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史上最悪の戦争事故 米海軍潜水艦編
サブタイトルは(T)の因縁である。
戦争事故は多々ある。例えば編隊飛行で爆撃し、下を飛んでいた友軍爆撃機の翼に当たり撃墜! だが今回選んだのは潜水艦事故である。
太平洋戦争で日本が失った艦艇数は658隻(221万3932トン)
商船数は2568隻(843万3289トン)
商船は米海軍潜水艦による撃沈が大きいが、実は米海軍潜水艦も多数対日戦で失っている。その数、事故、座礁後爆破、行方不明合わせて実に54隻、(敷設機雷も含める) 行方不明も日本海軍によって撃沈された可能性が大きいが、決定的な証拠がない!
この54隻の中で(T)の頭文字が付く潜水艦は5隻。
日本語で書く タング、タリビー、トライトン、 トラウト、 トリガー がそれである。
Triton SS-201) (トライトン) 第24号駆潜艇の爆雷攻撃
Trout SS-202 )(トラウト)駆逐艦朝霜の爆雷攻撃
Trigger SS-237)(トリガー)海防艦及び特設駆潜艇の爆雷攻撃
いずれも撃沈
残るタングとタリビーはまったく同じ事故よるもの。しかも同じ
Tの頭文字である。この事故はTの頭文字以外にはない!
ここでは(USS Tang, SS-306)(タング)に絞り説明する。
まずはタングの画像を
戦歴はすごいもので、24隻の日本軍艦艇を撃沈し、その総トン数は93,824トン、一艦一艦長が打ち立てた記録としては最高記録である。
1944年1月22日〜第1の哨戒 トラック方面
福山丸 山霜丸 その他多数撃沈
3月16日〜第2の哨戒 パラオ・トラック方面
友軍パイロットなど22名を救助、その他
6月8日〜第3の哨戒 東シナ海・黄海方面
日錦丸 第二大運丸 その他多数撃沈
7月31日〜第4の哨戒 日本近海
第二南薩丸 石炭運搬船筑紫丸 その他多数撃沈
そして運命の台湾海峡の 哨戒任務となる。
この最後の戦いでもタングは相当数の日本の商船、およびタンカーを撃沈!24本積みこんだ魚雷も残りわづか2本、これを発射すれば帰還するしかない。 すでに商船を撃沈し、また日本郵船の応急タンカー松本丸に魚雷が1本命中して航行不能になっていた。
タングはこの松本丸に狙いを定め23本目の魚雷を900ヤードの地点から発射! すぐさま24本目、最後の魚雷を装てん! これを発射!
ところがこの最後の魚雷は舵に異常をきたしており、浮上し左に曲がって旋回し始めた。犬が自分の尻尾を噛むごとく魚雷が後部魚雷室に命中!自らが発射した魚雷が命中したタングは艦尾から沈没!
生存者わずか9名
もう一隻の(T)タリビーも同じ事故で自ら撃沈している。
(T) 考えてみれば尻尾のことを英語では(Tail)やはりTの頭文字
タングの24本目、最後の魚雷
広東語で24の数字は「易死(死にやすい)」と同じ音なので不吉な数字とされている。
タング、意味は(ニザダイ)に由来するが、このニザダイ、調べると(尾柄にある鋭い骨質板のため取扱いに注意が必要)とある。
78名の戦死者に対し心より哀悼の意を捧げます。
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2012年05月31日
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