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マクロ写真入門

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被写界深度

今日の話はやや難しいです。しかし、入門レベルをマスターするには必要な知識です。頑張って理解してくださいね。


デジタル一眼レフカメラ(デジ一)が、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)より扱いが難しいと思われているのはピントを合わせが関係していると思います。たいていの人が、初めてデジ一で写真を撮ると、ぼけぼけの写真になります。これの一番の原因はデジ一のレンズの直径が大きいからです。



例えば、デジ一の逆の立場にあるピンホールカメラです。ピンホールカメラは下図のような、レンズの代わりに針であけた小さな穴を持つカメラです。距離合わせ(フォーカシング)は必要なくピントはどこでも合います。ピンホールからフィルムまでの距離が短ければ被写体が小さく、長ければ大きく写ります。
イメージ 1


基本的に、カメラはレンズが小さいほどピントが合わせやすいです。ですから、レンズの小さいコンデジは失敗が少ないよく写るカメラなんです。一方、コンデジに比べレンズの大きいデジ一はしっかり距離を合わせなければなりません。
下の図を見てください。ピントの合う位置はレンズから決まった位置にあり、そのピントの合う位置を撮像素子に合わせるために、レンズを前後に動かします、それがピント合わせです。

イメージ 3



ということは、絞りを絞ってレンズを小さくして使えば、ピントの合う距離に幅(奥行き)が出てきますが、絞りを開けてレンズを大きく使うとピントの合う距離は極狭い範囲になります。それらのピントの合う幅のことを被写界深度といい、深いとか浅いといってそれを表します。

レンズには被写界深度を示す目盛りが付いています。それが目安になります。下の写真を見てくださいば、ピントが1.8mのところに合っています。絞りを8にすると、1.5〜2.2mの間がピントが合い、絞りを16にすると、1.3〜2.7mの間がきちんと写ることを示しています。
イメージ 2


それを撮影中に確認することもできます。レンズの近くにある絞り込みボタン(プレビューボタンともいい、カメラによって場所が違います)を押すと覗いている像が暗くなり、ピントの合う深さがわかります。


被写界深度は、絞りを絞るほど、カメラから被写体までの距離が遠いほど深くなります。つまりピントの合う距離の幅が長くなります。また、ピントを合わせた手前は浅く、後ろは深くなります。


ということは接写撮影は、できるだけ絞りを9とか11になるように工夫します。それ以上の絞りは必要ありません。そのためにシャッタースピードを決め、またはISO感度を調整します。


また、被写体の後ろの背景は間違いなくボケます。このボケをどのように処理するかも考えなくてはいけません。被写体を浮き上がらせるために、暗くしたり、違う色の花を持ってきて、色のコントラストを付けたり、絞りの丸い光を付けたり…、そんなことをいろいろ試すとカメラが面白くなってきますよ。


レフ板を作りましょう。

レフ板は反射板、またはリフレクターとも言い、光を反射させる鏡の役割をします。

私は、1リットルの牛乳パックで作ってあります。
洗ったパックののりしろのところを開き、上と下の部分を切り落とします。
内側に両面テープで、アルミホイルを貼り付けます。
4枚折りにしておくと、持って歩くのに邪魔になりません。
別に、台所用のアルミ製レンジガードの様なものや市販のものでも白い厚紙でも構いません。

使い方です。

1) 陰を消すとき
対象物が明るすぎて、陰がはっきりでるとき、お日様とは違う方向から、レフ板を使って光を当て、陰を消します。ただし、全く後ろから当てると、明暗のないのっぺりした写真になりますから、横から当てるようにするとよいです。

2) 対象物の光量が足りないとき
鏡の要領で、対象物に光を当ててあげます。


3) 対象物や対象物のバックを暗くするとき
対象物が明るすぎ、絞りを絞りすぎると、コントラストの強い写真になります。ですから、対象物に当たる陽の光をレフ板で遮ってあげます。または、対象物を浮き上がらせるために、バックを暗くしたいときは背景に当たる部分を陰にしてあげます。

4) 風が強いとき
対象物に風が当たらないように風上から遮ってあげます。 

こんな簡単な物でも結構役立ちます。

※百均の車の窓に立てる遮光板、銀色のアルミでできたやつです。それを使っている人がいました。膝をつくのに使ったり、疲れたら敷物にも使える便利グッズです。

シャッターを切る


シャッターを切るときの注意を。

撮影条件が悪いと、遅いシャッタースピードで切らなければなりません。
いくら三脚に載せているからと言って、無造作に切るとぶれてしまいます。
シャッターボタンを押したときにカメラが上下に動くからです。
ですから、できればレリーズを使いましょう。
カメラによってモデルが違います。3000円くらいだと思います。

リモコンという手もありますが、リモコンはカメラの前でリモコンを操作しなければならないのでやや不便です。
それらがないときは2秒タイマーを使います。通常のタイマーは10秒くらいで作動しますが、シャッターボタンを押してから2秒後にシャッターが切れるモードが、カメラの設定にあるはずです。これでカメラぶれが解消できます。この2秒タイマーはいろいろ応用がききます。コンデジで夜景写真を撮るときには使えるテクニックです。

シャッタースピードが速いときは、ゆっくりボタンを押せばOKです。

また、一般的な話ですが、三脚を使わないでデジ一や一眼レフを構えるときは、左手でカメラの底とレンズをささえ、右手でカメラのグリップを持ちます。また、右目でファインダーを覗きながら、カメラの一部をおでこまたは鼻に押しつけます。そして、人差し指の腹でシャッターボタンをゆっくり押します。

露出補正をする


カメラの最短撮影距離を考えて、三脚を立てましょう。
マクロレンズでしたら、ずいぶん近くまで寄れます。
標準のズームでしたら、レンズによって違いますが、1mくらいです。

三脚を立てる場所はよく考えてくださいね。
周りの植物や、他の見学者の邪魔になってはいけません。
一応私はローインパクトを心がけています。
人が生きるには環境に負荷をかけています。
それでもできるだけそれを少なくしようという考え方です。
特に貴重な高山植物などの場合は、それらを傷つけないようにしましょう。
元に戻るのに何年もかかります。
という私も土手や畑では雑草を踏みつけていますが…。

対象物のピントをマニュアルで合わせましょう。
花は立体的で、ピントの合う場所はレンズからの距離の一定のところのごく一部です。
手前から後ろまですべてがきれいに写るわけではありません。
花弁の模様を見せたいですか、それともきれいな色のしべ?、花弁の上の昆虫?、ファインダーを見て、きっちりと決めましょう。
場合によってはライブビューで、ディスプレーに写る被写体を拡大しながら合わせても構いません。
ただし、バッテリーが早くなくなります。

また、ピントは手前に合わせると、その後ろも意外と合いますが、後ろに合わせると手前は絶対ボケボケです。

そこで、シャッタースピードと絞りを決めます。
絞りは、F=9〜11になるようにシャッタースピードを決めてください。無風ならば、(1/レンズの焦点距離)以下になるようにしてください。私のレンズは90mmですから、1/90秒以下です。風が強いともっと短くします。

もし、この条件にならなければISOを上げます。
絞りがこれ以上であれば、ISOを下げます。
絞りは11より大きくすると、回折現象が起こり、逆にピントが甘くなります。
 ※回折現象…光が細いところを通るとき、曲がる現象です。


これでシャッターを切ってみましょう。
撮った写真をディスプレーで確認します。
花が、思ったより明るく写りすぎていませんか。
おしべめしべが花弁と同じ色で、わかりづらくなっていませんか。

その時は、露出補正をします。-0.7、-1.0と値を変え、取り直しましょう。
どうですか、花が自然に写っていますか。

逆に、花を逆行で撮っているときは、花が暗く写ります。
その時は、露出補正を+にします。

カメラの設定


撮影に出かける前に、カメラの設定を済ませておきましょう。
カメラのマニュアルを出してください。

先ず、撮影モードはS(シャッタースピード優先)モードまたはA(絞り優先)モードが良いと思います。
別にオートモードや接写(クローズアップ、デジタルマクロ…)モードでもかまわないのですが、自分の意向の伝わらないカメラ任せの写真になります。
是非、Sモードか、Aモードでチャレンジしてみてください。

ISO感度は400が使いやすいと思います。暗いところや強風など条件が悪いときはもっとあげてもかまいませんが、カメラによってはノイズがひどくなるようです。設定が分からないときは、マニュアルとにらめっこしてください。

露出補正は-0.3くらいにしてください。実際の撮影では、-2.0くらいまで下げることもあります。常時-0.3がお勧めです。[+/-]の記号が書かれたボタンを押しながらダイヤルを回すと数字が変わります。ただし、モードがP、S、A、Mのときだけしか変更できないカメラが多いと思います。

測光モードは中央部重点測光またはスポット測光、ファインダーの中か、ディスプレーに[・]または[ ]の印が表示されます。中央部の明るさで写真を撮るのが良いと思います。


そして、絶対にやっておかなければならないのは視度調整です。
ファインダーを覗き、ピントを合わせたら、さらに像がしっかり見えるように、ファインダーの横の+←→-のボタンをまわし、調整してください。もしそれでも、よく見えないようであれば、視度調整レンズを買い、ファインダーに差し込んでください。カメラ屋に行けば相談にのってくれます。

さあ、撮影に出かけましょう。

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