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そうだ、おまえの「勝ち」だ・・・(笑)
久しぶりに、心の底から、笑ってしまったのだから。
そして、
思わず「本音」を語ってしまったのだった。
やはり、オレは、「そっち側」の人間だったのだ。
どうあがいたって、“やるせなさ”だけじゃ、太刀打ちできないだろ?
・・・「こちら側」には、“リズム”がなかった。
思わず小躍りしてしまうような、“空白”がなかった。
あらゆる場所が、小生意気そうな眼光を目もとに湛え、
わずかに笑みを口元に浮かべた、
無口な小道具達で埋めつくされていた。
ただただ、「主」の到来を、静かに待っているのだった。
なんということだろう!
視覚イメージの持つ説得力にひれ伏し、チープな語呂あわせをよしとする、
近くにありはしても、
頭蓋の中での営みだと分かってはいても、
いつも遠くに感じてしまう、
あの月並みな“風景たち”となんら変わりはなかったのだ!
・・・今から思えば。
きらびやかさがない? そんな話じゃない。
あえて喩えれば、無限後退の“罠”だ。
・・・ところで、
日常の“時”は、漣一つもたてず、穏やかに過ぎている。
本当に“よい”のか?
いつもいつも、こんなに、楽しく過ごしてしまって、
本当に“よい”のだろうか?
そういえば、
最近は、罪悪感に取り付かれた求道者たちの姿、
めったに見かけなくなってしまった。
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