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函館西部地区の街並み NO,34(蔵)青柳町地区
函館西部地区には数多くの蔵が残っており、その用途もさまざまである。店舗に再利用された蔵も多く存在する。同じ西部地区にあっても、この青柳地区の蔵は出窓を要した蔵造りが多い。
画像の蔵もその一つであるが、基礎部分がしっかりしていて傾きはない。 また、蔦が這った痕跡があるが途中で切ってあるので蔦の弦が枯れている。 煉瓦造りの蔵と比べれば確かに蔦の存在は邪魔かも知れない。 それゆえ、管理もしっかりしていると思います。
同蔵窓部 観音開きの扉の保存状態は良好であり、実に丁寧に管理されていたかが分かる。
弁天地区などに残る蔵の多くはこれより時代が古く、どうしても扉部分の破損が目立つ。
然るに、この蔵の扉は二重構造と言うこともあり、実に保存状態が良い。
次の蔵もまた蔵造りであるが、やはり扉の保存状態が実にいい。特徴はなんと言っても全面にある
波型の浮き彫り模様であろう。こちらも先ほどの蔵と同様に蔦は排除している。
もっともそのほうが良いと思うが。
次も同じく蔵造り。同じく出窓を要し、壁は白壁。側面にはしっかりと蔵釘が残されている。
この蔵釘も函館西部地区に多い「角折釘」と思われる。
また、蔵に限らず青柳地区にも煉瓦壁や袖壁が残っている。 たとえ一部となっても取り壊さず
現役の壁や塀とし活用するは、歴史を重んじる家主の心意気とも思える。
それがまた、地域の景観として見事のまでに生かされている。
画像の煉瓦壁もその一つであるが、なんら違和感もなく、西部地区の景観に見事に溶け込んでいる。
函館もすっかり秋となり、建物に這う蔦も色付き始めるころです。 この蔦の紅葉も良いのですが
次期がまだ早いですね。 変わりにこんなのを載せてみます。 (落葉キノコ)
撮影場所「函館山」
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