momi note

変化する環境に臆病になってはいけない。

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お花の先生から借りた本。

「先生は男性だけど、この本を読んだのかぁ…」と想像すると、
次に顔を合わすのが何とも恥ずかしい。

そう、この本、とっても官能的。


人は一人で済ませられる孤独の限界に、どんな本能を示すのか。

そういう時に出会った誰かと重なり合って、孤独が吹き飛ぶ可能性なんて、ゼロに近くて…



女は常に何かに飢えていて。

で、欲しいものが何か自分で分からなくなると、
泣いたり怒ったり甘えたり美しくなったり。




わたしも欲しい物だらけ。

今夜わたしが安心して眠れる言葉を、早く言ってよ。
 
 
 
 
 

 
 
 
買ってからほとんど手を出していなかった、
稲垣足穂の『一千一秒物語』を読み始めました。


一つの物語が100文字くらいのもありますが、
ひとつひとつのお話ごとに絵が描けるくらい、
温度や質感や陰影や湿度を、つい想定して、その世界に入り込んでしまいます。
そのまま夢の中へ墜ちていってしまうこともしばしば。

文字を読んでいる時間より、想像して余韻に浸る時間の方がずっと長いです。
説明が非常に少ないからなのか、なんなのか。



小学生の時の図工で、
物語を一つ読んで、その絵をイメージして描くという授業がありました。

『一千一秒物語』のどのお話でもいいから、
小学生の時に出会ってたかったなぁと思います。
面白い絵を描いただろうなぁ、と。
 
 
 
 
 

檸檬/梶井基次郎

 
 
 
   ―――つまりはこの重さなんだな。―――

   その重さこそ常づね私が尋ねあぐんでいたもので、

   疑いもなくこの重さは総ての善いもの総ての美しいものを重量に換算してきた重さであるとか、

   思いあがった諧謔心からそんな馬鹿げたことを考えて見たり―――

   何がさて私は幸福だったのだ。


                       (梶井基次郎『檸檬』より)




高校2年生まで大の読書嫌いだったわたしですが、
現代文の授業で『檸檬』っを扱ってやっと興味を持ちました。

かっこいいーって。

この間古本屋で見つけて、今読んでいます。
『泥濘』もいいです。
 
 
 
 

球形の季節/恩田陸

  

 
久しぶりに読み返しました。

恩田陸さんの作品はツボです。
そこまで描かなくてもいいよっていうのがないんで、
気持ちよく想像させてくれるんですよね。


わたしは文章を読むのが非常に遅いです。
頭の中にその情景がはっきり浮かんでくるまで、同じセンテンスを繰り返し読みます。
大袈裟ですが一字一句見逃すものか、っていう気持ちで臨んでいるかもしれません。

なので、逆に説明されすぎている文章を読むと、興醒めしてしまうんですね。
読む意味あるのか?って思えてきちゃって、ひどいときは途中でやめます。
たぶん想像を楽しむことを一番重要視しているんでしょうね。



まぁ、前置きが長くなりましたが、恩田陸さんの小説は好きなんです。

この作品は読み返し回数が少ないんですけど、記憶していた印象より面白かったです。


大まかな内容は、
四つの高校が居並ぶ東北のとある田舎町で、奇妙な噂が広がっていきます。
そしてその噂の日付け通りに、一人の女子生徒が姿を消します。
同時に女子の間で金平糖のおまじないが流行り、さらに新たな噂がどこからか沸き上がっていきます。


ちっとも科学的ではないです。
だから面白いです。
犯人は誰で、仕組みや動機は何なのか、そういうことはどうでもいいんですよね。
こういう世界があるのかもしれない、って想像の中ですごくリアルに感じてくるのが楽しいんです。



ちょっと印象に残った文章を。


  あたしたちは管理された毎日に飽き飽きしている。
  はるか彼方まで、おそらく死の瞬間まで引かれたレールが、
  教科書の行間に、テレビのニュース画面に、朝履く靴の中に見えているのだ。
  しかし、それ以上に、あたしたちは自由を恐れている。
  いや、この言い方は正しくない。
  自由に伴う責任と決断を恐れている。
  自由にしてやったんだから、さあ決めてみろ。
  やりたいことがいっぱいあるんだろ?
  勉強なんか大嫌いなんだろう?
  じゃあとっとと始めたらどうだい、自分の人生とやらを。
  何を犠牲にして、何をして食べていくのか、どういう人間になりたいのか、
  右を歩くか左を歩くか。
  さあさあ、早く決めたらどうなんだい?
  何かを決められる人というのは、よほど恵まれている人かよほど選択肢がないかのどちらかだ。
  けれど、世の中はそのどちらでもない人が圧倒的多数を占めている。


主人公の高校生の言葉です。
最後の二文が、ズーンと響きますね。はぁ。





あぁ、なんか作品についてちょっと語りすぎました。
もうやめます。
 
 
 

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装丁に魅かれて手にとってみたら、なんと東京環境会議のレポートでした。

 東京環境会議↓↓
http://creators.apbank-ecoreso.jp/

ちょっと補足します。
「東京環境会議」は昨年の3/16〜18に開催されたクラブイベントです。
"ap bank fes"とは全く違う方向からエコや環境を扱ったイベントで、ライブ、DJ 、映像、アート、
様々なジャンルのクリエーターが参加しました。




いい本に巡り会えました。
そうそうたるメンバーのインタビューや対談はとても興味深いです。
別に「エコ」の下に集まった人たちじゃない。
「エコ」を語ることによって入口が狭くなることって、たぶん起きていると思うんですけど、
それを全然感じません。


「エコ」「CO2」「温暖化」「リサイクル」とかっていう言葉がありきの「環境問題」みたいに
なっているのが気持ち悪いし、嘘くさいし、もうずいぶん前から意識的にそういう言葉を避けて
考えるようにしていました。
でも、じゃあどんなアプローチができるか、って考えても
なかなかわたしの日常と地続きの言葉は出てこなくて。
言葉だけが宙に浮くんですよね。どっかで誰かが言ってた、実感を伴っていない言葉が。


だから小林さんの「環境と欲望」という考え方は、
「環境問題」に対してちょっと懐疑的になりかけていたわたしに、新しいきっかけをくれました。
あ、また環境を身近に感じることができた、って。


環境問題に対する自分の考えや行為の説得力のなさに無力感を感じ、若干放り投げていたのですが、
ものすごくシンプルなこととして、整理できるヒントをもらいました。


まぁ言葉ではなく、例えば地元の農家の人から旬の野菜を直接買って、ちょっとしたコミュニケーションをとるだけで、一気に「自分と環境」を身近に感じることができるんですけどね。
でも石頭のわたしは、言葉にして整理しておきたいんです。


ぜひ、読んでみてほしいです。
 
ちなみに装丁は丹下紘希さんです。
 
 
 

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