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人から勧められ、
読んだらとても面白かった。 読む前の作者のイメージは、 人の心情や表情の動きにとても敏感で、 一度不快に感じたならば、 それを潔く嫌ったり蔑んだり、 当人を困惑させるほど図星を突いたりしてくる人、 だった。 それは自分に対しても他人に対しても。 ブログとかも何も読んだことなかったけど、なんと無くそんなイメージを持ってた。 だから、私みたいな人間のことも「こうゆう女いるじゃん、許せないんだよね。」 とか描かれてそうで、 読み始めるのにちょっと勇気がいった。 でも、そうではなかった。 私が感じた彼は、 その人が気付きもしてない心理の奥まで感じ取って追体験してしまい、それにとても真面目に優しく向き合ってる人。 この本に書かれた彼の人生を通して、 恥ずかしながら私も自分の人生を振り返ったけど、 ものを見る眼差しが歪んでいるのか、どうしても大袈裟に美化されて嘘くさくなる。 結構色んな経験してきたし、 挫折も逃避も絶頂も裏切りも後悔も至福も、 数えられないくらい味わったけど、 人に話すようなことは皆無だ。 私の中を通った経験はどれも美しくないし、正直でもないし、確かでもない。 主体的に動くのが本当に苦手で、 あなたのやりたいことは?っていう問いが怖くて仕方がない。 だから自分では何も決められない人間として、せめて普通の「生活」をしようと思って、夜寝て朝起きて、三食の食事をしてきた。 そのまま気がつけば結婚して子供が生まれた。 それでいいと思ってる。 窒息しそうなストレスなどは無いし、日々は勝手に充実していく。 でも、たまにこういう本に出会ったり、まあ映画とか音楽でもいいんだけど、 そういうときに凄く能動的に語りたい事が出てくる。 幸せな生活に埋もれてた、じめっとした私の物語の断片が蠢く。 |

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