ゲーム・フィッシュ

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この本をデイ・パックから取り出し、時間があるときは外出先でも少しずつ読んでいる。

経済専門の月刊誌「フォーブズ」。2003年夏からの連載を一冊にまとめたもの。
著者は同月刊誌のスタッフ・ライター。よくこんな記事の企画が通ったものだ。

***

22ポンド4オンス=10.092422キログラム。オオクチバス(ブラック・バス、淡水魚)
の世界記録として、IGFA(インターナショナル・ゲームフィッシング・アソシエイション)
が認定。1932年6月2日、ジョージア州のジョージ・ワシントン・ペリーが釣りあげた。

第一章:ロサンゼルス警察の白バイ警官ボブ・クルピ。世界で2匹目の22ポンド超を釣った。

第二章:サンディエゴ郊外に住み、建設会社に勤めるマイク・ロング。

第三章:サンディエゴ近郊のカールスバッドに住み、カジノに勤めるジェッド・ディッカーソン。

第四章:なぜバス釣りがアメリカで盛んになったか?非常に興味深い考察。

第五章:ジョ−ジア州オーガスタに住むビル・バーブはジョージ・ワシントン・ペリーと面識があり、
       彼の詳細な記録を保持している。ペリー本人や家族のその後が語られる。

***

第六章以降も楽しみな全9章、368ページ。B6版。

↑1:スキャン画像:モンテ・バーク(著)、伊藤宗道(訳)、神谷利男デザイン(カヴァ装丁)、
             「ザ・ギャンブルフィッシング」つり人社、2009年。

マーリン・フラグ

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ゲーム・フィッシング、特にトーナメントなどで、釣り上げた魚種ごとにアウトリガー
に掲げるもの。釣りキチ三平のブルーマーリン編にも詳しい説明があった。

以下、アメリカのC&H Luresのサイトから、他メーカでもセット販売しているものを紹介する:

イメージ 2 白地に青のブルー・マーリン(クロカジキ)

イメージ 3 青地に白のホワイト・マーリン(ニシマカジキ)
                      >日本近海にはいない

イメージ 4 白地に青のセイルフィッシュ(バショウカジキ)

イメージ 5 白地に青のブルーフィン・ツナ(クロマグロ)

イメージ 6 黄地に緑のドルフィン(シイラ)

イメージ 7 赤地に白のワフー(カマスサワラ)

イメージ 8 白地にビール・ジョッキ(笑)

Hawaii Fishing Adventures and Chartersの写真集ページ4より。4種の旗を掲げて帰港するところ

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以下は、カロライナ・クラシック(アメリカのボート・ビルダー)の最新カタログから、
抜粋・翻訳したもの:

IGFAによると、グランド・スラムとは、次の7魚種のうち3種を1日のうちに釣りあげることと定義されている:ブルー・マーリン、ブラック・マーリン、ストライプド・マーリン、ホワイト・マーリン、セイルフィッシュ、スウォードフィッシュ、そしてスペアフィッシュ。 しかし、伝統的なグランド・スラムは、誰もが追い求めるブルー・マーリン、ホワイト・マーリン、そしてセンセーショナルなセイルフィッシュを釣ることだ。

BLUE MARLIN      クロカジキ            
BLACK MARLIN      シロカジキ          
STRIPED MARLIN     マカジキ                   
WHITE MARLIN      ニシマカジキ    >日本近海にはいない
SAILFISH        バショウカジキ     
SWORDFISH       メカジキ
SPEARFISH       フウライカジキ   >ひとつ下の37キロ(80ポンド)クラス

カジキ類のなかでも、それほど大きくない部類のバショウカジキが、
何故センセーショナルなのかというと、第一にそのスピード、
それに実際にランディングまでいくのが難しいからだ。

ボクの住んでいる地域では、バショウカジキをバレンという。

アジの一本釣りをしているときに、50メートルほど離れているところを、
まるでイルカのようにジャンプしながら泳いでいるバショウカジキを見たことがあるが、
びっくりした。

とてつもなく大きい。そのときは、目がズームした。

この目のズーム、気のせいではなく、本当のこと。 ボクの目は異常なんだろうか?

バショウカジキのときが2回目で、1回目は、北海道の阿寒川でニジマスを釣っていたとき。

物音に気付いたボクが、ヒグマかと思って音のほうを見ると、
それまで水を飲んでいたらしいエゾジカ6・7頭が、振り向いたボクにびっくりして、
斜面を駆け上がっていった。 

200メートルほど離れていたんだけど。 このときが、初めての目のズーム。

ひょっとしたら、ズームではなく、危機に遭遇すると、視野が狭くなって、
対象物だけしか見えなくなるのかもしれない。

理路整然と説明できる方、ご一報を・・・。

↑魚と釣りの素材「海の素材集」http://www.otomiya.com/sozai/index.htmlよりカジキ

シャーク

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スギやシイラなどを説明している12章:普通ではない(アンユージャル・)
ゲーム・フィッシュに続くのが、この最終章。

13章:サメ類(Sharks):

日本近海に生息するなかで、最大ライン・クラス60キロ(130ポンド)のものに限定した。


アオザメ     MAKO SHARK   アオザメ属
イタチザメ    TIGER-SHARK  イタチザメ属
オナガザメ類   THRESHERs   オナガザメ属   ハチワレ、マオナガなど
シュモクザメ類  HAMMERHEADs  シュモクザメ属  アカシュモクザメ、シロシュモクザメなど
ホホジロザメ   WHITE SHARK  ホホジロザメ属
ヨシキリザメ   BLUE SHARK   ヨシキリザメ属

『釣りキチ三平』のブルーマーリン編では、『バングスティング(別名シャーク・ガン)』を使い、
毛嫌いされていたサメ類だが、この本では2段組で7ページにわたって詳しく説明してある。

映画「JAWS」以来、勧善懲悪(あくまでもアメリカ流の)、ならず者をやっつけるのが好きな
アメリカ人にとっては、いいゲーム・フィッシュのはず。

この本でも、満面の笑みを浮かべ、計量のロープを下から引っ張ってみせるオジサンの写真が
あるぐらいだ。

もちろん、サメに善悪はない。

水槽で泳ぐカラフルな熱帯魚と同じで、ただ、生き長らえようとする1個の生命である。 

ただ、IGFAでは記録対象魚になっているのに、JGFAではそうなっていない。

JGFAに電話で問合せようとしたが、昨日は日曜日でダメだった。今日もお盆休みか〜。

まあ、常識的に考えれば、『バングスティング』などが、日本で合法化されないかぎり、
取り込みが非常に危険であることは確かだ。

IGFAでは認可されていないが、一部海外のシャーク・トーナメントでは、フライ・ギャフに比べると、
より安全で簡単ということで、ハープーン・ダート(harpoon dart)なるものを使用。

これは、シャフトの先が鉤爪ではなく、矢尻になっている(写真下)。

海水浴客の安全とか、漁獲量を減らさないために、漁師がサメ退治をするくらいだったら、
IGFA がハープーン・ダートを認可しなくとも、JGFAさえサメを記録対象魚にすれば、
遊漁客がぐっと増えると思うが。 どうだろうか?

日本人だって、勧善懲悪は好きだから。じゃなかったら、『水戸黄門』が長寿番組になるはずがない。

この件に関しては、JGFAに問合せ後、追記することにする。

↑サメの素材「Sharks Aquarium」http://www12.plala.or.jp/megashark/sozaimain.htmより
アカシュモクザメ

PS(8/14):

JGFAの回答は、簡単なもので、サメ類は、日本では人気がないから、というものでした。

でも、『サメ類は、オールタックル部門としての記録認定は行なう』と言っていました。

結局、危険だから云々の問題ではなかったわけです。

以下は「JGFA YEARBOOK 2006」95ページからの引用:
現時点でJGFA日本記録の[ラインクラス部門]の対象となっていない魚種についても、
それらの魚種の記録申請を受け付け、1魚種あたりの申請人数が部門(船釣り、磯釣り、
淡水、フライフィッシング)ごとに延べ人数ではなく、別々の個人として10人を越えた
時点でラインクラス部門の日本記録対象魚として考慮されるシステム。
補足<当面は現行ルールに従うものとするが、JGFA日本記録・ラインクラス部門対象魚
の決定は、ルール委員会で最終検討する。>(1996年11月5日)
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8章:砂浜の魚、9章:パシフィック・サーモンに続いて、
10章:大西洋とメキシコ湾の底物、11章:太平洋岸の底物になる。 

これら2章をひとまとめにする。 

また、本では根魚もいっしょに説明しているので、日本記録の対象魚も付加えて列挙する。
あくまでも、最大ライン・クラス60キロ(130ポンド)のものに限定してある。

10-11章:底物(Bottom fishes):
   
イシナギ*       GIANT SEABASS          イシナギ属
オヒョウ        PACIFIC HALIBUT         オヒョウ属   
バラムツ*       OILFISH             バラムツ属    

10-11章:根魚(Rockfishes):岸(磯)釣りのみが日本記録の対象となっている。

イシガキダイ      SPOTTED PARROTFISH        イシダイ属
クエ          LONGTOOTH GROUPER マハタ属      
コクハンアラ      BLACKSADDLED CORALGROUPER    スジアラ属      
バラフエダイ*     TWOSPOT RED SNAPPER       フエダイ属

*付きの魚には問題があるので、食べないほうがいい。
バラムツにいたっては販売が禁止されているはずだ。

じゃ何故釣るかって? 
食味ではなく、釣味(ちょうみ、「釣り味:つりあじ」ともいう)がいいから。

「引きがいい」、「抜群のファイト」、「駆け引きがたまらない」、
「上げるのに30分かかった」、「シビれた」、「まだ手が震えている」等々、
いろいろな言いかたがあるけど、それがスポーツフィッシング。 

つまり、ハンティングと同じだから、獲物である対象魚はゲーム・フィッシュと呼ばれる。 

スポーツだからルールがある。 

スポーツだからチームワークが必要なときもある。
ここでのチームワークとは、トローリングなどでの船頭との共同作業という意味で、
魚は本人が一人で釣らなければならない。

釣味がいいだけの魚を釣っているかぎりは何事もないが、
食味までいい魚になると、途端に漁業者と遊漁者のあいだが険悪になる。

食味がいい大型魚は、当然、浜値(はまね:漁師が漁協などに販売する価格)がいいわけだから。

↑魚と釣りの素材「海の素材集」http://www.otomiya.com/sozai/index.htmlよりイシガキダイとクエ

PS:一応、オヒョウも記録対象になっているが、日本ではそれほど大きいものは釣れない。
JGFAのイアーブックに載っている世界記録は、アラスカ半島先端からすぐの
ウナラスカ島ダッチ・ハーバー沖のもので、208.20Kg、ここまでいけばドア・サイズ。

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